ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1658】 製麺rabo (東京・清水橋) 中華そば

徹夜は、もう辛い年齢になりました。明けて午前中の外せない会議を何とか処理し、昼飯食って帰ろうとしたら、あれよあれよと午後6時。さすがに疲れて退社。今日は、早いのねと言われるのだが、反応すること自体がしんどいので、否定せず・・・・。


そんな状態ながら、電車で爆睡して新宿に着いたら、少し元気が湧いてきた。少しばかりの遠回りで済みそうな・・・西新宿五丁目駅近辺の「製麺rabo」さんに突撃してみました。







訪問時、先客1名のいい感じの女子! 遠慮して一番遠くのカウンター席に着座して「オススメ」表示の中華そばを、今回はチョイスしました。













【スープ:醤油ダレのまろ味に・・・クリアーな鶏コクが程よく溶け込む感覚】


ネオクラシカルな鶏清湯系醤油スープ!香味オイルはとってもクリアー>


 配膳の瞬間は、普通の清湯系の醤油ラーメン。麺が割とはっきりと透けて見えるくらいにキッパリとした透明系。表面のスープ膜の煌めきに、古いようで新しいような「現代感覚」を感じてしまいました。こういう時は、旨い方向に予測するのですが、今回もその直感は当たり。「あっさり鶏出汁」というサブタイトルがついたこの中華そばは、個人的な感覚なら「神奈川系清湯鶏醤油のあっさりタイプ」というようなフィーリングです。何しろ、鶏出汁を芳醇に感じながらも、極めてスッキリ。いや・・・「極めてスッキリだけど、鶏出汁が芳醇」というべきか。


 特に、表面の香味オイルがこれまたスッキリしたコクがあって、鶏出汁に大変よくマッチ!しかも、このスープは、熱々で提供されますので、オイルコーティングが蓋の役割をしてくれ、最後の最後までその温度キープ感が素晴らしい。神奈川系のようで違うのは、鶏油のすっきりさに「透明性」を感じてしまうこと。あのバターっぽいというか、色っぽいというか、厚く感じる脂のまろ味感覚がなく、すっきりしたオイル感がまたいい。それがスープの鶏出汁とすごくマッチしていて、一体感がありますね〜。









<醤油ダレのまろ味が光る!ピントが合ったぴっちり感覚>


 また一方で、神奈川でよく食った醤油を連想するな〜と思えるのは、醤油ダレの「まろ味」。醤油ダレのカエシ感覚は、それなりに効いているのだけど、こくまろとも感じる、甘いニュアンスのまろ味がとてもナチュラルに響く。これは、ラーメンは醤油味に限るという御仁なら、好みな感覚かも。また、ラーメン女子にもしっくりと馴染むような、「やさしい醤油味」と言えなくもない。とにかく、カエシと甘みのバランス感覚がとてもいいし、あっさりタイプと言えども、食べ応えも感じるスープ感がいいね!












【麺:流麗なストレート細麺!最初の千切りがクチリと印象的なら、啜り具合はシルキー】


<前歯では少しハードなクチリとした切れ味、奥歯では淡く潰れる>


 麺が実にキレイ。あとから調べたら自家製麺らしいではありませんか!すごくキレイなストレート細麺。捩れが一切感じられません。形状は少し膨れっ面した角麺。箸でリフトしてもキレイに揃うのが気持ちよいです。加水はやや高め。しかも密度感とか潰し込みがそう高くないところを、絶妙なタイミングでややカタメ過ぎのところで引き上げた感覚。


 前歯での千切り感覚が、まるで歯のささるひとつひとつを示すように、クチリ・クチリ・クチリ・・・と潰れるように切れます。リズミカルすぎず、一本一本の千切れを感じながら食える感覚。そのくせ、奥歯へ運び込んだあとは、プレスでクチ!っと短いタップで潰れ込む・・・。こういうの好き。








<汁を吸ってからますますシルキーに滑り込むしなやかさがナイス>


 この麺は汁を少し吸ってからも好きな感じ。熱々なスープの影響もあるのか、物腰が柔らかになって、表面もつるるつな半透明層がある。だから、普通に啜っていて「シルキー」と感じる。最初からシルキーであったため、シルキー感覚が増すといったところか。内頬の感覚より、口元とか喉奥のスベリ心地に引っかかりがないという感じ方。











【具:定番なる深シミ系の醤油ダレ感のチャーシュー!青菜もほどよい箸休めの感覚】


<表面に深シミの醤油ダレ!思ったよりはしっかりした良い歯応え肉>


 なかなか懐かしいようなローリングバラ肉チャーシュー。「の」の字を連想してしまう。外周は見てお通り、醤油ダレの漬け込みが深く染み入り、とても柔らかいながらも香ばしさを誘います。一方、中心部にいたると、「の」が崩れてホロホロになりそうだが、意外にも程よい歯応えがあるタイプ。特に外周部分の醤油ダレの漬け込み具合がとても深く、外周だけはとてもトロトロと。皮直下の脂身の旨味も光ります。








<何気ない青菜のトッピングがスープととても調和>


 その他、具トッピングについても、意表をつかないながらも、とてもしっかりと味わえたトッピングでした。まず青菜はとても気持ちがよいほどの茹で加減で、青い香りを残しつつ、スープをまとってとてもいい箸休めとなってくれます。またメンマもとてもオーディナリーという感覚ながらも、どこか憎めないクニャリとした感覚もあって実に安心感あり。海苔は、麺を巻いてくったっけ・・・。













 総じまして、「すっきりと、しっとりと・・・・クリアーな鶏清湯」といった感覚。醤油ダレのまろやかさと、麺のしなやかさが最高にマッチしていますね〜。それにしても、このエリアは本当に通勤経路から近いのに、見逃しエリアでありました。若い人が多い街だったことも意外だった。帰り道に何となく見ていたら、専門学校があったりしてるのね。ここは、また来ます。中華そばがこの出来映えなら、他のメニューも期待大でっせ!


 それにしても、疲労してても、プチ遠征して良かった!今回は、徹夜明けでぶっ通しで仕事で、ほとほとツラかったけど・・・最後に拾う神あったということですね。なので詠います。






   徹夜明け
   その後普通に
   仕事して



   疲労困憊
   スープが沁みる



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


  


東京都渋谷区本町4-13-10
さんぽガール 西新宿編 米倉桃華さん

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西新宿で逢ったひと

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