ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2365】 麺処 有彩 (埼玉・西川口) 魚介鶏だし 塩 〜おっさんの鬱積した要望を気持ちよくしてくれる淡麗系!

<怪しげな街に真面目で質実な風>


 昔、浦和市民だった頃、寄り付きもしなかった西川口にやってまいりました。4ー5年住んでて一度も降りたことがなかった駅。パチンコ屋とピンクの無料紹介所がポツポツと見受けられます。何となくそういうの苦手なんで、営業時代は苦労しましたわ・・・。そんなことを思い出しながら、目的の「麺処 有彩」さんへ。西川口らしい雑居ビルの隣に、ポツンと存在する店。隙間に清廉潔白なる店構えが素敵です。








 それにしてもこの日は暑くて・・・埼玉の灼熱地獄を感じました。本当に暑い日って青空の青さがどんよりとしてると思いませんか?。ちょうどランチタイムのピークだったし、ここで行列だったら死ぬかも・・・と思って訪問してみたら、何と店内待ちのみ。というか、店内が割とうなぎの寝床的に深くて広めで、店の中で待ち易いという構図。これには本当に救われたなわ・・・。こんな暑い日には、あっさり系しか眼中にありません。「鶏だし塩」と「魚介鶏だし塩」とで迷ったけれど、よりあっさり系かと思われる「魚介鶏だし塩」と今回はさせていただきました。ひょっとしたら、夏が終わるまで「濃厚」とうたうメニューには一切手を出さないかもしれません。


   











【キレと優しさを深く感じる淡麗塩!鶏のさっぱりさと魚介の滋味のハーモニー!】


 息子さんとお母さんのような構成でのオペレーション。お母さんの対応が、本当に和むねー。広めの店内も余裕が感じられて、すごく過ごしやすい店のオーラ感です。氷結したシルバーのカップと、ビールを運ぶお母さんを見ると、わしもビール!と思うのだけど、クルマで来てしまったのだから悔やむばかり。







 さて配膳の瞬間を迎えますが・・・予習してきたとは言え想像を超える美しい淡麗ぶりです。しかも質感が高い!。これで本当に650円なのか!!しかも中盛り無料対応と言うから、嬉しすぎるサービスです。それにしても、十条のほん田関係者らしい、その淡麗な姿とその味わいが素晴らしい!まず感じるのは魚介出汁のキレ。おっさんにはこよなく愛されるでありましょう・・・魚介系塩ダレのキレが非常に気持ち良いです。節と昆布もありましょうが、煮干し系の柔らかい風合いが滲みます。まさしく「和」の真骨頂と云う感じ。







 そしてそれを下支えしつつも、旨味に厚みを与えるのが鶏出汁です。丸鶏っぽい鶏油の煮出し色気はほぼ感じられず、出汁引きに鶏を使った程度のあっさりしたエキス感。魚介出汁に歩調を合わせたようなバランス感覚がいいね・・・。









 塩気はあるのですが、淡い輪郭を止める程度でほぼ旨味エキスの陰に隠れています。それで良いと思います。こうも暑いと冷やし系の一杯に逃れたい気分なのですが、この温麺なら・・・夏バテでもスルスルと食えると思う!まさに優しい滋味のハーモニー!パラダイス!












【滑らかでクッチリとした歯応えがナイス!流麗なる角細ストレート麺!】


 この麺はすごくいいぞ!ここ最近くった汁系の中でもすごく印象に残る逸品! 加水が高めなのですが、もちもちせずにプツプツと小気味よく切れ込むタイプ。もちもち度合いは少なくて、前歯を立てると淡くぷっつりと千切れていく感覚です。また明確な角麺なのですが、角が丸まっている感じなので、異様に優しくまとまりも良い麺。なのでスープを持ち上げる毛細管現象にはもってこいでして、汁麺の淡さをあまり感じさせません。







 口当たりも軽く、舌や内頬の貼り着きも少ない。サラサラとシルキーに流れていくように啜れる麺です。箸でリフトすると捩れが一気に解けるような所作。グルテンの風合いもいいし、また後半に汁を吸い込むことも忘れないタイプ。滑らかさに拍車がかかるので、一気に最後はズボボボボボボボーーっと食い切ってしまいました。












【1枚あるだけで大いなるプレゼンス!レアチャーシューの質感の高さ!】


 650円の一点豪華主義。レアチャーシューは絶品です。肉本来の味わいに淡い塩だけを感じるようなシンプルな味付け。飯よりも断然に酒に合うタイプ。ここはどれだけビールを欲しても、この肉と合わせるならば冷酒だね!チャーシュー追加で200円。デフォルトが安いから、本当に苦にならなく追加トッピングができますね。








 それにしても・・・サイドメニューに「チャーシュー丼」ってのがあったけど、飯より酒と言い切ってしまったが、本当はそうではないのか?次回に試してみるか。







 総じまして、「おっさんの鬱積した要望を気持ちよくしててくれる淡麗系!」と言う感じでしょうか? 食った後の満足感とヘロヘロ感は、悦楽的でありました。敬遠仕切っていた街・・・西川口。また来るか?・・・と問われれば、必ず来ますとも、と言いたいね!せめて赤羽だったら、外回りで無理してみようと思うのだけど、埼玉でラ活を続けるなら機会はあるはず! 個人的には、「あっさり系のつけめんを開発してください!」と期待したいところ。それより地道に頑張ってねと、素直に応援が先だね。ということで・・・なので詠います!



   欲望と
   食欲積もる
   街並みに



   清涼漂う
   淡麗塩出汁



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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