まあ今年の最後は、日頃お世話になった一杯で〆たいと思うわけです。まあ、性懲りもせず、ここの「煮干しそば」ばかり食っていた2015年。一昨日食って今年の麺尊を締めくくったはずなんです。しかし昨日どうしても未練があってガツンと「特製まぜそば」を食ってしまった。それでもまだ未練が断ち切れず、今日もまた訪問してしまった次第。こうなったら「軍鶏そば」を食って、定番ロイヤルストレートフラッシュを完成させてみました。
今年は、この店の煮干しで「クッキリと香ばしい煮干しの苦味」ばかりを何回繰り返し、そして「まぜそば」の煮干し排除のような、じっとり動物系のタレの奥深さを秘めるタレを味わっては、秀逸と叫んでみたり。本当にバカみたいにこの店に通ったな・・。掛け値なしで、私を毎回捉えてなりません。醤油の香ばしさだけでなく、金華ハムエキスのキレや、鶏油甘味の仄かさなど、円やかさが秀逸。しかも、ベーススープに溶け込んでいる魚介系の旨味がうっすらとあるのか、落ち着いている一方で爽快に思える良い味わい。開店間なしの頃の軍鶏そばは、もっと味が濃かったに違いない……。しかし、随分と調整と洗練を繰り返したフィーリングです。大盛りはバランスの崩れなどあって不可。今回もまた、最後の最後まで堪能し尽くしてしまいました。
麺もいつもの通りに、密度感が高いクツクツ感覚がいいね。これも言い尽くした感あるけど、潰しこみの奥に熟成感あり、結果としてしなやかな腰つきが堪らんのです。角が膨れっ面したようにパッツパツなストレートフォルムもまた、歯応えや喉越しに好印象を与えてくれる。まぜそばではまた、違った風合いの中太麺を提供してくれますが、さすが三河屋製麺で、私を魅了し続けます。たとえ大盛りでなくとも、食べ応えとか満足感は、大盛り食った時の爽快感に引けは取らず。
などと思っていたのですが・・・・なんと常連さんが、「替え玉」を追加注文しているではないか!知らなんだ・・・・そういうシステム。これだけ通っているのに・・・・後の祭りでした。
ここ店の肉は罪な肉。憎いほどに……。2種チャーシューも文句なし。鶏の胸肉は、パフパフ状態ですし、淡くスポンジのように吸収する金華ハムエキス&軍鶏スープが、さらに味わいを深めます。また、仄かにレアっぽさが残るので、酒を欲してしまうかも。豚のバラ肉は程よく脂が煮だされ抜けていて、脂の部分はトロける。そして、肉部分はまるで燻製が効いているかのように、熟成が効いた香ばしさ。タレの絡み具合はいいバランスで、これまたエキスを纏わせたところをかぶりつくのがうましです。
総じまして、「徐々に進化して来た崇高系軍鶏そば!」でありまして、実にこの一年の麺ライフを充実あるものにしてくれました。来年もお世話になる事間違いなしですので、引き続き定点観測です。まぜそば以外の、煮干し、まぜそば、その他限定品も美味いので、年明けすぐに訪問したりして^_^。なので詠います!
お世話様
今年一年
軍鶏のそば
今年ありがと
またよろしくね
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!!

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