ランチタイムのピークに外出途中で武蔵小杉で下車。お気に入りの店が少し混雑しているものだから、ちょっと外れた場所にある家系の店へと急いだのですが、南武線をまたいでしまい、渡ろうとするとどんどんと遠くなり・・・・。結局、向河原駅の方向へ歩きだしてしまいました。しかたない、諦めて川崎駅に戻るかと思い始めたころ、急に雨が降り出してさあ大変。近くのコンビニで雨宿りしたりしますが、止みそうにないので、ラーメン店を発見したためそこに退避。滅多に食わない坦々麺屋?でした。もう適当に早く入りたいため(券売機が外にある)、選んだのが「黒ごま坦々麺」。700円也。
【店:よくある風景、駅前ランチエリアの気軽な空気感】
雨が降ってきたので早めにピークアウトしたような、まったりした店内。近くのサラリーマンが遅めの昼飯を食っており、午後遅めの仕事スタートが見え見えののんびりした空気感です。近くの商店主などが昼飯食いに来たりという、地元愛的な連携もうかがい知れて、いかにも南武線沿線にある駅前のラーメン店といった風景。各駅毎の小さな経済圏にしっかりと根を張って営業中と言う感じがいいね〜。食券を渡してスマホでメールチェックしてると、あっという間に配膳が完了。この店回転は早そうだ・・・・。
【スープ:サラサラ系ライト担々!マイルド黒胡麻とライト一味の辛味感覚】
配膳の瞬間、真っ黒け〜な色合いにしばし見とれます。純白モヤシとのコントラストが気持ち良いかも。それにしても、黒ゴマだけでこれだけのマットなブラック感が出るものかね〜・・・などと考えながら味わうことに。すると想像以上にサラサラ〜な液体で、鶏豚の清湯ぶりを感じられる汁感。しかし黒いのだよね〜。芝麻醤のようなペットりとした感覚は皆無で、甘味も抑え目。それよりは、柔らかな塩気が感じ取れて、所々に一味のエッジングが響くという、攻めてくるのか、懐柔してくるのか、どちらとも言えないバランス感覚。薬味は入れてもよかったけれども、なんだかこのままデフォルトも悪くないと思い、そのまま食い続けることに。後半は、モヤシの汁が滲んだりしてよりさっぱりする味わい。妙な調味料感が残るよりは全然いいエンディング。
【麺:スープよりも、もやしトッピングと勝負するハード感覚!】
むしろ麺が意外に好みでありました。サラサラな液体に反して、結構カッツリとしたやや太目の麺で、風味を利かせたハードな噛み心地。白い目の地肌に黒ゴマの擂り潰した欠片が貼り付いたりして、偽りのなさが感じ取れます。前歯で千切ろうとすると、その時点で太目の芯を感じるようなクッシリ感。噛み千切った刹那に漂う粉の風味感がナイス!奥歯で束になったそれをプレスしようとすれば、早い段階で横ズレをおこし、固いテンピュールの感覚でゆっくりと潰れていきます。
スープがサラサラなので余計にクッシリ度を感じる。その一方でもやしのシャキシャキ感がアピール強く、このシャキシャキと、クシクシの饗宴といった口の中。この時点で担担麺を食っているということを忘れている・・・。
【具:挽肉よりももやしの存在感が圧倒的】
そのモヤシですが、かなりタイミングよく茹で上げられたと見えて、かなりのシャキシャキ感キープですよ!しかも、通常よりも太目のモヤシと見えて、歯ごたえアリアリ。ほとばしる汁がスープにも程よく混じり、ライトさを更に磨きをかけるようです。そばに少しばかりあるカイワレ菜の食感や存在を弾き飛ばすような主張ぶりが痛快かも。
その一方で、坦々麺と言えばひき肉なのですが、これが最初の盛り付け以降は砕け散るといった感じ。モヤシのスキマに入り込み、スープに沈んで、最後に汁の飲み干すタイミングでようやく出会えるという感覚もあったりしました。
総じまして、「ライト系漂う漆黒坦々麺!サクッと食うには好都合!」なる一杯かと。強烈な引力はあまり感じないものの、近くにあればこの麺のハードさが気になるので、モニタリングするかも?という感覚です。特に、汁なし系でこの麺がどのように変化するかが気になる〜。夏場に縁があれば、チェックしてみたい次第です。また雨降ったタイミングだったりして(笑)。夏の夕立のタイミングでもこの店営業時間なのかは不明ですが・・・・。なので詠います!
外回り
突然降り出し
雨宿り
春雨ならぬ
らーめん食いつつ
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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