ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4547】 しゅうまい屋(東京・金町) 黒濃ラーメン 〜和の落ち着きと人情感じてハートフル!金町ブラック!

下町風情に和風中華の漂い・・・金町ブラック!
 さて5月に入ってから、ブラック系ラーメンを連食しておりますが、果たしてどこまで続くやら(汗)。まだ知らない東京都内のブラックラーメンを求めて・・・緊急事態宣言下で、都内から出ない範囲で新規開拓。今回は、週末に東京の東エリアの葛飾エリアに出没してみました。ブラックと謳わなくても漆黒のブラックぶりを表す一杯は、探せばあるもので金町にめっけ!。「しゅうまい屋」さんに突撃です。
 
f:id:TOMASSOON:20210509162747j:plain
f:id:TOMASSOON:20210509162920j:plain

 
 その名の通り、しゅうまいがご自慢のお店らしいですが、なぜかメニュー筆頭は「黒濃ラーメン」。お昼下がりに近い時間帯で、ランチタイムの余韻も残る時間帯ですが、近隣一帯は実に長閑。ご近所の常連さんがパラパラと訪問しては、いつもの!ってな感じで、しゅうまいツマみながら、ラーメンを待つと言う情景ですな。今回は、久しぶりの葛飾エリアなので、2軒回るつもりでやって来たので・・・悩みましたが、ラーメン一本勝負とさせてもらいましょう!。
 
 

 

 
 
<全体> 透明に表層を流れる霞!落ち着きのある漆黒!和風拉麺の佇まい!

f:id:TOMASSOON:20210509162756j:plain


 
 まぁ・・・周辺は長閑ととは言え、やはり居酒屋・焼鳥系は休業状態ですから、殺風景と表裏一体な気もします。酒だけ提供自粛って本当に意味があるんでしょうかねと本音では思う。本来だったら、焼売にビールと言う展開なのに。などと考えながら、お昼の情報番組が流れるのをボケーっと眺めていたら、客が少ないためか早い配膳です。それはこんな麺顔!。
 

f:id:TOMASSOON:20210509162736j:plain


 
 おおお!まさしく期待通りの真っ黒クロスケ!漆黒ぶりが妙に素敵に落ち着きます。なぜだろう・・・パンチとかインパクトをあまり感じさせない黒さのアピールだからでしょうか。何だか中華屋の気楽さと、今風な洗練さが溶け込んでいるような雰囲気と感じました。スープの黒さもいいが、メンマの漆黒ぶりがまた凄いね!関東らしい醤油メンマって凄みがあって非常によろしい!。それにスープは漆黒なのに妙に透明感を感じるタイプで、麺が透けて見える様子。その一方で表層に漂う香味油は、どこかエキス感が込められているようで、味のキーポイントのような感じすら受けます。これは見るからに、見た目は濃ゆいけどあっさりと食えるってパターンですね。
 

f:id:TOMASSOON:20210509162801j:plain

 
 
 
 
<スープ> 漆黒な見映えに意外なほどに魚介風!まさに円やかブラック出汁!

f:id:TOMASSOON:20210509162830j:plain


 
 香味油の微粒子。そして丼の内側の壁に貼り付く粉感・・・これはいつものブラックペッパーと言う感覚ではないですな。いつもとは違う出汁雰囲気がありあり・・・。
 
 
たまり醤油に煮干しの甘味?鮪節を思わせる肉厚魚介風味!

f:id:TOMASSOON:20210509162953j:plain


 
 一口啜ると一目瞭然!円やか!そして優しい甘味!。まず醤油はやっぱりたまり系か再仕込みってなブレンド感で、色が濃ゆいが塩気や酸味を感じさせない醸造風合い。尖りがないどころか円やかと映ります。醤油の濃度も実はナチュラルで、ゴクゴクと飲み干せる勢い。そしてその醤油に映えるのが魚介の風味。煮干系の甘味が主張をせず、ナチュラルに醤油感と一体化して、まったりと広がる甘味を演出しているように感じます。さてこの魚介感・・・節系も滲んでいようかとも考えますが、どこか身に覚えがある甘味でして、鯖か鮪の節なんか入ってるのかと、またいつもの妄想が止まらない(汗)。鯖が無難だが、実は鮪?。ともあれ独特の香ばしさを感じますが、実は醤油の片鱗だったりするかもですな。
 
 
ベースストックは軽やかで明るい動物系!香味にラード?

f:id:TOMASSOON:20210509163000j:plain


 
 しかし魚介醤油と片付けられない雰囲気。ベースストックは実に芳醇とした動物感も漂わせます。鶏豚ミックスだとしても、個人的には豚のエキス感と感じているのだが。またやっぱり香味油が気になり、ひょっとしてラードがミックスされてないか?などと感じます。豚骨煮出しとしては清いので実に丁寧な処理。肉から出汁を取ったのでは?と思うほど優しい旨味で、ブラックラーメンを食らってることすら忘れてしまいそうなほどでした。
 

f:id:TOMASSOON:20210509163007j:plain

 
 
