ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2354】 和風らーめん 凪 (埼玉・みずほ台) 凪らーめん・醤油

<青稲がまるで凪のように広がるねー>


 富士見市を南北に延びる254号線は好きな道です。ここをクルマで流すためだけに、埼玉を走るようになって、そして一気に埼玉ラーメンの世界に巻き込まれた感じ。今回も463号線を所沢からさいたま方向に走り、254号線に入ると1キロ程度走れば、あと数分。走り足りない気分で、到着してしまう。そんな「和風らーめん 凪」さんへ訪問です。








 このあたりは、田んぼがだだっ広く広がるから好き。関東平野の醍醐味といいますかねー。私の生活ベース「中央線界隈」は、自然も割と多いのですが、田んぼは本当に無くて、畑ばかりが多い。なのでこう言う風景は凄く新鮮に感じるんです。他府県ナンバーもちらほらとあって駐車場は私が入れると満杯。結構人気店のようで、行列に連結します。












【極々円やかなる醤油のカエシ感覚と甲殻魚介の甘み!夏バテでも飲み干せる優しさ!】

 カウンターよりもテーブル席がメインのようなお店。なかなか素朴な店舗内で、お若いご夫婦らしき男女が切り盛りされてます。なかなか明るくてハキハキとした応対が気に入りましたが、お揃いの黒いシャツには「瑞山」のロゴあり。嗚呼、朝霞の名店の関係者なんだと感じると、そこはかとなく味の期待のハードルが高まってしまいますな。







 今回は、何も考えず券売機の一番左上・・・いわゆる券売機のポールポジションになるメニュー「凪らーめん 醤油」をチョイス。これからも来ることになるかなと直感だったので、まずは基本的なメニューから。それにしては、恭しくお盆に載せられて供せられます。ところがこのお盆が少し反り返っててね・・・不安定だったりする(笑:気にするほどでない)。さてこの凪らーめん(醤油)、なかなか特徴ありそうでないような麺顔。そしてスープカラー。しかし実際に味わうと笑顔がこぼれそうになる。このスープが実に【優しい】【円やか】【芳しい】のであります。








 何が【優しい】のかと言うと、ベースの出汁です。鶏豚の丁寧な煮出しを感じますが、上澄みのような透明感を感じる印象。しかし実際には、半にごりで霞みがかっているスープ感。それでもキラキラと煌く鶏のエキスが溶け込んでおり、あっさりとしているのに旨味は芳醇といった感覚。夏バテでも胃潰瘍でも、これならスルスルと飲み干せてしまいそうな・・・そんな優しさハイレベルです。







 つぎに【円やか】ですが、鶏のベース出汁にも共通するところがあるのですが、醤油ダレの溶け具合が、実に円やかと感じさせます。塩気が抑えめでどちらかというと甘みを感じるようなエッジング。旨味と甘みの区別がつきにくいほどに、鶏エキスと醤油の味わいとが結びついて、円やかと感じさせるのか・・・。







 最後に【芳しい】。優しさや円やかさだけでは、何か伝えきれてないかも。加えるなら芳しさかと。例えば海老のエキスが少し入っていないかな? この旨味の結びつきのどこかには、甲殻類の出汁エキスが入っているようにも思える次第だがいかに。ともあれ、これならどんなに体調が悪くても、スルスルと飲み干せそうなイメージです。


   











【ハードな弾力と滑らかな滑りが印象的!とろろ昆布の貼り付きも楽しいスベリ!!】


 優しくてソフトなイメージのスープに反して、麺は少しハードな感じ。それでいて・・・やはり共通しているのは、全体として優しい感覚。艶やかな風貌からは、多加水のモチモチ感を連想させますが、実際は引き締まった感があります。潰しこみが強いと言うより、練り水の反応とか個性というやつか。角型で少しだけ太めなストレート麺で、かるーーーいウェーブとよわーーーーい捩れがあるような感じ。








 前歯の差し込み方は、淡くクツクツっとした感じ。なので切れ味が小気味良くて、汁を後半に吸い込んでからもあまり変化がなし。奥歯へと運びこんで全体をプレスすると、クチっとした潰れこみが割と明確に感じるようなイメージ。







 そしてスベリは言わずもがな滑らかそのものなのですが、トッピングされた「とろろ昆布」がスープに溶け出すと、それが麺にも貼りついて、どこかニュルリン!とした滑り心地も演出されます。







【王道の炙り豚バラロールチャーシュー!鶏肉のパフパフ肉!!味玉ハーフもデフォルト!】


 もう最近のラーメンは、二種チャーシューが当たり前になってきましたね。こちらは、王道の豚バラ肉のロールタイプで、醤油ダレの浸りもなかなか良く、タレと脂の混じり合いがとても甘くて香ばしい感じ。白飯あればいくらでもお代わりできそうなエキスに、どこか炙りを感じる香りも手伝うと云う感覚。そして一方、鶏肉は脂分を一切感じないような、パフパフとした肉でして、スープを染み込ませて食うとこれまたまた別の旨味を感じます。







 またデフォルトで、Mサイズの味玉ハーフも投入されていて、これまたどこかお得感があります。あとはマイクロサイズのメンマと海苔。飾りのカイワレがあるけど、薬味のネギはなしです。







 総じまして、「本当に海の凪を感じるような優しき一杯、そしてその店雰囲気!」という感覚でして、最近あらゆる活動にへばっている私には、うってつけの一杯でございました。こちら、全てが優しい味わいなのか・・・というと、担々麺やらカレー系やらもラインナップ豊富で、限定なども定期的にやられているとか! バリエーションが豊かなので、じっくりと色々なものを食べ重ねて行きたいと思います。それにしても行列が絶えない・・・・食い終わって出てきたら、また行列が増えていたりして。とにかく、週末のドライブラーメンとしては格別。ということで・・・なので詠います!



   風ゆるり
   灼熱地獄
   一休み



   青稲まぶし
   広がる凪哉


 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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虎春日和: 柴犬虎春の日常日記

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