ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2343】 つけ麺 しろぼし (東京・東中野) 醤油炊き しろぼしつけ麺・中盛

<ゲンを担いで「しろぼし」食う>


 どうも最近、仕事の流れが悪いと言うか・・・焦りです。眠りが浅いのは、この重圧によるのか、はたまた暑苦しい夜が続くからか。栄養ドリンク剤を摂取しながらの業務遂行です。私の場合、疲れ切るとへたり込むように震えるとか、はたまたムカムカが高まるという症状でして、最近は後者のパターンが多いです。すまん・・・残りは家で処理するからと、早めに帰途につきます。








 そういえば先日、西新宿で冷し中華を食って気が楽になったっけ。やはり気楽なラーメンがいいかなと思いつき、自分のブックマーク店舗リストを眺めていると、目に止まったのが「しろぼし@東中野」さん。ご店主が相撲経験者だという記憶でして、「しろぼし」という名前に単純に惹かれた。正直、仕事で黒星続きなものでね。ちょっとここはゲンを担ぐつもりで、訪問した次第です。












【これがチャンコの優しさか!豚以上に野菜のナチュラル甘さに和む!】


 晩飯には少し早い時間だったのでがら空きかと思いきや、1名の先客と後からもう1名の後客。天井が少し低めだけど、テーブル席とカウンターの比率も同等で、なかなか使い勝手の良さげなお店。駅の繁華街から少し外れますが角地にあるので、落ち着いて飲み食いが出来そうなお店です。恰幅のいい男性が1名と助手くんが1名。お相撲で鍛えたガタイが、男から見ても逞しく、プロの世界で生きてきた点で尊敬してしまいます。ここは、らーめんよりも、つけ麺の方が安いという珍しい設定。まずは初訪ですので、定番らしき「醤油炊き しろぼしつけ麺」とさせていただきました。








 配膳の瞬間が楽しい。麺丼のいろいろ楽しげであることが嬉しい。そしてつけダレが、醤油炊きと言いつつも、いろいろなエキスの溶け込みが感じられる優しい色合いの濁り加減。実に美味そうです。まずはレンゲでつけダレの味見チェックからです。わー!ちゃんこイメージあるやん!・・・・正直言って最初の印象はこれ。最初に下味の優しさを知るというか、野菜のナチュラルな甘みが実に芳醇!それを醤油ダレとか動物系のエキスが邪魔をしないし、ストレートに伝える感覚がナイス。ちゃんこ鍋のニュアンスと少し感じた次第。







 しかも、野菜以外のベースもしっかりとしております。動物系の出汁が非常にあっさりと感じつつも、味が深いかも。動物系では、鶏豚と思うけど、あっさり加減とじっとり加減が甲乙つけがたしのバランスかも。しかしそれだけではなく醤油の塩気も淡く染み込んでいて下味風。カエシは決して野菜と動物系の旨味を邪魔しません。







 薬味柚子の風味も淡いので丁度良い。また意外に魚介のエキスも溶け込んでいると思え、全体的な落ち着きはこのためかと。よく見れば、つけダレの器の壁に魚介らしきものが、打ち付けてられてますね。







【引き締まりとスベリの素晴らしき太麺!サッポロ製麺!?大盛りまで同一価格】


 麺箱を見ると「サッポロ製麺」とありました。食券を渡す際に、並・中・大と選べるのでどれにするか問われます。大を聞くと350gだったっけ?? 中は確か280gと聞いたのでそれをお願いしました。何にしても、並から中と大まで同一料金で選べるのは嬉しいシステムです。その上の特盛に相当するのは「えびすこ」と言って追加料金を払うのだそう。えびすことは、相撲用語で大食漢という意味らしいです。








 さてその麺は、なかなか透明度と明るさが魅力的な多加水麺風。流水で締められた感じが非常に心地よく、モチモチ度合いは低めでどちらかというと、密度感覚を楽しめる一品です。非常にストレートさが気持ち良く、つけ麺でなら中太麺という階級かと。貼り着きがあるようで、実はとても滑らかな滑り心地。すする楽しさを満喫できるため、意外とズボボボボボボーーーと一気に吸い込みが可能です。そのため、ズボンに一部小さいハネが飛んでシミを作ってしまうかも。







 ツルツルのようで、意外にタレを貼り付けます。染み込みはなく、貼り着きの出汁との絡みで楽しむ麺。そこに野菜が絡まったりするから、微妙な歯ごたえの違いが楽しめます。もやしの水気ある食感と味わいと、密度感覚満載な多加水麺とが、絡み合うとこれまた美味さを高めます・・・・。













【鶏だんごが最高過ぎる!その他バラ肉や野菜の賑やかさ!】


 鶏肉団子がかなりのハイレベル。密度あるようでふわふわな感じも保つ。味わいは淡い塩気で鶏肉と軟骨の二重歯ごたえを楽しみます。淡く効いた生姜の風味も感じ良い・・・・この団子は無限大に食えるかも。







 当初レンゲには、柚子皮と大根??と油揚???の賽の目切り薬味が乗ります。これはつけダレに一気に投入するとして、もやしはさらっと熱が通されていて、暖かいのにシャキっとしている具合がいい。緑の箸のようなワケギが面白いけど、意外と鰹節は、つけダレに投入すると、味わいを引き立てるから是非最初に入れてしまいましょう。


 いつもはトッピングの主役なのバラ肉チャーシュー。薄味なのでつけダレに一旦浸してから食うタイプですが、この手のチャーシューに失敗はありませんよね、やっぱり。脂と肉質の比率もいい具合で、脂の抜けもまた格別でつけダレにも合います。デフォルト価格800円がこれですごい値ごろ感が生まれるといったところでしょうか。













【スープ割り:セルフポット方式/旨いので割りスープ単独で頂く】


 正直言って、スープ割りをしなくても、そのままつけダレを飲み干して全く問題無し。されど、食べ終わるタイミングをしっかり見計らって、「スープ割を置いておきますので・・・」と言ってポットを置いていかれるとついつい試すよね。このスープ割りは、なかなかドボドボと投入しても味変の激しさは生まれませんから、安心して入れましょう。


 驚いたのは、割スープ単体でも美味かったこと。味は淡いけど、煮干しと言うより動物系のエキスがほんのりと香って、しかも味わい深い。








 総じまして、「男の優しさ滲む・・・ガッツリ&シットリつけ麺」と言うところでしょうか? 予習はしての訪問なれど、ここまでちゃんこエッセンスがうまく表現された、醤油系つけ麺だとは思いもよりませんでした。唯一無二という感じもしますし、ご店主の熱いメッセージ性もある一杯。ちゃんこが美味しく作れる力士は、部屋でもさぞ愛されていたことでしょう。店内の液晶テレビには、往年の四代目朝潮(通称大ちゃん)の姿が。昭和の相撲は面白かったな・・・・。などとノスタルジーも味わえるお店です。ここはまた来ますよ!次回は大盛りということで・・・・・なので詠います!



   角界
   勝ってなんぼの
   厳しさと



   ちゃんこの旨味
   優しさを知る



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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