ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1985】 ラーメン 雷鳥 (東京・茅場町) 5号汁なし担々麺+ハートランド生ビール

 本当に、いろんなことがあった一週間。完全徹夜も久しぶりにやったし、その前日は分刻みで、あちらこちらと仕事が押し寄せてくるし。本当に、管理職としては失格だったけど、ちっぽけな世界ではスーパープレイヤーさせてもらいました。私、絶対にこれ以上、上はないな・・・・と開き直れたかもしれません。何のこっちゃ?のぼやきですみません。

 しかし、止まない雨はないように、嘘みたいに晴れ渡ったある日、人並みの時間に退社させていただきまして、嘘みたいに気持ちのコリが去っていった金曜日の夜でした。こんな夜は、いいもの食って帰りたいね。久しぶりに新橋か秋葉原、神田あたりで立ち飲みして帰ろうかと思ったのですが、以前から気になっていた汁なし担々麺をいただきに突撃することとしました。場所は茅場町! 狙うは「雷鳥5号」。大阪発金沢行きではなく、汁なし担々麺のこと。


  











【店:ビールがお安めなのがリーマンには嬉しい】


 しっかし、ここはこんなにビールが安かったんだと再認識どころか見直しました。ハートランドの生ビールが、300円ですよ! しかも、このグラスの大きさとキンキンに凍らせられたグラスの美しさ! キリンシティでもこの質感と価格は実現してません。瓶のサッポロラガーが400円。これはこれは嬉しい限り!リーマン泣かせの店ですね。 ちなみに、期待以上にビールの一口目が美味かったりする。一気に半分弱まで一気飲みな私であります。もしここに勤めていたならば、隔日で訪問してるかもしれん!


  











【タレ:辣油のスパッとさ!山椒痺れとニンニクのジリジリ感!バランスよく響く】


 タレのシャープさと、カエシのライト感!後はニンニクの底上げな旨さが官能的ですな・・・







<辛さ、痺れ、香ばしさ、どれも一気に冒頭から味の連打!>

 一気にビールを飲み干してしまった感じがあって、持て余すかなと少し心配したのだけど、意外と早かった配膳です。さてこの麺顔がまた期待通りです。どこか・・・武蔵野系油そばに似たところもなくはない安心できる顔。そして、本格的に攻め込む担々の気概が押し寄せてくる迫力。さらに薬味ネギにちらりと辣油を垂らしこむ色めき演出から、「これは当たり!の一杯」と予感させる何かがあります。実際に麺と具をレンゲで大きく押しのけて、タレを見てみるとすごく辣油の色合い主張が強そう。さりとて暴力的な赤というより、クリスタル感あるレッド。私がよく例えるところの、「クルマのブレーキランプ」のプラスチックを少し連想させます。

 見栄えはすでにクリア!そして味なんですが、これがまた、刺激物イメージできる要素が、冒頭からきっちりと決まっているとう感覚。「辛さ」「痺れ」「香ばしさ」の正三角形が味蕾を刺激します。やはり、赤唐辛子の肉厚な辛さ。冒頭から軽やかだけどしっかりと広がる痺れ感。ナッツの風味もあるけれど、辣油のスパッとしつつも伸びやかな香りがたまりません!そして、味のベースに豊潤な香味油ある旨みタレを感じますな・・・。一時期流行った「食べる辣油」と共通する旨み方程式に、痺れと旨みをプラスしたような感覚? これは好きです!








<やはり、ニンニクのアシストがいい感じ!>

 食券を手渡す際に「ニンニクはお入れしますか?」と確認が入りますが、いつも自宅に帰ってからの家族の反応を気にして断る私。しかし、まるで何かのお告げがあったかのごとく、なぜか今回は「よろしくお願いします」と、丁寧な合意が口から吐いてでました(不思議です)。きっと旨さの神様が降りてきたのでしょう。

 いや・・・、これはニンニク入れは必須でしょう!これまでここ一ヶ月ほど毎日、東京のどこかの汁なし担々麺を食い続けてきて、なぜかこの展開は少なかった。『ニンニク・イン』は、隠し味でなく、フレッシュな微塵でまぜまぜの際にタレと混じり合うのが非常によろしい! 冒頭からタレに混じってベースとなるニンニク味より、食べる寸前で混じり合ったカオス調のニンニク味の方が味の鮮烈さが増す感覚です。ここにどこか「タモリ式豚肉生姜焼き」の理論と通じるものを、どこかで感じ取っているのですが、うまく言葉で理屈だてられません・・・・。












