ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1685】 地球の中華そば (横浜・伊勢佐木長者町) 特製地球の塩そば+ワンタン

 珍しく平日の昼間に外出の機会がありまして、場所は横浜界隈。やぼ用があっフレックス退社しようと思っておりましたが、仕事のキリがよかったので思い切って午後休暇を頂きました。そして・・・・狙えるかどうか「地球の中華そば」さんへの訪問を試みます。








 長蛇だったら止めてどこか適当に流そうと思っていたら、店外待ち3名という状況。これなら食うしかないでしょう!などと屁理屈をつけて食った次第です。しかし、並んだとたんにドンドンと列が長くなっていくし、一つとなりのカレー屋さんまで伸びてしまう。とても個人的にはラッキーだったけど、カレー屋さんは少し災難だな・・・。さて、滅多に来れないと思われるので、今回は思い切って特製!とさせていただきました。


  











【スープ:まろやかな塩だれマジック!貝類と鶏出汁のやさしい味わいがどこまでも】


<どこまでもまろやかな塩のエッジングに、貝類昆布出汁の地味深く!>


 配膳の瞬間は、特製であったのもあって、質感がギューっと詰まったような賑やかさをとても感じますね。麺顔に具材を上品に並びたてても覆うばかりですもん。鋭角的で背が高い今風の丼のいいところは、麺顔が引き締まって見えることだけど、それを超えてますな。冒頭から具材をいろいろつっこみたいところを抑えて、まずはスープを啜り上げます。


  円やか・・・・の一言。うんちく書きによれば、「岩塩(陸):海塩(海)=3:7」の配合らしく、だから「地球の塩そば」なのだそう。塩で地球とくれば、阿佐ヶ谷の名店を思い出すが、ご店主お元気だろうか・・・・。そんな余計なことを思い浮かべるのは最後で、あとは無心にスープをすするのみでした。これは箸がとまりません。


 魚介系の出汁がいいのです。しかも、貝類の出汁がとてもよく聞いていて「滋味」と感じさせつつ、昆布の旨み成分が程よくやさしく包み込むという感覚。もちろん、香味油やいろいろな動物系も交じり合っているのですが、和のテイスト感に貝類の落ち着つきがしっとりと響いていまして、これは私個人的には、ツボにはまりまくりです。全く、飲んでも飲んでも飽きがこない。










<鶏ガラメインの煮出しと、控えめな香味油が上品!あとは具材のエキス感>


 一方の動物感は、鶏ガラとか丸鶏メインかと思われますが、豚肉を始め、いろいろなエキス感が漂います。されど香味油で色っぽく強引に化粧したようなところがない。こんなに色んな出汁が溶け込んでいるのに、厚化粧といった感覚は皆無です。鶏の感覚は、ゆったりと鶏油のコクを感じつつ、モミジのようなとろみや、骨の煮沸煮出しのガッツリ感もなし。良い清湯です。


 その他チャーシューやワンタンからのエキスも溶け出してなかなか、食べ応えあるボディー感です。花あられの風合いも少しばかりあるし、また揚げネギ・ニンニクチップも控えめでバランスを壊さない。どこを切り取っても、美味いとしか言いようがないのだが・・・。













【麺:褐色の風味豊かなストレート麺が、個人的にはやみつき】


<褐色のストレート麺!粉自体に風合いを超えた味わいすら感じる、そばライクな逸品>


 これ以上ワシを喜ばせんといてくれ・・・とスープを飲んで泣きたくなったところに、また麺が止めを刺しますかな。あまり見かけない茶褐色のきめ細かくスリムなストレート角麺。これがまた絶妙にクツクツとした前歯の当たりを感じさせていい感じ。そして、この際にいつもの通りに麺の風合い、グルテンの感覚を知るのですが、まるで味付き麺のごとく、確かあ味わいを感じる次第。グルテンとスープがすごくマッチしているのか、奥歯ですりプレスする際には、クチリと短いタップで潰れこみ、これまた旨みを放出するような錯覚。なんとなく、和そばを食っている感覚。








