ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4235】 麺尊RAGE (東京・西荻窪) 特製軍鶏そば + 替え玉 + ヱビスプレミアムブラック 小瓶 〜怒涛の軍鶏コク!濃密感!エロいまでも美しく!結局キリリと引き締まる旨さ!名作軍鶏そば西荻にあり!

実は4年ぶりにRAGE軍鶏そばを食ってきた!
 


麺尊RAGE (東京・西荻窪) 特製軍鶏そば + 替え玉 + ヱビスプレミアムブラック 小瓶 〜ラーメン食べて詠います

 

 

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 恥ずかしながら私・・・、ラーメンデータベースでは麺尊RAGEの最多レビュアー。されどここ数年は新規店舗開拓に精を出す一方で、煮干し大好きニボシストの傾向が激しい。急に思い出したかのように「RAGEの軍鶏そば」が食べたいとの渇望により、午後休暇を利用して訪問して参りました。なんとここの軍鶏そばとは、4年以上ぶりの対面です。でも本当は、早稲田界隈の冷やし油そばを食うために調整した休みだったんですが(汗)。こうも蒸し暑くては、行列に耐えられないのもあるしね・・・。
 
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 RAGEは、猛暑や雨雪嵐でも店前に屋根ありの大きな待ちスペースがあるからいいよね!。今回もたっぷり待ち時間を利用して、午後休暇とは言え、モバイルワークでメールチェックだけでもと考えていたんです。しかし、何と昼飯タイムに待ちなしですんなりと入店ができてしまいましたよ!。ピークタイムではこんなの初めて!。やはり訪問店を切り替えて良かったか!今回は神のお導きかもしれませんねー。
 
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 そして案内された座席・・・可愛いような美人のような女子二人組のお隣。密対策で離れてはいましたが、そんなご風貌の印象より、ラーメンが旨すぎての興奮と反応がスゲー伝わってくる!。絶対に店主やスタフにも伝わってると思われ、素直に感動が表せる若者ってホント羨ましい!ちょっとこっちも感動を分けてもらった気分です。そんなオヤジはまずビールからスタート!。だって午後休暇なんだもん!。
 

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<酒> ヱビスプレミアムブラック:深くて重く・・・香ばしさが心地よい大人の麦酒!カフェに居るような感覚??

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 プレモルと選べるようですが、俄然私はこちら「ヱビスプレミアムブラック」ですよ。まず滅多に外ではお目にかからないし、小洒落た量販店でしか置いてないもの。そんな希少性もそそるんですが・・・味わいそのものも格別。因みに黒ビールはなぜ黒いのかと言うと麦芽を「焙煎」に長くかけるからだよね。だからコーヒー色に通じると思ってるんだが、その焙煎の技によっても風味やコクが違ってくるから奥深いと言われておるようです。
 

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 さてこの黒ヱビス・・・気のせいか苦味の中に甘味があるようなムード。飲み干したコーヒーカップを嗅いだ時に甘くも感じるあれに似てると思うのはオレだけか?。いや甘いと言うよりそれがコク当たるものなのか?。昔、ヱビスビールのホールで「スタウト」を味わったことがあるんですが、苦味とも甘味ともつかない味わい余韻にコクの分厚さがすごかったのを思い出しますよ!。いやー冷えてても実に旨い!。これは夜だとまた格別の味わいだったかもしれませんね・・・。
 
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<全体> キッパリとした醤油と動物エキス!濃密な円やかさを湛えつつ・・・エロいほどに艶かしいレア肉!

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 そんな黒ビールの余韻に浸りながら、コーヒーの比喩なんて思い出したもんだから・・・黒ビールがアイスコヒーに見えてきた?。汗かいて飲むと酔いが早いのね・・・。そんな真昼間のほろ酔い不良オヤジの目の前に配膳されたのが、この麺顔です。
 

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 おおお!軍鶏出汁啜りたい一念でたどり着いたものの、こうもレア肉チャーシューのアピールがすごいと、軍鶏が頭に入って来辛い!?。とことんレアっぽいから妙に艶かしくてエロい肉と、私の拙い語彙の中ではいつもそう表現をしております。とは言いつつ・・・やっぱりスープの琥珀色が深い!。醤油系のキリリとしたカエシのエッジングを想像しますが、表層の軍鶏エキスの揺らめきがこれまたハンパなし!。本当に味玉以外は・・・肉と軍鶏出汁のアピール力に尽きる一杯かと!。
 

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<スープ> 透明感ある円やかエキス!その奥に甘味すら覚える・・・濃密鶏油とピッチリカエシの感覚!やがて麺が風味を溶かし込む!