【麺:日本の手作り雰囲気が溢れ出る「手作り感覚!」】


 こういう麺は、打ち込みに魂がこもっているような・・・ソウル感をどうしても感じてしまって評価が高まる気がする。旨いには違いないが。







<ハンドメイド感覚満載の平打ちピロピロモチモチ麺がナイス!>

 入り口から入ると、左に製麺室があり・・・その存在感が店のオーラを高めているかも。「自家製麺」というのは、部品の調達絞り込みと変動対応力アップ、内製化コストダウンにも貢献しそうです。しかし、それ自体により広告塔にもなりますので、実に興味深い取り組み。製造物責任や食の安全確保など、いろいろ副産物的な効果も期待できそうです。そんな製麺室から繰り出される、平打ちピロピロ麺がとても心を落ち着かせます。

 縮れと捩れ、そして形状のデコボコ感など、素朴感覚がありありですでにどこかワイルド感も高まるような見栄え。そこにタレや具材がガッツリと絡み合う姿が実に旨そう。前歯を当てると品質良さげな多加水の弾力感。柔らかい中に身の詰まったようなモチモチ感と伸びやかさがいい感じです。奥歯でもモチモチグニグニと、わりと頭でわかりやすい明るい弾力もあるし、これは広く勧めたいと思える良品質感。つけ麺でもかなり性能を発揮しそうです。薬味とからまって、モチモチ感には軽やかなな風味が咀嚼のたびに入り混じります。








<ハネずにニュルリとナチュラルに滑り抜ける感覚!>

 見るからに重そうな滑り感。しかし実際はこれが重そうで、ほぐれが早い。なので意外とズボボボボーーっとすすれる。それになぜだか、汁のハネが少なかったりします。訳は知らんけど、全体的にニュルニュルニュルリンと粘度が軽やかである反面、ナッツ等の薬味が意外と粘度を調整していたのかもね・・・・。もともと多加水なりのツルツル地肌だろうし、汁なしという難しい中で、タレとのコンビネーションは、大変相性が良かったことは確かですね。












【具:冒頭から中盤〜最後まで気持ちよいアシスト】


 何気に歯応えが計算されていると思える各々のサイズ感。最後はスープとライスのサービスで素晴らしいエンディング。


<やや辛さ含みでふわふわっと食わせる挽肉感>

 どことは言わんが、たまに少し前まで冷蔵庫に入っていたでしょう?というような挽肉がトッピングされることがあります。こちらは常温にキープされ、中の肉脂もナチュラル。軽くスパイス感やら味付けダレが封じ込まれていて、歯ごたえもソフト〜ミドルという感覚。ミンチがひっつき合った粒子は、やや粗め。それが麺の縮れによくひっかけられてる感覚。







<具の細かいサイズ揃えが、とても全体歯応えではまとまる!>

 いろいろなトッピングでのサイズ感に統一性とか計算性を感じてます。ニンニクもただ刻んでるだけなんだけど、粒子が揃ってる感があって見た目で綺麗。ナッツは、いつも食べる汁なし担々麺よりは、細かい粒でそここがまたタレとの一体感と麺への貼り着きに貢献するところ。また極め付けは、メンマの賽の目切り。やや極太なタイプのをできる範囲でキュービィーにカットされており、これが全体的な歯ごたえをとても面白くしてます。








<ライスとシャモスープで気持ちよく締める>

 汁なし系を頼むと、申し出すれば「しゃもスープ」がいただけるそう。これがまた、軍鶏の滋味が深く、醤油の風合いもぴっちり決まっていて、非常に熱々なんだけど、ゴクゴクと飲み干したくなるほどにうまい。全部飲み干そうと思ったけど、レンゲひとさじ分だけ残して、丼の中へ。続いてライスも投入する。








 いつもの通り、締めはライス投入。半ライスもセットで付いてくるが嬉しいね。タレは意外に余らずなんだけど、軍鶏スープもヘルプしてか、なかなかの味バランス。もう何もいうことあるまい・・・・うまし。千円少しで、極上汁なし担々麺と、ご立派なハートランドビール、そしてしゃもスープと半ライスがつくという、コスパとしても実に嬉しい!













 総じまして、「日式ラーメン系汁なし担々麺の極み」と言う感覚で、個人的にはとてもツボにハマった一杯! 隅から隅まで、今の私好みな感じです。これは参ったな〜、また来たくなって来たではないか! また新たな悩みの種か!? ま、これからは、ボチボチと食うことしか出来ないし、長い目でこちらを応援したい気分です。ここは、メニュー制覇したいなー。それに・・・・、あのキンキンに凍ったグラスになみなみと注がれたハートランドビールも忘れられないし! 今回はそれも寄与して好印象なのか? ま、それはそれとして。なので詠います!



   淡々と
   佳境乗り切り
   悠々と




   ビールをあおって
   汁なし啜る




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!







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