ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1802】 まる福 大勝軒 江古田駅前店 (東京・江古田) 野菜もり・中


 珍しく社外で研修参加です。しかも終日!平日夕方に都心で解散なんて、最近になかった夢のような出来事!こういうときには、狙いにに狙っていた一杯を求めるしかありませんよ!ちょうど一年前の今なら、私は、台湾まぜそばを求めて、小岩の燈郎などに向かっていたのでしょうが、今頭にあるのは大勝軒。のれん会の中で、かなり高評価のお店を狙うためだけに、雨降るなかを、江古田まで来たという次第。








 夜開店直後の初めての客としてピットイン。明るく丁寧な対応でまず胸が弾む・・・これはいい店だな!とね。こういう空気感って、いい一杯を出してくれるオーラを感じさせてくれます。待つ間、いろいろ今日できなかった仕事が頭をよぎって、忘れないうちにメモをしてすごしていた8分程度のちに、配膳が完了です。


  










【つけダレ:泡立つ濃厚さとサッパリ感の両立!クッキリとした豚魚感覚!】


<コク濃ゆさ、魚介甘さ、酸味のバランス、どれも高品質なまとまり!>


 配膳の瞬間、明るい女性店員さんの気持ち良い接客で気持ちも和む〜。恭しく並べられたそれは、まずつけだれ!大勝軒でよく遭遇するシャバ系のつけダレとは思えぬ「泡立ちの細かさ」と「やや濃厚な色合い」がとても印象的!ネギでなく水菜で色目をつけているところが、ちょっと好みかも! 当初想像してたのは、もっと淡い黄土色だったのだけど、色合いも少し赤めいて濃い感覚。・・・これは期待がもてるかも!という確信に近い直感が走る。


 味わうと・・・直感はアタリ!でした。濃厚豚魚とまではいかないものの、よくあるシャバ系のつけだれよりは、ずずっと一本筋が入ったような味の濃さが旨し!と無条件に反応します。う〜ん・・・大勝軒のつけだれでこれほど好みに合うのは、なかったかも・・・。このタレなら、汁系好みな方であっても、受け入れ余地ありますぜ!


 少し因数分解すると、豚骨の煮出しが割と濃くてまず「コクが深い」と感じさせる。そして魚介系のすりつぶしたような「まったりした甘み」が映えてバランスを取る。さらにそこにやや醤油系のカエシが程よいエッジングを成しているのだけど・・・・「大勝軒のつけだれ」と言えば「一味のぴりり感」と「酢の酸味」がほどよく滲んでいる。どの味わいも特徴あって、プレゼンスを発揮するのだけど、全体としてはまとまりがあるところが、すごく冒頭から気に入った! この時点で、つけダレ目的で再訪問は確実!とボーダー越えをしてしまいました。









<割スープ自体がどこまでも旨し!>


 さらに憎いことに「割スープがうまい」。これはずるい。ポットで供せられて共用するタイプなのだが、溶かす前に単独で味わうと、少し褐色めいて、割としっかりした魚介の味わいが響く感覚。それだけで二口三口と、味わい続けてしまう・・・。割スープを欲張って入れすぎると薄くなりすぎて残念な結果になってしまうことが多いけど、この割スープならそれがない。それぞれの、どの割合、どのレベルの稀釈でも、それぞれの配合味わいが成立するといった、まるでマジックのような割スープ。私・・・・恥ずかしながら、かなりポットの中のスープを飲み干してしまったかもです。(ごめんちゃい)












【麺:密度感ありありのグルテン、ヌチリとした肉厚な歯応えに酔う!】


<ヌチヌチ感覚タップリの多加水ストレート太麺>


 タレと割スープですっかり堪能しているだけでなく・・・・実はここは「麺が旨い!」のですね〜。これは全くもって参りました。割とツルツルした表情でマットな肌色を呈した地肌感は、大勝軒らしいといえばそうだけど・・・・どことなく「密度感」を感じさせます。実際、前歯でちぎる際は、突き刺さってからもクニリと強めの反発を与え、さらに力を入れるとグニリといった感覚で切断する。奥歯へ運びこんでプレスとすりつぶしを始めると、実にヌチヌチとした高反発!。いや〜グルテンの密度感がほどほど高いという感覚で、風合いも流石です。しかも、〆具合がとても良いのでキリリとした引き締まりを強く感じます。水切りも完璧。この麺だけでもまた食いに来たいと思う次第。









<タレのまとわりでにゅるつく様な滑らかさ!>


 スベリは、あまり意識しなかったけど、これだけ強いコシでもスルスルと食えたのでいい感覚ではなかったか?という印象。とくに少しばかり粘度があるので地肌に張り付く量が多かったのか、ニュルニュルっとした滑らかさで負担が少ない。重いようで重くなく食えるのは、スベリの良さがあるからかも。







【具:タレの補助ではなく、具材というハッキリしたプレゼンス】


<しっかりと香ばしく、甘みのあるチャーシュー!>


 大勝軒系ではあまりイメージしていなかった「バラ肉ロールチャーシュー」。皮に近い部分の焦げ具合がなかなかよく、脂身の甘さも引き立ち、とても柔らかい。しかも少々分厚いようで、醤油ダレの薄い染み込みが香ばしくてうまい。これならご飯にも合う。もりそば食ってきた中でもこの肉は上位かもです。









<山盛り野菜が嬉しい見栄え!>


 つけダレに投入して、タレの一部という感覚でなく、麺に大きくトッピングされて。まるで野菜だけでも主張しているよう。もやしメインでキャベツも適度に配合。歯ごたえと甘みを楽しむ。こちらは、野菜炒めというより茹で野菜の汁気を楽しむタイプ。惜しむらくは・・・少し温度が低かったかもという点だけ。山盛りな盛り付けも嬉しさを覚えるし、あのコシの強い麺と野菜が絡み合っても、野菜も負けてはいない。また野菜汁もつけだれに滲む。












 総じまして、東池袋系のもりそばに目覚めさる・・・程よい濃厚・強コシの一杯!」という感覚。これまで、大勝軒といえば、もりそば系はどちらかというと避けてきたタイプだったんだけど、この一杯はその考えを改めさせるかも!という衝撃感はありました。本当はね・・・・間違って多目のボタンを押してしまって、やっちまった!という下げモードだったんだけど、結局もっとくれ!もっとくれ!ってな感じで簡単にペロリと食い終えてしまった。恐るべし・・・大勝軒。必ずまた来ます。「キムチもり」「カレーもり」「みそもり」など、まだまだ魅惑のラインナップがありますからね。再食を誓って・・・・なので詠います!




   もりそばの
   山を臨みて
   弱腰に



   食むと一気に
   旨さにつられ



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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