異動してからメチャ忙しい・・・・。東急東横線やら、横須賀線、南武線を乗りついでいますが、ランチ遠征するような時間は全くなく、今回も武蔵小杉駅へ。しかし、ランチを食えるか食えないかの微妙な余裕度しかなく、TETSUを一応覗くことに。すると行列が発生していてあえなく断念。余裕が本当に無かったので、踵を返してお隣のお店「たかくら」さんで食うことにしました。メニューを選んでいるのも時間がもったいなく、前回一番釜だったから、今回は対極的に濃厚といわれる三番釜とさせていただきました。
【店:どれだけ忙しくて混んでてもサラッと食えるのがいい】
丁度正午過ぎのラーメン屋って混むの決まっているのに行列に並ぶのは少し勇気がいりますね。されどそこは博多系でして、つけめんのように待ち時間だけで10分を費やすことはないので、比較的どしどしと行列がはけるのはとても有難かったりいたします。サラリーマン街で博多ラーメン店が多いのは、こういうタイムロスが少なくてしっかりと食えるというのがウケているのかもしれませんね。とはいえ、新橋や神田の雑然とした雰囲気でなく、しっかりと腰据えて落ち着いて食える環境というのも、私的にはポイントが高かったりする。そんなにキレイでなくとも、これくらいの整然さがある博多ラーメン店ならアリですな。今回は替え玉のレスポンスも早かったし。思っている以上にいい店なのかもしれません。
【スープ:濃厚博多!とビビらせながらもマイルドに食わせるコラーゲン感】
しかしながら正直言ってヘタっている体。注文してから重すぎるかもと後悔する悪い癖がでますが、配膳の瞬間には無用な心配だと気が付きます。少し濃いめの肌色っぽいミルキーさが伺える見栄え。もっと変態級にギトギト感あるのかもと思っておりましたが、全体的には「プチ上品」な一杯だったかもしれません。
<濃厚と言うより濃ゆいマイルド加減>
いわゆるあの臭さがほとんどなくて、粘り気が薄い感じ。でもきめ細かいシルキーさがあるコラーゲン感覚で、舌触りが非常によく、胃もたれも殆ど感じさせない。明らかに濃厚でズッシリと感じさせるタイプではありません。それに・・・パンチ系ではないというものの、猫パンチ級の優しい口当たり。それでも豚の脂の旨味が十分に伝わる。これは女性でもスルスルと行けてしまう優しい味わいが印象的です。
<甘めのバランス設定?薬味で個性的味変へ>
しかし・・・少し想定していたものとはイメージにズレがあるのも確かで、それは「比較的甘め」ということ。豚の旨味と塩気のエッジングが一体化して、きゅーーーーん!と味蕾に感じさせるという風ではありません。塩気というよりむしろ甘目と感じる味わい。それでも悪くは決してなく、1玉めはその味わいで充分なため一切薬味を入れずに食い続けた次第。後半になって替え玉を注文投入てから、紅ショウガやら、タレを投入して塩気を求めるのだが、それでもなかなか塩気のエッジは出てこない。高菜を入れて何とかいつものイメージに近づけますが、これが平日ランチタイムでなければ、クラッシュ生ニンニクでも入れてシャープに辛味を利かせてみたい。結局、最後は意図しない方向で完成型となったけど、それはそれで楽しめるもんですね・・・・。
【麺:思いっきり粉風味を感じながら食うには博多系×バリカタが一番】
博多系にハマりだすと太るのだよな・・・・。なぜなら、替え玉が止まらないから。数年前なら3玉などへっちゃらだったけど、さすがにそれはツライ。それでも1玉ではさびしいし2玉目は無料ということもあって、バリカタでいただきました。やはり、歯ごたえと風味感を存分に楽しみたい博多系ですから。
<久しぶりにバリカタ!粉感の風合いがイキイキ!>
言わずもがな極細低加水。まだ茹で上げたばかりで短時間なものですから、一本一本がまた解れあってないようなパラレルな流れが美しいです。数本手繰って食するとこれがまた、クツクツ感が最高!合わせてグルテンの熟成風合いが醸し出されますが、これが豚骨コラーゲンと交じり合って旨い味わいとなります。低めの加水ですが、極めた低加水というわけでもなく、一部穏やかな物腰もあり、低加水の中の多加水という微妙なバランス感がいい感じです。
<きめ細かいざらつき感が啜って楽しい!>
表面的には美しい地肌感覚ですが、啜り舌触りを確かめると、きめ細かくもざらざらしている抵抗感があるようです。口元での当たりもしっかりと感じ取れるし、内頬を駆け抜ける抵抗感が、とてもシルエットを感じます。細かくボディーが駆け抜けるタッチが繊細でとても気持ち良い味わいがいいね。いや〜、博多麺ってのは啜っていて本当に楽しい!
【具:スープと麺の歯ごたえに負けない食感】
時間が無かったから、あまりはっきりと覚えていないというのが本音ですが、それでも麺に負けない歯ごたえ感があったことだけは脳裏にあります。
<ゴリゴリ言わせながら食う楽しさよ>
キクラゲがないと博多ラーメンではない・・・・と個人的には思っています。それほど必須アイテムなやつですが、ゴリゴリと言わせて噛むだけでも快感を覚えます。そこに豚骨スープと麺が絡みますから、味わい深い上にエキセントリックなゴリゴリとしたプレス感が最高に面白い。歯から、顎からつたわる振動が、脳みそまで伝わってきそう・・・・。ちなみに追加キクラゲ110円。10円まけてくれよと思う・・・。
<薄っぺらくとも麺と同等のクシリ感覚で楽しめる>
意外と今回は印象に残らなかった肉。味わいより歯応えが、薄いながらもしっかりとしたロース肉だったなという感覚だけはあります。一部、肉に紅ショウガを少々、そしてそれで麺を巻いて食ったっけ。歯応えは低加水麺と同じくらいのハードさはあったとぼんやりと覚えていますが・・・。
総じまして、「ワイルド&マイルドで多忙なビジネスマンには最適豚骨!」というそのままの心情のまとめ方でごめんちゃい。とは言え、先週末から寝不足と多忙で頭がふらふらしつつも、濃厚豚骨を欲するとは、人間ってつくづく矛盾を抱えて生きる生き物だと感じます。時間がほとんどないというのに、ついつい食欲を優先したりして、極めて衝動的な生き物でもありますな。結局、集合時間に遅れてボスに怒られたりする・・・。なので詠います!
多忙にて
急ぎかきこむ
細麺に
惹かれ替玉
時間をかけても
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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