休日に天気もいいので、久しぶりに西武池袋線の名店へでも足を延ばそうかと、ネット検索してたらなにやら新店舗の情報をゲット。「麺屋零式」さん。一見なんだチェーン店か・・・とやりすごそうかと思ったのだけど、クリックしてしまってたから一応情報読み込んだら、個人店舗なんですね。板橋で閉店したお店情報もひっかかってきましたけど、関連性があるのか?すごく趣向が違う気がするが・・・。などと考えていたら訪問するしかないわけです。名物のカレーも気になるし!
ところが・・・椎名町駅に着いたとたん、胃袋が急に痛み出して、連日の家での痛飲が響いたのか、はたまた仕事のプレッシャーか。業務ボリュームで弱音を吐く方なんだけど、一番胃にキリキリ来るのは人間関係なんですよね〜。アドラー曰く、人間の悩みはほとんど人間関係なんだそうです〜。しばらく胃痛が収まるのを待つために、あたりを散歩して過ごします。
ここで諦めて帰るのも悲しい。ちょっと胃痛が収まったところで、ここは名物カレーを諦めて、一番おやさしいそうな「鶏そば」のみをいただくこととしました。とは言いつつ、悔し紛れで「上特級」としたところが、私自身浅ましいところですが(苦笑)。
【澄み切った鶏塩の穏やかさ〜の反面、しっかりとした鶏コクのバディ感に節系の下支え!調整可能〜!】
胃痛がぶり返してキツかったら残そう・・・と思ってたんですが、結果的にするすると完飲完食してしまった(爆)。あの胃痛は何だったのか? はたまた、胃痛を包み込むほどにやさしい鶏出汁だったのか。ともあれ店に心配かけないでよかったよかった。
なんと配膳の瞬間に、すきっ腹が蘇ったかのように、するすると味わい尽くそう自分がそこにおりました。見るからに淡麗な鶏塩の海が広がる麺顔。その上層には鶏エキスと思われる脂のきらめきが漂っております。その輪っかが重なるとやや黄緑めいた透明感に包まれたりして、とにかくきらめきが美しい鶏塩出汁。味わうと淡麗な見栄えから少し想定外に、しっかりとした鶏の旨味を感じます。そして同時に塩気もまろやかなれど、実に深く、そして角が丸くて胃袋にヒダひとつひとつに染み入るように・・・。
ミツバの薬味がとても合うね〜。あっさりのようで、しっかりとしている塩気にはこの薬味の苦味がベストマッチです。しっかりした和風の鶏ラーメンという印象がどんどん深まります。しかし、そのしっかりした味わいにはどうやら「節系の旨味」が溶け込んでいるように、後半感じました。そこが、味がしっかりしているのに、胃袋をやさしく受け止める土台なのかも〜と感じた次第。女将さんなのか、店員さんなのか、「味の調整はかのうですから、おっしゃってくださいね」と仰せられた。冒頭から確かめもせずに「味薄め」といいそうになったが、一口試してからというその「一口」が引き金になって、最後まで完飲。いや〜、これ好きかも!
【見るからに色白で上品そうな全粒粉のストレート細麺!風味と汁の吸い込みでダブルのうまさ!】
胃袋をなだめてくれたのは、この麺も同じ。私が一番好きなタイプの麺ですやん!細めで白めな角型ストレート麺。加水はやや高めなんですが、やや麺の密度感が抑えめで、前歯での当たりでスパスパと容易に切れ込みます。それだけでなく、どこかしら風合いっぽいものも感じる淡麗な麺。そして、汁も吸いがちで鶏のスッキリした味わいと麺の風合いが最高にマッチします。
奥歯へと運び込んでプレスすると、プツプツプツプツっと箸から順を追って潰れていくような感触が快感。またすすり上げも、ざらついた地肌は汁を吸い込んで多少滑らかになり、内頬と舌触りに軽いタッチを当てて、あとは喉奥へと落ち込み、シルエットを楽しむような和蕎麦な印象を与えます。これは、細つけ麺でもかなり美味いはずと睨みましたがいかがでしょうかね。
【鶏豚の3種盛りチャーシュー!】
いわゆる一般の特製にあたるのですが、味玉がないのね・・・。ま、スープを濁すのも何だからな〜とそれでよしと思ってたんですが、意外にチャーシューがボリュームと種類があって、むしろ体調的には真逆でした。しかし、つい数分前まで胃痛であったのが嘘みたいに食い尽くしてしまった(笑)。鶏と豚の三種盛りです。
わかりやすいのは鶏のもも肉のスライス。自宅でやるとどうしても硬くなってしまうのですが、若干ピンク色を残しつつ、柔らかい肉質を楽しませてくれます。また鶏皮部分が苦手な方でも大丈夫。ここから出汁が滲みつくしたのかと思うほどに、スッキリとしていて、柔らかくあっさりとしている。塩気はスープに浸して補給しましたが、これなら酒をかなり飲めます。胃痛でも飲む事は頭から離れないとは、アホは死ななきゃ治らないか。
残りは豚です。ロース部位がやや薄めにスライスされている。これは実にあっさりとした塩豚でして、私は麺を巻いていっしょくたにして食いました。肉と蕎麦の合わさった歯ごたえがまた美味いですよね〜。そして最後は、定番のバラロール肉。これも薄塩味。しかも割と厚め。そとの皮部分がほろほろに溶けており、出汁にとけ込んでおるのがよくわかります。これもうまし!
総じまして、「誠に上品!しかし淡麗そうでしっかりした鶏コク深し・・・つけ麺にも期待!」といったところでしょうか。当たり前で差し障りない表現のまとめ方ですが、ともあれ個人的にはストライクな趣向と風合い。駅から近いということもあって、これは腰を据えて見守りたいな〜っと思う次第。限定やら、つけ麺やら、発展系も食ってみたいし、何より「名物カレー」を食わんとおれないので、また来たい店であります。ふらっと、おつまみがてらにプレモル引っ掛けるのも良さそう。いい天気にいいもん食ったわ・・・・(一応、太田胃散を飲んでおこう)。冒頭いろいろ個人的なトラブルがあったものの美味かった。なので詠います!
秋晴れの
澄みきる青さ
突き抜ける
鶏そば染みる
旨さ突き抜け
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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