【今週のラーメン１８１３】麺尊ＲＡＧＥ（東京・西荻窪）特製軍鶏そば

再々訪問時、西荻窪は快晴！しかし風が少し冷たくて強い。花粉がそろそろ舞い出してますが、天候の都合で空はとても青々としえ清々しい！比較的澄み通った空なので、ホームから東を望めば、タワーツリーが肉眼でくっきりと見て取れます。とても小さいけどね・・・。

ま、この店にハマったのであります。レギュラーの看板「軍鶏そば」を食い、続いて「特製煮干しそば」をいただいたところで、今度は「特製軍鶏そば」をチョイスしましたが、大体書くこと書き尽くした感があります。しかし、うまいものを食ったときは、つぶやきたい・・・。商店街の狭い路地を突き進むと、明るい道に出ますから、どんどん先に歩いて行くと、「麺尊RAGE」さんがある。すっかり麺好きには名前が広がったようでして、満席状態のところを、運良く入れ替わり滑り込むことができました。

【スープ：甘くてクリアー感覚溢れる鶏のコク！カエシの円やかさが極まれり】

　それにしても、最近、ずーーーっと大勝軒を食い続けてきたのもあって、透明度の高い醤油でキラキラと脂が煌めいているというのは、とても新鮮に思えます。軍鶏ガラと東京の地の丸鶏、それらがじんわりと丁寧に煮出されたのがとてもアピールしてくるようです。アクというか雑味が一切ないところもクリアな味のエッセンスか？。それらがダイレクトに甘みとして響き渡りますね〜。

　そしてそれに呼応するのが、醤油のカエシ感。生醤油というのがよく分かる明るい味わい。そして鶏のコクにストレートに結びつき、甘みを円やかに変化させるフィーリング。結構味が濃ゆいと思う一方、サラサラとごくごくと一気に飲ませる迫力がすごい。う〜ん・・・、ちょっとこの醤油のレベルの高さは、はまるな〜・・・・。抜け出せなくなりそうかも。そうなったら誰か助けてください。

【麺：クツクツして加水低めな粉風味がたまりませんな〜】

　過去レビューに詳細は譲りますが、煮干しに限らず、すっきりとした醤油味にもこういうクツっとして前歯の当たりを明確にするタイプは、とてもよく似合います。極煮干しでもグルテンの風合いがとても映えましたが、この醤油スープの染み込み具合による風味もなかなかのもの。後半は、ややコシがやさしくなりますし、啜りもより楽になりますが、加水の低さと粉風味感の良さが持ち味。

　こうなると・・・・近々リリースされるという、「鶏油そば」にはどういう風合いになるのか、とてもきになるところです。このまま細麺ストレートでさっぱりとクリアーにアレンジされるのか？　それはそれで、醤油系の宝ソバ（東小金井）のようなニュアンスになりそうでとか・・・空想するのも楽しいです。

【具：脂質と筋質のコントラストが鮮やかな二種チャーシュー】

　３杯こちらで食べ続けて、はっきりとしてきました。豚はバラ肉で深く落ち着いた醤油ダレの味わいですが、脂身の多いところをあえて選んでるというところです。トロトロ加減がスープ熱でいい感じに仕上がっている。そして一方は、鶏ムネ肉のあっさりパフっとした肉。鶏と豚ということと、まったりとあっさりということと、２重の意味でコントラストを計算されてるのね。なるほどうまし。

　味玉は、相変わらずうまし。前回の煮干しの時より、味玉のまったりした黄身の味わいは映えていると感じました。多少浅くてまた柔らかいところも印象的でとても好き。黄身のとろみが麺に少しかかって溶き卵のようになってしまいましたが、むしろこの食い方うまいかも？とちょっと気付いてしまった・・・。

　総じまして、個人的には「ぷらっと散歩気分で食える崇高麺」という感覚です。通勤定期が使えるということからも、今後あれこれと悩むのだったら、ぷらっとこちらへ出かけて昼飯済ます・・・という週末が増えそうです。今回なんか、まさにその通りだったしね〜。いや、三鷹にも吉祥寺にも、いい店があるのよ。だけど、最近はこちらが気になっている。多分また近い内に訪問すると思いますが、あしからず。なので詠います！

　　　朝目覚め
　　　陽が昇りては
　　　浮かれさせ

　　　そぞろ訪ねる
　　　極まる一杯

　お粗末！ということで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！