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 肉の誘惑あろうとも、まずはスープです。そっと味玉横スペースにレンゲを滑り込ませて、まずは実食・・・。うわぁ〜明るい旨さが分厚いことこの上なしでっせ!。やっぱり軍鶏のコクですよ。分厚さハンパなしでそれでいてしつこくない。鶏油は軍鶏を煮出す時に浮いたものを掬い取ったものと思われますが、まさに軍鶏そのもの!。油自体が濃厚出汁であり、塩気を感じようともそのコクで、円やかに甘味へと変換しているよう・・・まさにパワフルな旨さなのです!。
 

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 一方で、醤油のピッチリとしたカエシのフィーリングも見事。軍鶏の風味を醤油の風味でコーティング。こちらも塩気が軍鶏油で支配された気分ですが、ベースの乾物系の旨味とうまく調和してるようです。いわば動物系旨味とのコラボにおける、触媒役と言ったところか。やはり醤油味でないと、軍鶏の旨味はピシッと来ない気がしますし、まさに最強コンビ・・・軍鶏と醤油でございます。
 

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 またいいところは・・・時間経過と共に、ゆっくりと麺の成分が溶けてゆくところ。これは霞のような濁りが滲むのではっきりと、序盤と終盤で違いが認識できるかと!。炭水化物の溶け込みは、また別の甘味を足しますので、旨味の幅も広がるようです・・・。
 

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<麺> 肉に潜んだ美しき麺線!加水低めで凛々しいまでのストレート感!序盤の風味と終盤の出汁浸透が素晴らしき!

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 煮干しそばと同様に加水低めなストレート細麺。それがいいね!。煮干しそばの場合、独特なニボ感覚を受け止めるために麺の粉風合いが重要なんだが、これだけ濃厚な軍鶏出汁だとその構図もぴったり。これは鴨そばにも言えると個人的には思ってます。出汁に濡れただけの麺ですが、表層の薄い部分だけは透明感があり、そこには出汁が浸透してるかも。それを一気に啜り上げてて食らいつく!。
 

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 序盤は咀嚼が楽しいっすね。前歯でパツパツと千切っては奥歯へと送り込む。徐々に時間経過するとやや出汁浸透が進んでヌツヌツとした感覚ですが、とにかく歯応えも味のうち。この明快で痛快な部分がいいですな。奥歯へ運んだら一気に潰しますが、潰し出すと一気に旨味で脳が興奮を覚え、唾液が溢れ出すようです。噛んで麺と出汁の一体感が高まり、それを繰り返し味わう単純作業ですが・・・この瞬間が至極の幸福感ですな・・・麺食らいとしては!。
 

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 終盤の旨さも捨て難し。それなりに出汁が浸透して、コシもしなやかさが目立ちますが、すでに出汁と麺の痛い感が出来上がってるようで、これも「なごみの旨さ」と感じます。この後、替え玉へと展開が続きますが、優しい余韻もまた嬉しき哉。
 

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<チャーシュー> ギリギリ限界までレアな感覚を溢れ出す豚肩ロース!合わさる鶏胸肉のしっとりなまでのシルキー感覚!旨さ恐るべし!

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 極限までレア?レア肉の限界を追求するような艶かしさですな・・・肉好きとしてはwelcomeですが、これほどだったら苦手な人もいるかも。だったら出汁に沈めるか、適度になるまでしゃぶしゃぶしてみましょう。特製になりますと当然に肉増しなのですが、上層はレア感たっぷりな豚肩ロース・・・直下には鶏胸肉・・・さらにその下には豚肩ロースです。最下段の豚肩ロースは熱々の軍鶏出汁に浸されきってますから、レア感なし。つまり、2種肉でもまるで3種肉を食ってるような気分にさせてくれます。
 

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 艶かしくとも滋味深し。肉本来の味をストレートに表現!。赤身の旨みは肉細胞の味わいそものかも?。素材の味わいって感覚があり、そこに脂身の蕩けを感じて、更にマッタリと甘味を感じる味風景・・・・。そこに後追いで軍鶏出汁が加わるから、レアチャーシューの楽しみは尽きませんね。
 

