ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2353】 麺処 にそう (東京・蓮沼) 濃縮煮干し醤油

<すでにニボラーが集結する注目度>


 蒲田付近でキャベツラーメンに舌鼓を打っていたら、またその近くで、ラヲタにとっての事件が勃発していたようです。池上線の蓮沼で、ニボニボーな事件があったようで。それが、「麺処 にそう」さんの開店。ツイッター情報では、淡麗な塩のお店かと思っていたんですが、ふたを開けると、極煮干しのお店。逆肩透かしなトピックです。知ったからには、無理して訪問してみましたよ、雨の中の外出途中でー。


   






 入店すると、あ!有名ブロガーさん発見。昨日ブログアップしたばかりやん!何と二日連続でご訪問ですね。麺友さんとすごく話が弾んでたご様子なので、名刺交換行わずー、断念。その後、続々と来店者あって、すぐ満席。みんなカメラやスマホをカウンターに置いて、撮る気満々ですね。だって、ご店主も「ドンドンと広めてくださいー」っておっしゃるから。そういうことなので、ご容赦を。さて、通常は普通の煮干そばを注文するところなんですが、その「普通」もかなり煮干で濁った醤油らしいと予習しました。どうせ濁った煮干パンチが得意な店なら「濃縮煮干し醤油」と今回は、させて頂きました。


   









【原価率が心配になるほどの煮干し投入量!ビター&ソルティたっぷりなニボニボ感!】


 若い店主が一人で切り盛り。存在感あるお客さんとのやり取りに、真摯に対応しながらも手が止まりません。生産ロットは2〜3ですか。一杯づつ麺顔を仕上げてから、丁寧に配膳されるのがとても印象的です。私の目の前の台に置かれ私が受け取るという動き。さてその麺顔ですが、これが、分かってはいたけど驚きの深緑です。スゲー・・・煮干が深すぎて醤油の色合いが消えているようなイメージ。それに周囲の泡立ちのすごさも、極煮干を感じますが、スープそのものに細かい泡が解けているような濁り感がたまりません。







 さて味わいはというと、これがすごくビターです。数種類の煮干を駆使していると思われ(それらの違いも分かるはずもなく)、しっかりとした腸の味わいが絞り出たような感じ。これをエグミとしか表現が思いつかないのですが、そのエグミが旨い。香ばしいというようなレベルでなく、魚の腸の旨さをしっかりと感じます。これは、確かに食べ手を選ぶと思うな・・・。それにしても、どれだけの煮干を投入しとるんじゃいという感じで、原価率考えずにぶち込んだような濃度がまた痛快です。








 しかし腸感だけでスルスルと食えるわけもなく、裏の味と表の味があると思われます。まず裏は、鶏なのでしょうか・・・。正直全然鶏の後味など期待できないのですが、予習によると若干の動物エキスの溶け込みがあるとのこと。駄舌ゆえ細かい味わいはセンサーに響かないけど、嫌味なく食える爽快感には寄与しているのかも。また、煮干以外のメインの味わいとしては、塩気。こいつがあるからこそ、ニボニボとした味わいがきっちりと際立つのだと感じます。塩気とニボ感のパンチを、たまねぎの甘みで包み込む部分もあるけど、すっかりたまねぎは押し切られた感じ。







 




【ヌチリとしっかりと受け止める歯応え!やや捩れたオーバル形状?の太麺!】


 スープがスープなら麺もしっかりせねば。と言う感じでしっかりとニボ濃度に耐えておったよな麺でした。淡い乳白色と練り水が優しく効いたような薄っすらとした黄色っぽい麺。平打ちというより、オーバルな形状を感じさせる麺でして、ところどころ軽くボコボコしている太い麺。それがゆったりと捩れているのでして、とてもスープが絡みやすい感じがする一方、淡く隙間に入り込む感じがします。








 潰しこみを強く感じないタイプだけど、引き締まったモチモチ感覚があります。これ好きかも。前歯ではヌチヌチっとした感覚で切れ込み、奥歯へ運び込みプレスすると、ヌッチリとややハードなテンピュールをかじるような固めの低反発を覚えます。







 啜り上げは・・・想像以上に軽かったと思いますが、正直スープのパンチで記憶が薄いっす。ただ、岩海苔が溶けて貼り付いて、麺にねっとりした感じも与えて、甘みと粘りを感じさせるシーンも楽しいかな。







【深い染み込みを感じるバラ肉と味玉、極ニボに馴染む岩海苔、歯切れ良いメンマ】


 こちらもスープに圧倒されて、記憶が飛んでいるけど簡単に。まず肉はばら肉をしっかり深くタレをしみこませたタイプ。すぐにスープに染まって緑色に感じますが、醤油タレの甘みを十分感じる一方で、あっさりめの脂の味も甘くて、酒よりもご飯に愛想な肉味でした。また岩海苔も印象的で、麺に貼りつくだけでなく、何と言うか海の風合いとニボニボ感がいい相性と思えます。苦手な方は居ると思うけど。







 また、開店二日目まで味玉が無料サービスだったのはラッキーだった!この味玉も実に深い醤油タレの染み込みで、白身はすべて染まっているという感じ。しかしあっさりとした味わいが好印象。また黄身は思いのほか緩いので、勢い良く食むと弾けるのでご注意を。味玉の卵黄だけが、唯一の明るい色だったような気がします。


   











 総じまして、大田区の新しい極ニボ伝説の始まりー」という感覚でして、これならデフォルト煮干しもすぐにでも試してみたくなる。この上、冷やしの淡麗そうな塩も始まるというから、しばらく目が離せそうにありませんね。それに、個人的には普通の煮干しが恋しくなったかもだし。また来るか?・・・・と、問われると是非そうしたい! 駅から近いし、尻手の「いのうえ」みたいに、人気出ると思うから。「にそう」の名前の由来も気になるし。ということで・・・なので詠います!



   雨音と
   重い湿気と
   濃い煮干し



   ラヲタ集まる
   雨後の筍



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




関連ランキング:ラーメン | 蓮沼駅蒲田駅矢口渡駅