ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1831】 ガンプ (東京・阿佐ヶ谷) ラーメン・大盛り


 厳しい時こそ、気持ちを結集せねば!組織で考えてみた場合、非常に難しいですね〜。トップダウン的に統制をかけても、末端での綻びは改修しきれないし、野放図になりがち。ボトムアップで進めるにしても、そういう風土がなかったところで急に進めると躊躇はあちこちの現場で発生するし、そもそもそういうトレーニングが現場で出来ていない。無礼講だと言って、真に受けるほどおバカでないのと少し似たところもある。ならば、一つのタスクフォース的な小さいけれども実権の与えられた小集団で!などと思ったりして進めてみても、成功イメージがそもそも掴みにくい。いろいろあったけど、壮大な実験のようなことに巻き込まれたようなこの数年間でした。まだ終わってないけど、しみじみ年度末のこの頃になると考え込むのであります。









 などと言ってはいるがしかし、年度末は極端に忙しいのです。残業を少しでも減らしてと思ってみても、それがなかなかそうはいかなくて。結局晩飯も食えずに夜遅くなる・・・。なので通勤経路の中央線で駅からとっても近くて、混雑せず、そこそこ旨くて、コスパの高い店は重宝するのです。今・・・・頭に浮かぶのは、阿佐ヶ谷にある「ガンプ」さん。最近まですっかりと忘れておりまして、また今回もインターバル短く訪問してしまいました。












【店:何気にBGMが好みで、決まった席をキープ出来る、落ち着きをくれる店】


 なんなんでしょうね〜、落ち着く洋楽やフュージョンがBGMとして流れてて、店の雰囲気に合わせたような適当な音質がまたいい。悪くなくてちょうど馴染む音質。それでいて、どっぷりとラーメン店ですが・・・ここ「ガンプ」はミスマッチというか、安堵感覚えるまとまりある空間なんです。それでいて、多少心配になってくるのだけど、いつ来ても空いていて、お気に入りの席には座れる。自分にとってはいいことなんだけどね。メニューラインナップがシンプルなのもあって、最近特に応援モードが入るお店。開店当初のネット注目も薄かっただけに、掘り下げたいですね・・・(お店に迷惑がかからないように)。












【スープ:なかなか滑らかさがスムース!今風の大勝軒ライクな感覚】


 タイミングが違えば、感じ方もえらく変わるかも。この「ラーメン」は以前に食した時は、豚魚にレモンをあしらって、そのミスマッチぶりにいたく感銘を受けたのを覚えています。しかし今回は、「大勝軒」系のまとまり具合を以前より感じます。もっとも、ライト豚魚系ならそれに近く思えてしまうのだけど、麺とのバランスを感じてしまうと大勝軒の系譜とすごくマッチ。しかし、前回はそこに「酸味」と「レモン風合」を感じてとても斬新と思ったかも。それが今回は、大勝軒に傾斜している! それはそれで悪くないのですが・・・。








 ではその瞬間を「大勝軒」のそれとして受け止め直して味わうと、これまたややライトな動物系が威力を増してシルキー・・・まったり感・・・甘み感があってとても好ましい味わいに感じます。そしてさらに、魚介のエキスのザラつきを一切感じませんし、シルキーを超える滑らかさがナイスです。この点だけでも「好き!」と言える部分。







 そこで更に、以前食ったときの「フルーティーな酸味」があまりにも印象的だったために、トッッピングのレモンをお箸で潰して、それではじれったいので「小さじ一杯程度のテーブルセットの酢」を投入します。するとイメージ通りの味わいに段々となってきた! 最初は「酢」の尖りがありましたが、その後急に一変してレモンの果実系の酸味が広がりだします。皮部の苦味も香り程度に貢献! ・・・・普通の豚魚のようでも、なかなか酸味ひとつでドラマチックな展開を味わいの中に感じる逸品スープかもです。












【麺:汁を吸うより、まとわりつく様なスベリ!多加水のもっちりさともフィット】


 先日のつけ麺と同様で、汁系としては中太でストレート。やや角っぽいのが、膨れっ面したようなフォルムで、スープのまったりした濃ゆさには丁度釣り合うイメージです。汁系の方が、しなやかさを増すようで口当たりの優しさは更に増し、多加水の弾力性がとても映えますね〜。前歯の押しあてでプツリと小気味よく千切れる一方で、奥歯のすり潰しでは、プニプニと明るい印象で軽い弾力を感じさせながらも、クチリと淡白にプレスされて、お後は、喉奥へと落とし込みばかり。色合いも、自家製麺を感じさせる、ナチュラルな薄い小麦色がナイスです。


 スベリもまた、つけ麺よりも高速さをまします。張り付くような地肌感覚は、緩めのスープをガッツリと絡め取り、スープでコーティングされたかの様な感覚です。もの腰のしなやかさもあって、スルスルと駆け抜けていくところがまた、勿体無いと思わせる程にヌケがよし。快感ですねー。














【具:香ばしく砕けて旨しの炙りチャーシュー!】


 チャーシューは、旨さが鉄板の如しの安定ぶりです。ロースの脂質が炙りバーナーで焦げ目を形成し、香ばしさを発するところは、本能に訴えかける要素があります。肉の焦げ目は、狩猟本能をかきたてるのか・・・。







 また、自重で解れる程に柔らかいのは、官能を刺激させますね〜。麺を啜る度に丼の中が攪拌されて、ただそれだけで割れて、程よいサイズに整って分散していきます。今度ここで食うときは、肉を増したいと決意する次第です。












 総じまして、「定番とオリジナリティーを織り交ぜる確かな豚骨魚介という感覚。なかなか良いと思いますし、もう少し流行っても良さそうな感じがいたします。阿佐ヶ谷というロケーション自体、中野・高円寺と荻窪に挟まれて微妙なスタンスなのかもしれませんが、阿佐ヶ谷にガンプありというところまで頑張って欲しい気持ちあり。その一方で、限定品などに興味を示さず「この豚魚一本で勝負!」といった商売抜きの潔さもあったりして・・・。若いご店主さんが、明るく腰を落ち着けて仕事をしてるのを、静かに応援し続ける次第です。でも、もう一本・・・油そばなどあれば、通うローテーションが組みやすいところだが。ま、深夜までやってくれているのが救いなので、それはわがままかな。なので詠います!



   決算期
   追われっ放しで
   疲れ果て



   憂さを晴らさん
   深夜の大盛り



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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