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 一方の下に沈んだ肉。軍鶏出汁にエキスをかなり吐き出した感覚ですが、むしろ軍鶏出汁を吸い込んで、レア肉とは旨さのシフトチェンジを果たした旨さです。むしろ歯応えが少し出て食べ応えあり。炭水化物系とはこっちの方が相性がよく、グイグイと食わせるパワーがあるようです。
 

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 そして鶏胸肉。こちらはパフパフとした食感が楽しいばかりでなく、どんなスープにも寄り添う器用な素材とその味わい。鶏同士ですからね・・・胸肉の淡白な地味に、軍鶏のエキスが浸透し、まるでモノクロームからカラフルに展開したような味の広がりを感じますよ・・・嗚呼、旨し!。この瞬間にビールがある喜び!。
 

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<味玉にハズレなし!> 円やかな薄出汁の浸透深く・・・白身はふわふわ!卵黄はあんぽ柿の如くジュレ感覚で舌に絡みつく旨さ!

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 非常にインパクトの強い出汁をくりなすお店にしては、合わせる味玉は「優しい」の一言です。仕上がりと味わいがとても優しく「ほっこり」とさせる感覚。全体的には円やかな薄出汁が染みており、しかも深い浸透です。白身までがふわふわとしており、中心に近づくほどにとろみを感じるほどの「ぷるぷる」感がいいね。しかも味わいも感じる旨さ。
 

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 そして卵黄!これが全体完熟のように濃密な旨さで、全体ジェルのようなねっとり感!。あんぽ柿の如くジュレ感覚で舌に絡みつく旨さでございます!。口へ運び潰すと、味蕾のヒダにまでもねっとりと絡むようで、旨さのアピールが強い!。しかし味風景としては柔らかも残し・・・実に不思議な感覚ですが、それが余計に旨さとして興奮を覚えるかと!この仕上がりで100円はいいね!旨し!やっぱり味玉にハズレなし!。
 

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<替え玉> 醤油ダレに濃密なまでの鶏油が絡む!そのままでもつけ麺風に食らうもよし!スープの垂らしかけもよし!

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 実は「RAGE」は替え玉が旨いブランド。すみません・・・最近知りました。2号店でたまたま替え玉があることに興味が湧き、それで食ってみるとびっくり!。いわゆる「味付き替え玉」「和え玉」と言う分類ですが、完成度がハンパないので激しくオススメです。今回は1号店で食えて幸せです。
 

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 コンセプトはシンプル。軍鶏油に醤油ダレ。それを全体的に満遍なく絡めて、麺線を美しく整えてあります。なので崩すのもったいないほどですが、まずはそのまま食らいましょう。十分に単品完成品!逸品の旨さ!。醤油ダレと鶏油、そして麺との攪拌により軽くタレは入荷したような粘りありますが、それもライト。軍鶏コクと炭水化物の甘味の一体感が素晴らし!。クツクツとした歯応えがかなり粋に感じ取れます。
 
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 お店側は「つけ麺風にしてどうぞ」とありますので、一応それも試しましょう。細麺をつけそば風に食らう楽しみも増して、趣向としては実に嬉しくおいしい!。そのままで食らうのが好きですが、サラッとライトに食えるのに、味わいは至って濃厚!
 
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 ついでなので、デフォルトの替え玉に、残ったスープをレンゲで垂らしかける方法も試してみました。個人的によくやる手法なのですが・・・。これは麺と麺が剥がれやすくなり、またつけ麺風より濃厚さキープですので、ありと言えばありかも。ってな感覚で3種の食べ方にトライして全巻のフィニッシュ!。
 
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総じまして「怒涛の軍鶏コク!濃密感!エロいまでも美しく!結局キリリと引き締まる旨さ!名作軍鶏そば西荻にあり!」

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 ・・・と言う感動!。やはり名店の中の名物という迫力を痛感!。比較的近場で、通勤経路にある幸運を素直に喜ぶ次第です。土日祝は、やっぱり混雑しましょうが、狙い目は平日の昼の部、そして後半。ま、並んでも食う価値はあるとは思いますが、一応ご参考まで。激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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