最近、会社で仕事を掛け持ちしているので、忙しさが収まりません。この日もそうで、午後から外回りと言うのに、昼休み前に緊急対応との相談を受けてしまう。モテないおっさんは、雑務にはモテるみたい。そんな感じだったので、中途半端な時間で途中下車したのが、武蔵小山駅です。「楽観」で崇高な醤油系でも久しぶりに啜るのもいいけど、やはり気になる麻婆系。麻婆は麻婆でもー「麻婆茄子」のラーメンピックアップが弱いこともあって、あえてやってきたのが「揚州商人」。完全にピークアウトしただだっ広い店内を、貸切状態で食いました。ああ、仕事なかったら絶対に飲むのになーー。
【唐辛子と山椒は抑えめ、甜麺醤かオイスターのような甘み………そんな甘辛仕上げ】
配膳の瞬間は、思いの外の黒さが光る麺顔で多少唸ります。ハードなレッドホットな攻撃は無さそう……とお尻が安心しているかも。そしてナスの上に降りかかる山椒の風合いは、 なかなか本格的かもと期待のハードルが上がり始めます。
味わうといつもの雰囲気とは決定的に違います。甘辛く柔らかい風合い。辛さレベル表示よりは、かなり柔らかめです。それは、辣油のシャープさがかなり低いか排除されているような印象からそう思わせるよう。その代わり唐辛子の炒めでカバーしているようで、仄かにチリッとさせる程度で、パンチ系を求めていたら肩透かしを食らうかもです。
豆板醤の風味は抑えめ?それよりも甜麺醤か、オイスターソースのような醤の味わいが全面にでているようで、これはこれでスルスルと食を進ませてくれます。そして山椒は日本人好みの粉感。スルッと全体の円やかさに溶け込んでふわっと香る程度。無理に白飯を求めなくていいような塩梅です。また、挽肉は結構ザラザラするほどに砕けて、結構な分量が入っていますので、穴開きレンゲの使いでがありました。
【刀削麺でなく「刀切麺」、ハードなグルテンの感覚と光沢あるツルツル感覚】
細麺と選べるシステムになっていて、私は間違って「刀削麺で」と伝えてしまった。刀切麺というやつで、ひょっとしたら初めての麺スタイルかもしれません。
全体的に極太で、平らに潰れたような極縮れ麺。長さは極端に短いのが多く、箸でつまんで少しすすると終わるという感覚。潰しこみが強いのか、グルテンの感覚がとてもハードでその分、濃ゆい麻婆タレとは釣り合うバランス。前歯でヌツヌツとした低反発の後、奥歯へ運び込みプレスするとヌッチリとしたコシの強さを感じます。すすり上げは意外に軽いかも。
【さっと油通ししたような鮮烈さと肉の甘味がタレに合う!】
まさしく具は茄子だけですな。これが結構大きめの乱切りでして食いごたえもあり。軽く油で揚げたか油通ししたようで、油を吸ったナスの肉が甘いと錯覚するほどにうまい。そして皮部分がとても香ばしく、風合いがしっかりタレにも移り込んでいます。ナス好きには堪らない〜〜。これが夜だったら、迷わずビール追加なのだが……。
総じまして、「構えず食える解放感ある食堂の麻婆!」という感想で、これなら平日昼と限らず、家族でたまに来てみたい気軽さがいい感じです。このチェーン展開になる前の、親子三代の歴史など、家族写真もあったからそう思ったのかな。このブランド殆ど酔った勢いとかで食うイメージしかなかったのですが、昼間は昼間でいい雰囲気でした。なので詠います!
食いそびれ
人影少ない
伽藍堂
一人熱気の
麻婆茄子麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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