 
 
<麺> 軽く捩れた中太フォルム!軽やかな素地風味の後は出汁の甘味とコラボレーション!

f:id:TOMASSOON:20210509163032j:plain


 
 ブラック系の定番通り、汁系としては中太なフォルム。やはり出汁に染まるとググッと太め麺が旨そうに感じます。地肌に貼り付く魚粉のような粉が、また旨さを深めるのか・・・。
 
 
モチり感少なめでプツプツ歯切れる心地よさ!

f:id:TOMASSOON:20210509163038j:plain


 
 一見多加水系のようだが、実はそうでもなく風味を感じさせるタイプ。モチモチと明るい歯応えと言うより、少し引き締まりが強めでスパスパプツプツと千切れるような感触で心地よいです。出汁を吸い込んで染まってるように見えるが、素地の風味を伝えるのも得意で、歯切れる度に微かに香る序盤の出だしです。
 
 
出汁を取り込み過ぎ腰の強さも残す!?ツルリと喉越しのいい中太感がナイス!

f:id:TOMASSOON:20210509163058j:plain


 
 微妙に外カタっぽく感じる地肌で、表層は実にツルツル。汁がライトなので浸透しやすいかと思いきや、あまりしなやかになり過ぎずで、腰の強さを持続します。なのでツルツル感と腰つきの強さが印象的な滑り心地。ボコついたフォルムじゃないのに、啜った時のシルエットがしっかりと感じ取れる中太麺なのです。とは言え、奥歯で噛み締めると、出汁と一体化した旨味は格別で、クチクチと潰れたあとは甘味を残す。案外と、つけ麺でもいい仕事をしそうな感覚でした。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> パフパフスポンジ食感の豚ロース!肉の滋味と魚介甘味の一体感!

f:id:TOMASSOON:20210509162941j:plain


 
 この後の予定がなければ、チャーシュー麺にべきでした。煮豚のロース。出汁に使った醤油タレがしっかりと周囲に濃ゆく浸透しており、甘味を感じさせる。その一方で中の赤身は淡白な滋味ってな感覚ですが、パフパフと柔らかくどこから歯を入れてもさくりと千切れるほど。また繊維質が割れやすくて、その隙間からスポンジのようにスープを吸い込みます。
 

f:id:TOMASSOON:20210509163014j:plain

 
 周囲の深い出汁浸透とは、また違った旨さと言いましょうか・・・咀嚼で出汁と赤身の旨さが改めて高まる?。脂身がなくても甘く円やかに食える赤身ってのが、また素晴らしく感じました。
 

f:id:TOMASSOON:20210509163020j:plain

 
 
 
 
<他具材> チョコレートカラーに染まる醤油メンマ!歯応えに鮮烈ザク切り青梗菜!

f:id:TOMASSOON:20210509163026j:plain


 
 よくある短冊型の小さめ短めなサイズ。いかにも醤油に染まった!ってな感じで、まるでチョコレートカラー。こう言うのを見ると、日本酒が恋しくなりますな。スープの感覚と同様で、これも見た目に反して円やかな展開。サクサクと歯切れるのも痛快で、噛み締めると出汁の旨さと仄かに感じる素材感が旨いです。これはお土産にしても売れそうですよ。別皿で所望したいくらい!酒込みで!。
 

f:id:TOMASSOON:20210509162848j:plain


 
 何気に青菜が個性的で青梗菜のザク切り。薬味のネギと絡んで歯応えもザクザクと感じさせます。葉の部分もいいが、根っこに近い部分(太い葉脈)の歯応えが爽快で、軽く清涼さも感じさせる風合いが、濃ゆい醤油出汁に混じるのもまた旨し!。ザク切りしないで一本入ってるともっといいかもだが、それはワガママか・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20210509163104j:plain

 
 
 
 
総じまして「和の落ち着きと人情感じてハートフル!金町ブラック!」

f:id:TOMASSOON:20210509162929j:plain


 
 ・・・と言う感動の嵐!。パンチ力だけがブラックラーメンじゃない!と思い知った感覚です。実に大人の味わいというか落ち着いた仕上がり。また700円と言う設定も好印象で、コスパを感じます。ちょっと焼売つまんで飲み食いした後でも、サラッと食えるブラック系。地縁ある方は宣言解除されたタイミングでサクッと訪問はいかがでしょう?。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20210509163734j:plain

 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

関連ランキング:中華料理 | 金町駅京成金町駅

 

金町娘

金町娘

  • 発売日: 2006/10/25
  • メディア: MP3 ダウンロード