朝から直接外回り。こうも穏やかで空高く晴れ渡ると、気持ちが良い。それに所用もとんとん拍子に片付いて、帰ってデスクワーク……。せっかくだから、一杯食っていきましょう。「川崎市中原区」「麻婆」などと、適当にググってみる。すると引っかかってきた中で気になりのは、「白湯麺屋」さん。以前、黒ごまの担々麺を食して記憶がありますが、「汁なし麻婆」と担々麺が合体したようなのがある。しかも、白ごまと黒ごまどちらかをチョイスあり。ちょっとだけ、ポカポカ陽気の遠回り。
入店時は、ランチタイム少し前でしたがすでに満席!ガテン系の方が三分の一。あとは近くのサラリーマンで埋められていて、いいタイミングで入れ替わることができました。なぜか英語で話してるコンビもいて、そんな違和感も面白かったりする。厨房も明るく元気よく丁寧な応対。地元に根付いてる感じはありますねー。
【見た目ド迫力な漆黒さ!反して味わいは担々風味の胡麻マイルドさ!】
配膳時の迫力は、その黒々した麺顔に凄みを覚えます。かなりの漆黒に近い色合いと、薬味等でザラつきあるペースト。艶めいたオイル感は、きっと辣油の存在でありましょう。黒ごまだけでなく、醤油の色合いもあるのですが、塩気があまり立たないのが印象的ですね。
味わうと、豆板醤のじっとり来るヒリヒリ感は少ない。辣油もシャープさが少し薄れてマイルドな辛さんに仕上げっている感覚。痺れ系の四川風のスペシャリティーを少し期待してたのが、少し肩すかし感があったかも。しかし、ゴマのマイルド感も捨てがたく、加えて……マー油のような香ばしさも、感じたりして、これはこれでアリです。肩すかし感あるなー、と少し感じてた出だしが、後追いでいい感じ。
それにしても、漆黒のタレに青ネギの甘みある風合いって実に良いですねー。全く関係ないけど、新福菜館を組み合わせを連想したりする。パンチ控えめながら、あっさりしている辛さ。濃く円やかな点は、ベースが担々麺と言うゴマの風味前提からか、妙に納得してしまう感があるかも。惜しむらくは、せっかくのランチタイムなんだから、半ライスサービスでもあればと思う点。付近の大企業社員もちょくちょく食べに来るようなので、固定客をもっとがっつり掴むなら、そういう事も必要かもです。
【微妙に芯を残すアルデンテ感がナイス!イカスミパスタの様なお姿!】
これで二回目の訪問なんだけど、前回のイメージがほとんど残っていないσ^_^;。 記憶力が衰えております。しかしその分新鮮な感覚で味わえた。汁なしとしては、なかなか風味感を味わえるアルデンテ感覚キープで良かった。
丸麺で汁系の中では中太に若干入るかという形状。加水がやや低い感じがするし、前歯を押し立てて千切ると、低反発のクシリとした淡い感覚。奥歯ではプレスとともにモッツリとした潰れこみの合間に、グルテンの風合いと黒いタレの味わいが融合してうましです。
一番面白そうに思えるのは、タレの染み込み具合。黒いタレがまるでイカスミのような感覚で、麺がイカスミパスタを連想させます。麺自体は、表面にうっすらと滑り層があるためか、完全に染み込むわけでもない。適度ななんちゃってイカスミ感覚で、ちょっとアミューズ性も感じますね。
【最後はずるずるに崩れた豆腐と挽肉を流し込む】
最後に近くなったところで、少しばかりのペッパーを振って、そしてお酢をひと回し。なにやら油そば感覚になりますが、これはこれで少し味わいにエッジが立ったりして良いかも! また絹ごし豆腐がふるふる崩れた様は、やはり白飯が欲しくなります。挽肉はスパイスや香味で圧倒されがちだったけど、最後に溜まったのをまとめて食って、今回のフィニッシュ!
総じまして、「イカツイ奴ほど心根が優しいと思い起こさせる一杯。」かと。見た目と実際のギャップ感が、評価を高めるってことありません?そんなマジックにハマってしまった私なのかもしれませんが。ともあれ、午後からオフィスに戻って、壮大なデスクワークだ。この日のラ活は早々に終わってしまった。なので詠います!
雨上がり
長閑な秋の
南武線
昼飯時の
止まり木拉麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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