ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1997】 二葉 上荻店 (東京・荻窪) 二郎風油そば


 最近、割に合わねー事ばかり。文句を言われるばかりの仕事が、盛りだくさんですな。意外にトップは現場が見えていないというのはよく見えていない、という話はよく聞く話。しかし、現場はトップの決断や苦渋が分からない。当たり前か。それだけ給料をもらってたらやって当然。でも、それだけ突き抜けた額もらってたらの話なんだけどね。そばで見ていると、金積まれても俺にはできねーなー、って素直に思える部分もある。仮に成り代わったとしたならば、お金下がっても良いから、もう少し楽な仕事をさせてくれ、なんて言いそうな俺。ホント、こうなった真の責任者は誰か。理想論者や利己主義者にもなり切れない自分が疎ましくもあります。


 それにしても、そんな事を考え込んでしまうわけだから、かなり追い込まれておるなーっと、自分を思うのです。そんなストレスが、今宵もどこかに汁なしJインスパイアがないかと、突き動かすのです。しかし、そうそう都合よく見つかるわけでもなく、何とかひねり出した記憶で訪問したのが、荻窪の二葉さん。「二郎風油そば」を頂く事といたしました。もうメニュー名称とロケーションから、「武蔵野系」と「二郎インスパイア系」のハイブリッド感が、アリアリな気がします。











【旨味が芳醇でスッキリ感のあるタレ!加える背脂も見た目より緩やか!】


 こちらは、不思議といつ訪問してもそこそこ客入りがあるのに、行列に遭遇したことなくうまく回転している店。この日もちょうど8割程度の客入りでちょうど出入りしているという感じです。こちらの生ビールは、ジョッキがキンキンに凍っていて旨いんだよな〜と思いつつ、今回は初メニュー挑戦だからそれは控えたんだよな〜。なんだけど、配膳された瞬間は、「これなら自分の胃袋サイズでもビール入るスペースあったな・・・」という感じで少しインパクトが欲しかった私としてはプチ後悔。標準的にはボリューミィ〜なんだけど、Jインスパイアとしては、少し小ぶりのイメージです。

 かわい過ぎるJ系な麺顔。まず豚が整っている!ヤサイがもやしではなくキャベツしか見えん!背脂が安堵を覚えるオーディナリィー。そんな整い方が、むしろ二葉さんの、「主張」であり、「テクニック」であり、「J系への敬意」であったりなんでしょうね。二葉のスタンスがうまく表現されておるから、また心憎い。







 そんな感じで味わいだす「タレ」ですが、汁なし系と言う割にはお馴染みの「汁多め」なタイプ。しかしここに淡い透明度を感じます。率直に言うと、「化学調味料が引かれると、こうもすっきりと軽やかになるか!」という感覚。逆にいつもの二郎やそのインスパイアが繰りなす化学調味料のプレゼンスを再認識できたかも・・・・。背脂感とニンニクのキレが醤油ダレに滲んで、解りやすい構成にはなっておりますが、パンチは薄いのは確か。でもこれはこれで成立しているなと感じ取れます。脂もギトギトはせず、後半はうまく溶け込みクリーミー一歩手前というまったり感になる。さらに、滲み出すヤサイの甘みも気のせいか、いつもより甘く感じられます。ここまでJ系でもすっきりしてくると、真のジロリアンなら物足りないでしょうが、二葉準常連を勝手に自負する私としては、共存とバランス感が素晴らしいと感じる。煮干しの店だと思ってたら、こういうこともしっかりとできるのね。












【二郎とは明らかに一線を画するすべすべ〜、でモッツリ感ある丸麺!】


 こちらは、煮干し系だったか「平打ち麺」がいい感じである一方、醤油・塩の「ストレート麺」もなかなかのもんでして、自家製麺の店としても少し気に入っているお店。オーションのワシワシっとした麺が出てくるとは思いませんでしたが、そのどちらが出てくるかと思えば後者。この選択に、西東京エリアの「武蔵野系油そば」のニュアンスも見え隠れします。荻窪の二葉ならではのセンスかと感じています。






 まあ、あつもりのつけ麺を連想すると少しイメージわくかもです。もともとイメージとしてグルテンの密度感がきめ細かいタイプ。このため、前歯での千切りは全体で沈み込むような初動のあとにプツリと切れ込む。奥歯でのプレスではヌチヌチと淡く摺られて潰される感覚。表面のきめ細かさは見た目でそれ以上言うに及ばず、それより緩い背脂が熱に溶けてワックスのように時間が経つほどに光沢を放ちます。当然滑りが増す。麺の見た目、感触、滑りにおいては、Jインスパイアとしては脇側に置きたい感覚ですが、ラーメン全体としてはとても面白い立ち位置だな・・・・と麺食ってて感じてた。











【野菜!キャベツの方が多い!! 】


 トッピングに至っては、「二郎風」と冠があるわりには自由奔放な感じです。なので「二郎系」ではなく「二郎風」なのかもしれませんね。もやしもあります。背脂の下に埋もれています。しかしヤサイについては、圧倒的なキャベツの印象が深い。しかも、わりとハードボイルドなので、野菜の力を感じるようなフレッシュさが保たれてます。二郎のクタッったもやしが好き〜というタイプとは真逆。しかし、「野菜として食う」ならどちらが美味いと感じるかとなると、自明ですね。感じる立ち位置の違いだけの話。












【二葉と言えば、チャーシューが好み!そして自家製メンマ】


 こちらのラーメンは、余計なトッピング排除主義でして、そのかわりチャーシューに力が入っています。ボリューム的にも。なので、いつも楽しませてもらってますが、やはりこのメニュー展開なら、チャーシューに余計に力を注ぐスキはなしですな。さりとて・・・・普通に美味いっすから、お試しあれ。












 総じまして、「お上品&ヘルシー!そんなJインスパイア汁なし系!」と言うそのままの感想で本当にごめんちゃい。いやもっと別の言い方だと、「Jインスパイアと言うより、二郎系オマージュ」という少し脇に置いた方がいような・・・。しかしこのスタンスがちょうどよかった!ちょっと、この系統飽きてきた中で、妙にこれなら食える!食いたい!悔い残したくない!と言う微妙な衝動があったもんだから。素直に従って、吉でした。もっとも、二葉なら外すことはないと予め踏んではおりましたが^_^。今回も、1日の終わりに良いものが食えてよかったよかった。なので詠います!




   今日もまた
   暑さと仕事で
   バテバテで



   ニンニク補給の
   ヘルシー二郎




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



  


  


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