ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン2211】麺や 京水 (東京・桜上水) らぁめん+チャーシュー


 最近、胃痛を感じることが多く、これってプレッシャーや不安を感じている症状なのかなと、ちょっと焦ります。しかし、食欲はあるのです。ちょっと今回は辛いかなと思いつつ、クチにしだすとしっかり食えたりする。なので他人からすると、本当に胃を痛めているのか怪しまれるという顛末。そこで先日、ちょっとひどい胸焼けだなと思い思い切って医者に相談しに行くことにした。いろいろ話した結果、「機能性胃腸障害」とかいう名前だけもらって帰ってきた。要するに胃酸が出過ぎることが原因のようで、少しばかり空腹時を狙って処方箋を続けるつもり。胃腸を整えて、食欲を減らす?という妙な話・・・・。





甲州街道ロードサイドにいきなり京風らぁめん>


 ・・・・などと考えながら、今回は府中で遅くまで頑張ってしまった。久しぶりだから、府中とくれば「紅」なので向かうが混んでるー。では府中二郎でも攻めるかと思うけど、なんだかあんなハードな麺を制覇出来るような胃の状態でもない。疲れて胃に負担がかかってるのかな? 仕方ないので諦めて普通に新規開拓をしようと京王線に乗り込んで………「桜上水」途中下車。この辺りに京風ラーメンがあるというので、京都人の私としてはそそります。







 そしていざ到着してみると、あ!ここ来たことがあるといデジャブ。以前、ここで鮫節の効いたラーメン食ったことを思い出します。ああ、あの店閉店したのかとさびしさ覚えて入店です。先客1名というこれまた寂しい状況だったので、確か座った同じ座席でいただくことにしました。京風にそそられて訪問したはずが、なぜか居抜き前の記憶を辿りつつ待つ時間です。












【あの一杯に似て非なるところが良い!コピーじゃない旨さあり!】


 そんな感じで、ぼーーーっと考え事をしていると、いきなり配膳の瞬間を迎えます。そしてその配膳の瞬間は、また驚かせる。「あ!あの一杯に似ている!」とラヲタなら気がつくはず。また京都人の私としては、切っては切れないあの「新福菜館」の中華そばが頭に浮かぶ。でもどこかが違うというか、ニュアンスが違います。こちらの方が、綺麗さが全体的には感じるスープ感覚。この時点では、関係者かなと思ったのですが、一口スープをすするとその方向性の違いが明らかで、完全コピーしたものではないと確信します。まろやかさと甘みは、まるで別物。







 背脂がプカプカと浮いているのと、醤油ブラウンが濃ゆいところはまさしく京都のラーメン。だけど、こちらの方が透明感が遥かに高くて、上品とすら思えます。しっかりした豚の煮出しもある。それもアクっぽいところを代表するワイルドさを引いたような感覚。私個人的には、ここに京風というより、東京の洗練さをむしろ感じます。醤油ダレの感覚も非常にスッキリ。酸味残るような後味がとっても低くて、舌の感覚で神経を集中してほのかに感じる程度なのも独特。この感覚は、敢えて京都オリジナルの裏をかいたのかもしれません。







 そして何と言っても違いは「甘さ」。見た目が濃ゆい醤油ブラウンだから、醤油のカエシを強く予測して受け入れ準備をしているところに、まろやかな甘さが広がるような感覚。このベクトルの違いは決定的で、京風という程度にとどめているような引き際です。京都のラーメンはよく一味を隠し味でデフォルトで加えてカエシのエッジを立てることがある。このスープには明らかにそれがないのもポイント。ここまで外見を似せて中身が違うと、これはもはやコピーではなく、オマージュといった感覚で、自分の感性を溶かし込んでいるようにも思えます。






【染まって黄金に輝く自家製麺旨し!】


 申し訳ないが、麺は新福菜館のより旨いかも。今回は「かため」の茹で方でお願いしましたが、麺のグルテンの風味感が爽やかです。スープに染まって黄金色に近い褐色で、表面はきめ細かい。いかにもパツパツしているようで、そんなでもない。中心部に淡い芯を残す程度のしなやか麺です。スープがおとなしい分、麺の風合いがダイレクトに伝わりやすいという感覚。後から知ったけど、ここ自家製麺だったのね。いいかも。







 ネギが青ネギなのがまた嬉しく、この麺に敢えて絡ませてざくざくと言わせながら、麺のクシクシ感に合わせるようにして噛んだりプレスしたり、すりつぶしたり。途中でおろしニンニクをスープに投入したけど、その風合いとネギの苦味で麺のでんぷん質の甘みが、面白いことになる。いつまで食ってても飽きず、思いの外、胃袋が元気を取り戻したようです。












【ペラペラチャーシューも非完コピ! オマージュと言っておこう】


 京都ラーメンのチャーシューは、ロースっぽい部位を、スライサーで薄切りにする。なのでペラッペラなのだけど、その分枚数を多めにする。これに小さい時から馴染んだ私は、麺とチャーシューは、絡めて食うものだと思い込んでいる。こちらのチャーシューもそんな意識で薄い目のチャーシューなんだけど、どこか違う。バラ肉なんだよねー。ま、京都でもそういう店も多いけど、チャーシュー追加で別皿ということはしない。ここも面白い相違点ですね。














 総じまして、「名物逸品にオリジナリティと磨きをかけたナイスな京風」と言った総括になりましょうか。そのまんまのコピーより、ずっと好感が持てますよ。この場所は、近くに車がおければとても重宝し流行るかもと思うのだけど、独自性があるからなんとか頑張ってほしいなと思うのが本音。滅多に降りない店だけど、京都人としては応援したい気分。是非とも頑張っていただきたい次第。ということで・・・・なので詠います!



   追い込まれ
   胃も縮こまる
   夜更けにて



   暗闇溶け込む
   京風醤油



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


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