ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2133】 麺尊RAGE (東京・西荻窪) 特製まぜそば


 まあ今年の最後は、日頃お世話になった一杯で〆たいと思うわけです。まあ、性懲りもせず、ここの「煮干しそば」ばかり食っていた2015年。昨日食って今年の麺尊を締めくくったはずなんです。しかしどうしても「まぜそば」に未練がありましてね。断ち切るように今回だけはガツンと「特製」とさせていただきました。


   






 今年は、「クッキリと香ばしい煮干しの苦味」ばかりを何回繰り返して語ったきたことか。しかし、この「まぜそば」の煮干し排除のような、じっとり動物系のタレの奥深さを秘めるタレも秀逸なのです。掛け値なしで、私を毎回捉えてなりません。醤油の香ばしさだけでなく、豚エキスのキレや後に甘味の仄かさなど、円やかさが秀逸。しかも、漬け卵黄が、麺にもタレにも絡んで、香ばしさ+濃厚さ+粘るとろみが三重奏のように、旨味をパワーアップです。金華ハムのエキスもうっすらとあるに違いない……。また、一方ですっきりと玉ねぎ微塵と、レモン汁が、今回も相性バッツグン!。汁なしだから大盛りバランスの崩れなど、あまり気にせず食い続けられます。今回もまた、最後の最後まで堪能し尽くしてしまいました。









 麺もいつもの密度感が高いクツクツ感覚でなく、ややモチっとした感覚の中太ストレート麺。300gと言う増量がさらに嬉しさを高めます。潰しこみというより、多加水の「しなやかな腰つき」が堪らんのです。角が膨れっ面したようで、モッチモチなストレートフォルムもまた、歯応えや喉越しに好印象を与えてくれる。汁そばではまた、違った風合いの細麺を提供してくれますが、さすが三河製麺で、私を魅了し続けます。たとえ大盛りでも、食べ応えに雑なイメージはなく、崇高な淡麗系を食った時の爽快感に引けは取らず。









 ここ店の肉は罪な肉。憎いほどに……。三種チャーシューも文句なし。鶏の胸肉は、パフパフ状態ですし、淡くスポンジのように吸収する豚エキス醤油ダレが、さらに味わいを深めます。また、仄かにレアっぽさが残るので、酒を欲してしまうかも。豚のバラ肉は程よく脂が煮だされ抜けていて、脂の部分はトロける。そして、肉部分はまるで燻製が効いているかのように、熟成が効いた香ばしさ。タレの絡み具合はいいバランスで、これまたエキスを纏わせたところをかぶりつくのがうましです。この中では「肩ロースのレアチャーシュー」の出来具合が素晴らしすぎる! 艶めかしさ、色合い、ナチュラルな塩気、貼りつくようなしっとり感、熟成感じる味わいの幅………、全てが満点。これだから、汁なし系では肉追加という「特製」が、やめられない。














 総じまして、「濃淡くっきりした崇高系まぜそば!」でありまして、実にこの一年の麺ライフを充実あるものにしてくれました。来年もお世話になる事間違いなしですので、引き続き定点観測です。まぜそば以外の、煮干し、軍鶏も美味いので、年明けすぐに訪問したりして^_^。なので詠います!


   年の瀬を
   思い一年
   振り返る


   いろいろ激動
   いろんな麺顔


 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!!






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Hanako (ハナコ) 2015年 3月12日号 No.1082

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& Premium (アンド プレミアム) 2016年 2月号 [雑誌]

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