実家に帰り、昔馴染みと飲む年末の夜。一次会のトラブルなどがあり、しこたま日本酒を飲んでしまってベロベロであります。翌朝、体のあちこちが痛い・・・。喉もガラガラ。カラオケ屋でも飲んで叫んだからね。いい年なのだから反省です。京都河原町で飲んだ後となれば、「みよし」が有名でして、Gackt が唯一クチにするラーメンを〆に狙ってみましたが、行列すぎて心が折れます。
そこでブラブラしてたら、こちらを紹介してくれまして、それが「魁力屋」さん。このブランド、妙に関東には進出しておりまして、2〜3度食ったことがあるのですが、京都らしいコッテリ味ということで、久しぶりに背脂醤油味を味わいました。
【スープ:醤油の塩気と背脂のまったりさが、酔客の舌を唸らさせる味わい】
<酔えば食いたいくなる、背脂醤油のカエシ味わい>
見飽きた麺顔、背脂の海〜。背脂が一面に浮いておりますが、すぐ下には動物系の出汁が効いた清湯醤油が広がります。鶏ガラというより、 豚のじっとりとした味わいを醸し出す動物系です。でもスルスル〜と食えてとてもマイルド。背脂が補強されてもなお受け止める度量の深さともうしましょうか。
この一杯は、塩気がとても気持ちよいのです。醤油味あらくるカエシの味わいと、調味料からくるジリリとくるエッジング、そして辛さをまろやかにする背脂のまったり味。それら渾然一体となったところに、青ネギがわんさかわんさか〜と滲むフレッシュ感。まさに、今を代表する京都ラーメンですね〜・・。
<背脂と共に年を越す>
京都ラーメン=背脂醤油というのは、昔ながらのようで、実は私自身は京都に住んでいたころ、実はそれほど食ってない。昔の京都ラーメンって、確かに背脂がプカプカっと浮いていたけれども、もっと少なめでおとなしく、一味が微妙に滲んでいたような記憶。しかし、時代が移ろうと共に、がっつり背脂のアピール感が受け入れられて、今に至るといったところですね。いや悪くないですよ! 今では全国に飛び出してチェーン展開しているところもチラホラですが、京都の友人と食う京都ラーメンは、最高でした。
【麺:ちょっぴりジャンキーなスープを受け止める粉の風合いが素敵】
<くっきりとした粉の風合いが塩気とベストマッチ>
麺はカタメ。割とボソボソっとした湯で加減でなかなかナイスです。前歯を当てると微妙に低反発なテンピュール感。そして鼻腔に駆け抜ける粉感。熟成度合が効いた乾いたグルテン感覚が、スープの塩気と混じり合って、食欲を誘います。この お店は、わりとカタメの風合いをキッチリとコントロールしてくれて、いいですね〜。密度感ある潰しこみもいいし、奥歯でプレスすると、細麺が束になってクシクシっとしっかりと受け止める歯ごたえ感覚です。
<ざらつき気味な地肌に、背脂が張り付き妙にスルスルとした滑りが快感>
わりときめ細かい地肌なんだけど、気分的に乾いた感覚でざらっとした風合い。そこに背脂が軽く染み込んだような感覚で、凛とした腰つきがあるのに、しなやかにスルスルっと吸い込まれていくようです。これは、口元ではややもたつくが、喉越しにいい感覚という、シルエッットを感じさせる啜り心地でナイス!
【具:これが京都のラーメンですね】
<京都でネギは入れ放題!ネギポットは当たり前!>
さてこの日は相当酔っていたのだが、確か記憶によると、「関東ではネギトッピングに100円も取りよる!ありえへん!!」などと友人と共に叫んでいたっけ・・・。お店の方・・・・申し訳ありません。その後、ラーメン議論が白熱しまして・・・・。私が悪うございました!m(_ _)m
無料のネギポットを記念に撮影。どれだけ食ってもいいのだけどほどほどにします。関西の青ネギ・・・・まるで、EverGreen ! ではありませんか!EVERNOTE のロゴカラーは、きっとネギ色を模したに違いない。
<ペラペラチャーシューをミルフィーユにして食う>
最後に、ペラペラチャーシュー! これを何枚も重ねて麺と食うのが好き。私がたまに麺をチャーシューに巻いて食う仕草をするのは、きっとこういうチャーシューを食い続けて育ってきたからなんでしょう。このチャーシューは、京都ラーメンの特徴だと思っている次第です。
総じまして、「酔って記憶が飛んでも忘れない味わい」・・・・それが故郷のラーメン。この夜は、ほんとうにいろいろあったけど、最後に一波乱あって、またこの後はしご酒ということに。お付き合いいただいた方々、ありがとうございました。なので詠います!
ベロベロに
酔って楽しい
年忘れ
いろいろあった
水に流して
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
関連ランキング:ラーメン | 京都市役所前駅、三条駅、三条京阪駅
- 出版社/メーカー: アイランド食品
- メディア: その他
- この商品を含むブログ (4件) を見る