<汁を吸い込んでからも風味が立ちしなりが滑らか!するするっと啜り上げもそばライクな逸品>


 また汁を吸い込む性格があるようで、それでもだらけたりせず、しっかりとしたしなり方をキープいたします。その啜り上げの感覚も、なんとなくそばっぽい部分があって、まさしく「塩そば」。するするっと啜り上げてるそのスベリ感も引っかかりがなく、喉奥につっかえるところがないです。むしろ通り抜けるシルエッットを感じるほどに、すすっていて楽しい。いや〜・・・この麺、もろタイプです。













【具:どこをとっても、丁寧な仕事ぶりがうかがえる上質&上品な仕立て】


<とろける丁寧なバラ肉チャーシュー、そして蒸した鶏胸肉がまた上品な味わい>


 さらに泣かせるとしたら、豚肉チャーシューです。少し小ぶり感があるものの、バラ肉を丁寧に処理した感がつたわる逸品。皮膚の部分を極力残して、外側(皮膚部分)が香ばして、かつとろけるようです。控えめな塩味とほのかな醤油ダレの結びつきで脂が甘くも感じ取れます。 また鶏肉は蒸したような胸肉で、これもまたパフッと柔らかいタイプ。スープを逆に吸い込んでスープをより芳醇にいただけるような、そんな味わいです。さらにかわいいけど、1つだけ小さい鶏団子が投入されており、これは比較的塩気を控えた味わい。意外と軟骨のコリコリ感が少ないタイプで、一つでも入っているだけでとても得した気分にさせます。


  







<味玉完璧!白身の浸かり具合とプルプル感!黄身はトロリ感覚からカスカス感までグラデーション>


 もう勘弁してくれ、味玉も完璧です。麺の色を少し濃ゆくしたような色合いは、醤油ダレの深い染み込みを感じさせます。事実、白身はふるふるっとした風合いに変化していて、香ばしくも柔らかくて美味い。そして、黄身にいたっては、薄いカエシが深く染み渡って塩気でむしろ甘い感覚。中央部分のとろみもしっかりと表現されていて、外周に向かうに従い、徐々に硬さをまし、次第にねっとりしていって、最後にはカスカスになる。黄身の美味いと思われる形態をすべて表現しているような出来具合です。(だいたい、このへんで褒めるのにも疲れてきた)








<役者が尽きない・・・鶏団子、サービスだったワンタン、彩りの花あられ、揚げニンニクとネギ等・・・・>


 その他、いろいろとまだあるが、もう一つだけ。ワンタン。これは、とある事情があってサービスしてもらったのだけど、理由は秘密。鶏主体の粗い合挽き肉が、ふわふわとしてまた美味い。ここからも隙間から出汁がでているのでは?と思うほどジューシーであります。そして皮(ちゅーかワンタン本体)は、とぅるっとぅる〜〜〜でして、まさに喉で味わううまさでありました。


 他にもメンマはクニャリとしている中にコリっとした部分があって、薄味醤油風味が美味かった。カイワレや、白髪葱も、単なるお飾りでなく、麺と絡み合わせて食うと風合いが面白かったし・・・・、本当に尽きない。












 総じまして、「地球と言わず、巨星現る」といった感覚の一杯。まだまだ、お一人ですべてオペレーションを賄っておられるので、苦労は絶えないと思うけど、軌道にのって、バイトさんなど雇えるようになるまで、頑張っていただきたい次第です。昼だけ営業なので、ここまでそう滅多に来れないけど、噂はチェックさせてもらいます。それにしても、券売機にあった「Coming Soon」ってのがとても気になるのだが・・・・・。醤油も白湯もまだ食えてないけどね。・・・・なので詠います!





   満持して
   タレント発揮の
   塩そばに



   地球を超えて
   巨星の風格




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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