ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2720】 中華料理 大勝軒 (東京・三越前) A定食/ラーメン+半チャーハン

<ここも創業100年近くの老舗大勝軒!とくれば人形町系!>


 所詮私はそういう男。・・・・外回り好き。最近はWEB会議なるものも普及してきたり、会社のよってはボイス会議当たり前ってな感じで、ちょっとビックリすることもあります。わりと規模的にこじんまりしている会社の方が普及は早そうですが、会議や打ち合わせがどこでも出来るとなると、外回りも格段に減って楽になります。その反面、外回りに付随する楽しみが無くなってしまうのですが。しかも春の外回りは、気分的にも散歩な感覚だし、無くなるのは惜しいね。そんな外出機会を日本橋界隈で得まして、当然のようにまた大勝軒を探します。今回は、「三越前駅」近くにある「中華料理 大勝軒」さん。・・・この中華料理という枕詞からするに、人形町大勝軒のお店です。








 まず店構えがゲキ渋!ノスタルジー感満載!周囲は近代的なオフィスビルが立ち並ぶ中で、そこだけ時計が止まったような置き去り感が泣ける。扉はステンレスだが、中は古臭さは少ないけれどそれなりの重みと馴染みを感じます。いかにも家族経営って感じで、客層もなかなか年齢層が高い(私が一番若いというのは珍しい光景)。何を食おうか・・・迷ったらワンタンメンにするつもりでしたが、+50円で「A定食:ラーメン+半チャーハン」に手が届くとあってそれを頂くことに。大体、このメニューを頼む人が多し。


   









汁:「実に定番なる鶏ガラあっさり醤油!加えて薬味のネギのムードが的確に染みる!」


 うーん、なんとも定番なる「ラーメン半チャー」なるお姿。チャーハンの盛りの山頂には、錦糸卵の座布団敷いたグリーンピース。そしてラーメンは、気取ら無すぎるほどに大衆的な麺顔。これって昔ながらなんでしょうねー、100年前のままだったりして。だから味わいも大体予想がつくほどに、定番な味わい。










 もう人形町系ばかり食っていると、「あっさり鶏ガラスープの醤油」としか他に表現がない。ここも典型的な味わいで、化粧が少ない分質実な味わい。鶏ガラって動物系を感じさせないほどにあっさりとしていて、クセがない。その分醤油の味わいが素直に反映されるのか、店によっては酸味の後味を引くことがある。こちらもちょっとそんな感じで、淡い醤油由来の酸味がいい感じ。







 意外と刻みネギの薬味がいい仕事と感じます。スープがシンプルだと、薬味もしっかり感じ取れるところが面白い。チャーハンの少し濃い味を洗い流すかのようにスープをすするが、そこにネギの風合いが滲んで、またチャーハンへと意欲を向けさせる。少し濃い味と少し淡い味を、交互に食べると止まらない・・・・。













麺:「街中華っぽいオーディナリーなストレート細麺!クツクツ感が小気味よく歯応えナイス!」


 個人的にハマってる人形町系の極細麺とは、すこし一線を隔するか。標準的な細麺の太さで、逆に特徴をつかみきれないのだけど、それだけ素直に食えます。少し芯を残すような茹で上げが印象的で、密度を感じるようなクツクツとした歯応え。これが好き! 奥歯で束になったのを噛むと横ずれしながらブチブチと潰れきれて、風合い感じて旨し。







 スープの持ち上げというより、吸い込みがいい感じで、芯がなくなったころに腰ツキのしなやかさと共に、炭水化物と汁の一体感がある旨みを感じます。これもどこでもありそうな馴染みある旨さなのだけど、この雰囲気で食うと100年の歴史かーなんて頭がよぎると、有難味もあったりして・・・。













具他:「パフッとしたレトロなロース肉!そして・・・・」


 チャーシューは意外に肉繊維がきめ細かくて、パフッとした歯応えとあっさりした肉味が印象的。軽くスポンジめいた歯ごたえがあって、スープがしっかりと滲んで旨しでした。もう一枚欲しいところだ・・・と思ったところで、扇状の何かが目に付く。蕪か何かの浅漬けか?と思いきや、ロースハムでした(笑)。ニヤリとしながら、麺をそれで巻い一口で食切りました。










 チャーハンは「少ししっとりしている系の定番の味わい」って感じかしら。ド定番の中華屋炒飯でして十分な旨さ。家庭でも出せるようで出せない味わい。醤油と少しばかりの清湯かラードが違うのか。最近はパラパラのチャーハンがモテるような気がしますが、少し微妙にしっとりとしています。それがどこか懐かしさを感じさせるのか、どうなのか。いずれにしても、半分サイズとは言え、ボリューム感は文句なし。







 総じまして、「ビジネス街のなんともノスタルジーな街中華!これも人形町系の良さだね!」という感覚でして、何故近くにあると通いたくなる居心地と味わい。このロケーションだと、お金を出せばそれなりに旨いものが食えそうだけど、そこにこういう店があるのはありがたいかも。次回は・・・・「ウマニそば」を食うつもり。これからぐっと季節が巡る感じだし、また暑くなるね。散歩気分で外出できるのも、そんなに長くないか。今回はそんなお気楽感覚で詠います!。



   外回り
   上着を肩に
   日本橋



   レトロな店で
   ノスタな昼飯


 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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