ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1749】 らぁ麺 すぎ本 (東京・鷺ノ宮) 塩ワンタンらぁ麺


 関西へ帰省する前に、今年最後の関東〆ラーメンを食っておこうということで、冷たい雨が降るなかをやってまいりましたのは、「鷺ノ宮」であります。無論、ここなら「すぎ本」さんでしょう!これで今年は締めくくりたい。今更ながら今年一年を振り返ります。


 まず春先に「汁なし系」を2ケ月弱食い続けました。この結果行き着いたのは、「台湾まぜそば」というジャンルで、まだ関東にレギュラー提供が少ないなか、苦労して10食以上連食してしまったという結末。これは最高に痛快でした!

そして秋以降、だんだん塩ラーメンに傾倒してしまい、とうとう塩しか食わなくなってしまった秋から年末。この結果行き着いたのは、「塩ワンタン麺」というジャンルで、これも10食以上は軽く連食してしまった・・・・。この締めくくりに、今回は「すぎ本」さんへと相成ります。今年もいろいろありましたが、来年は何にハマるのでしょうか。自分でも先が読めませんが、また同じような締めくくりができる一年であれば幸せです。



  


 




【スープ:鶏の旨味に繊細さと大胆を感じて、節と塩気で落ち着く・・・・しみじみと味わいました】


<じんわりと「緻密さ」と「芳醇さ」が広がる鶏コク!最高な淡麗仕立て>


 さて肝心な一杯!配膳の瞬間に感じるオーラは相当なもの。ビシッと決まっている感覚が色濃い!この日最初の調理ですから、作る側の気合がみなぎっているのかもしれません。どこまでも透明な鶏ガラスープは、実は軽い霞がかかって優しい色合い。味わうと見栄え通りのイメージで、胃袋に優しく染み渡ります。







 鶏ガラの丁寧で緻密な煮出しと、丸鶏の芳醇なエキス感が調和がとれていますね〜。こちらは鶏油で色気を出すのを控えているタイプで、淡麗好きにはたまらん!また、薬味は極細微塵の白ネギで、これが甘みに似た清涼感を醸し出します。塩味にはぴったりな薬味で、塩気とうまく拮抗しているような味のスタンス。食い進めていくうちに、麺とワンタンの風合いがにわかにスープに滲み出して、個性を映すよう。粉なのしっとりとしたグルテンの風合いと、肉餡の旨塩気が、微妙にゆっくりと反映してくるかも。もちろん、完飲ですよ!熱さ程よく気持ち良く一気に飲み干しました感じです。








<節と昆布の魚介まろ味がバランス良く、塩気がもはや甘みと感じてしまう・・・・>


 全体的に落ち着いているのは、いつも思うが魚介の質がいいのでしょうね〜。鶏コクメインの中に、薄っすらと、節系の味わいと昆布の旨味が染みているような感覚。そこに、塩気が淡く結びつくと旨味と化し、もやは塩味が甘くも感じるというカオスな味わいです。魚介の丸みある味わいと、塩気がどちらが勝つかという判定も難しく、これも拮抗したバランス感。味わい出すと一気に飲み干してしまいそうな、やさしい味わい。これは、野菜系の甘みが滲んでいるのかも・・・・。まるで、ポカリスェットと似たような、全く違うような、味の浸透圧を最適バランスを感じます。













【麺:シルキーな繊細さと、和の風貌を併せ持ったやさしさ溢れる麺】


<シルキータッチの口当たりの良さ!しなやかな滑り心地がとてもナイス!>


 こんな麺だったっけ?と思うほど、素晴らしくシルキーな口当たり。単に記憶が漏れたとしても、このシルキータッチならもっと早くに再訪問すべきだった!リフトの瞬間からして、しなやかな物腰がとても気に入ります。内頬と舌上のタッチは、張り付くようでもなく、駆け抜けてただ通り過ぎるでもなく・・・、適度にシルキーな抵抗感で相手をしたあと、喉奥へと落ち行きます。これは参ったな・・・・。ワンタンで感じようとしたことが、すでに麺で体感できてしまったではないか・・・。








<全粒粉入りの風流で流麗なるフォルム!クチリクチリと気持ちよい切れ味>


 これもすっかり忘れていた全粒粉の感覚。風流な風貌から素朴な味わいを連想させます。多加水ストレート麺でややかすかによじれを生じていますが、前歯の当たりの感覚は、いかにもスパスパと小気味よく切れ込む感覚がいい!奥歯でのプレス感も淡く潰れて、クチリクチリとしたもの。これは汁を吸った方がうまいのか!?と思えるほどに、スープとの一体感があり、歯ごたえもやさしいところが、イメージにも合いますかな。







【具:二種チャーシューの定番な美味さ、ワンタンの艶かしい滑り感!】


<鶏豚二種チャーシュー・・・やさしさと熟成の旨味がこれまたナイス!>


 崇高なる二種チャーシューは健在ですね〜。今回も上出来ぶりに武者震い。鶏の胸肉は、化粧パフのようなしっとり感溢れる歯ごたえで、甘噛みしてみたいくなるほどに愛おしい感触。味わいは淡白なれど、スープを染み込ませ誠にうましです。一方の豚ロース肉は、これまた繊維に沿って解れるほどの柔らかさ!そして噛めば噛むほど滲んだスープ味とあいまって溢れ出す肉本来の旨味感!まさにこの美味さの定番さはカタい!テッパン級の美味さですね!








<細かくシンプルな塩味ひき肉感!尾ひれが強調されたワンタンが気持ちよく滑る>


 これを最近追い求めているのだ・・・・それは「ワンタン」。こちらのタイプは、一見、「てるてる坊主型」と思いきや、三角巾タイプです。通常このタイプなら肉餡は少なめで、ワンタン自体の滑らかさを楽しむのに主眼を置くのです。しかし、これは肉餡もふんだんで大きい!肉餡の感触とワンタンの滑らか滑りを両方楽しもうという、大胆なワンタンです。肉餡が大きいく、ワンタンの尾ひれも大きいので、レンゲのくぼみに押し込むのに一苦労ですわ・・・。







 餡は鶏豚の粗びきっぽいタイプですが、練りこみはほどほどありまして、細かい感覚。味付けは塩味メインで、スープの余韻と肉餡本来の肉味で楽しませてくれます。またワンタンは、肉厚な感じでグルテンの伸びきったちゅるちゅる感がMAX!しかし、そこに残念感は全くなく、ワンタン本体の風合いを残像として残すような味わい感があります・・。












 総じまして、「質実な佐野JAPAN系、絵画のようなワンタン麺」という感じで、まとめが下手でごめんちゃい! いやね・・・・、正直申して最初の配膳でちょっとその存在感にびびったわけ。何気ない麺顔しているのだけど、隙がないというか、まとまりすぎているというか、ちょっと見入ってしまって食うより写真撮る方に気をとられてしまったかも・・・・。最近そんなことが多いのだけど、これは間違いのない塩ワンタン麺だと思います。なかなか、地縁がない場所だけど、またきます。また同じものを食うかもしれませんが・・・。なので詠います!




   年の瀬に
   寒さ厳しく
   襟を立て


   そそくさ向かう
   今年の〆ラー (関東ではね)




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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