ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1690】 麺屋はやしまる (東京・高円寺) えびわんたんめん・塩


 昼飯直前とか、帰る間際になって飛び込んでくる重大事項。何か最近振り回されることが多いので、ヘトヘトです。それなりに心構えをしてても、限度があるwww。気概とかやる気、掲げる目標など気持ちを高めてみましたが、この夜は本当に凹みました・・・。こんな夜は、いつものように少しひっかけて帰るかと思えど、翌日が健康診断だったりして、ちっぽけに羽目を外すことすらできない。


 そんな夜、ここは食えなくなる時間の前に、しっかりといいものを食っておかねば!ということで、決意したのは高円寺駅に着いたとき。あっさりと、しっかりと、肉肉しくないものを食べようと考えに考えたのが、「麺屋はやしまる」さんの「えびわんたん」。英世を超える1100円也。これは痛いね〜・・・・。されど、酒飲めないのだからその分晩飯にかけるか!という屁理屈で、空腹抱えてトボトボと、駅北口に広がる商店街を歩みます。いろいろ飲み屋とか誘惑をくぐり抜け、路地を曲がった暗闇に、ぽつんとそのお店があります。








 ご店主お一人のオペレーション。なので長いめのカウンターも半分しか使えないように、区別して椅子が片付けられてたっけ。それに気づかず、「お!こっちの方ががら空きやん!」なんて感じて、わざわざ片付けてある椅子を引っ張りだす私。空いているカウンターに座ろうとしたら注意された私(温和にね)。普通、そんな行動する客はおらんよな・・・・。すんませんね、ご店主。 












【スープ:「やさしい」の一言!魚介や鶏ガラ、豚肉やえびわんたんのエキスの染み出しがたまりません】


<ほのかな甘味が後からジワジワ来る魚介感!塩気もまろやかで完飲!>


 配膳の瞬間に心がほぐれる思いです。この中には、やさしい色合いで満ち満ちてます!まずはスープ。鶏ガラの豊かなコク脂らしきのが浮かびキラキラと輝いているのがまず嬉しい。思わずレンゲでスープをすすりあげると、そこは鶏ガラの味わいというより、ほんわか〜とした魚介の風合いがまろやかに広がります。これで余計にホッとさせられる。







 ニボニボっとした苦味系でなく、ほのかな出汁感覚の魚介。煮干しの中でも軽やかなイリコに近いあの味わい。節系のエキスも滲んでいるのでしょうが、塩加減もより一層仄かな加減で、本当にいい塩梅とはこのこと。魚介と塩気が結びついて「まろやか」な一体感が楽しめます。


 ああ〜、あっさり塩系出汁っていいな〜んて思いながらグイグイと食い続けていくと、慣れてくるのか味わいがよりジワジワと深く感じられてくる・・・。麺が汁を吸い込んで旨味を交換したのか、霞程度に徐々に濁ってきて、これまたグルテンの風合いとも一体化したのか?。最初よりボディに厚みが増しますね。









<さらっとした豚鶏ガラのコク!決して重くなく胃のシワに染み入る感覚>


 そのボディの厚みに注目し出すと、やはりそこには動物系の旨味の深さも見え隠れ。鶏ガラのスッキリした味わいは、モミジなどの粘度を感じないさらりとした風合いですが頼りなさは微塵も感じない。しっとりといい感じ!一方、豚肉の旨味もすっきり出されていて、その動物系の旨味度は病の方でもするすると飲み干せるのではと思うほど。なんと伝えればいいか・・・胃袋のシワひとつひとつに、沁み入るような優しさを感じます。


  











【麺:厚みを感じるストレート麺、モチモチ&ツルツル度合いが満載ですんなり量が食えそう】


<角麺に膨れっ面を感じる「丸み」、地肌のツルツル感で滑りは最高!>


 麺がまた、つるつるっとした多加水麺で、標準よりやや太めできっぱりとしたストレート麺。その口当たりのフィーリングから切り口が丸麺だと思い込んでたけど、よく見ると角麺が膨れっ面したような表情。なので抵抗感がとても少なく、高速にすべる感覚がナイス!わんたんといい勝負するかも〜。口元も、内頬も、舌触りも喉越しも・・・すべてが滑らかで、するすると入っていくから、少し多めの麺量でもすっきり食える感覚です。お腹いっぱい食えるかも!








<多加水ならではのモチモチ反発と、落ち着きのある密度感を両方感じる>


 そしてモチモチっとした弾力がまた広くウケそう。前歯を押し当てるたびにプツリと小気味よく千切れて楽しいし、奥歯でのすり潰しでもプニプニと最初感じたあと、クシリと潰れる感覚が楽しい! そういえば単にモチモチと柔らかいだけの麺でもなかったような気が・・・。プニプニしていたけど、どこかしら落ち着きがあったような・・・。密度感がややあったような記憶で、そこにしっかりとしたグルテン感があったかも。汁を吸い込んで噛み締めてうまかった部分がそれかも。ともあれ、これならつけ麺にも期待!もっと言うなら、夏の冷やしにしてもマッチしそうな良麺です。







【具:海老の肉感を存分に感じるわんたんが最高!!】


<淡白なれどきめ細かいあっさり豚肩ロース?肉がナイス>


 脂身のない肉ってのもなかなかいいですね〜。肉質部分が全体を占めますが、とても柔らかくて薄味のため、肉の味わい!って感覚で楽しめます。どちらかというと、白飯と一緒にガツガツ食うタイプではなく、汁系に浸したり、また酒のアテとしてゆったりと食いたいかも〜・・・な仕上がり感。淡白な肉が美味しいと再認識したかも。









<プリップリ!ブリブリ!!と感じるエビ弾力が最高>


 主役はこいつかもしれません。えびわんたん・・・5個入ってます。わんたん部分は結構肉厚で、汁とか熱で溶け出す感覚は薄く、しっかりと味わえるタイプ。幅広うどんの如しにシルキーさ極まる滑らかさで喉元をちゅるりん!と駆け抜けていきます。やはり何回食っても、この感覚はやみつき!


 そして餡が絶品!えびそのもの!と思えるほどに、プリっとした歯ごたえが存分に味わえます。そもそも、えびはプリッとしているもんやん!・・・と思えるのだけど、まるで「えびの身がぶつ切りで入っている?」と思えるほど、しっかりとした歯ごたえ感なのです。なので、歯で割ってみて視認してみたら、ちゃんと練られていた・・・。まるでぶつ切り程度に大きめな練られ方なのか、練りの細かい部分と、身の歯ごたえ部分と交互に織りなすような餡の仕上がり感! 海老しんじょうタイプの、きめ細かい練りタイプもいいけど、このプリプリ感は、お財布に余裕があるときに一度食していただきたい次第。お肉のわんたんもいいけど、「えびわんたん」という響きには、何か特別な魔力を感じてしまいます。


  











 総じまして、「ジワジワ!ツルツル!!モチモチ!!!プリプリ!!!!英世超えも納得の一杯!」といったところでしょうか。最初、財布の懐痛いと思ったけど、終わってみれば快感でございました。やはり、凹んだ時はしっかりと何かで挽回せんといかんよね〜。下向いてばかりじゃ浮かばれんし、少し回数減らしてでも、いいもん食わねば・・・と思ったりしました。なので詠います!





   疲れ果て
   何かご褒美
   びわんたん



   プリプリ弾力
   気持ちも弾む




 お粗末!とうことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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