ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1609】 中村屋 (神奈川・海老名) らーめん・しお


 久しぶりにもらった平日休みだからね〜・・・最近、自分の中でテーマにしている塩味を探求せんと・・・海老名まで来てしまいました。ここまで来たら「中村屋」を一回食っとけという流れになるでしょう。なので、都内のいろいろな宿題店・宿題なる一杯を放棄してまで食いました。それにしても、海老名駅前ってすごく開発がされたのね。大型シネコンが2つもあったりで、マンションも建っているし、じつはとんでもなく過ごしやすい場所なんと違うやろか。本屋でダラダラ、カフェでまったり、ちょこっと店に入ってビールをぐびったりして、ラーメンついでにお安くきままに過ごさせてもらいました。


  


  











【スープ:仄かな・・・微かな・・・フライドニンニクフレーバーが香味の決めてなのか!?】


<細かいクラッシュ揚げニンニクのフレーバーが滲む!香味油のクリアー旨味の肉厚さ!>


 しっかし、中村屋は初訪問であるものの・・・すでに食べ慣れた味!ってな感覚。「ZUND-BAR」「阿夫利」にハマり短期間で食いまくっておりますから、そりゃそうですな。なので最初の一口から、あの謎の香味油に焦点を絞って、まだフレッシュな味蕾のままでいきなり味の因数分解を試みます。これまで、あの華やかでクリアーな肉厚さを放つ味わいは謎でしたが、なんとなく・・・・「揚げニンニク」のエキスがほんのりと加わっているのでは!? ・・・そんな感じを受け止めました。いや〜・・・やはりこの系統の香味油は好きです!







 香草類もフレーバーの中に滲んでいると思われ、ニンニク一辺倒ではなく、むしろニンニク系はほんのり以下、かすか〜なレベルで鼻腔をくすぐる程度。それが塩気と結合して優しい塩味と化しておりますね。やはり、この系統の重鎮なるお店と感じさせます。








<やはりベースの鶏ガラスープと乾物系旨味がしっかりとしていて安心>


 そしてベースのスープがしっかりとしているのがまた嬉しいです。パンチ系ではなくシルキーな味わい。鶏ガラの旨味があっさりとしていながらも、しっかりとした煮出しを感じさせます。そして魚介というより、昆布とか貝柱とか・・・・なんとなくそういう系統の海の旨味がやさしく溶け込んでいるようなニュアンス。これにより、落ち着き感をぐぐっと感じさせ、クリアーなスープ感のなかに、和風な感覚を植え付けますね・・・。いやはや、これは旨い!


 夢中で食べ進めると次第に、麺のグルテンから滲み出る成分が行き渡り出して少しクリアーさが滲んで来る。そういうのも後半の食べ応えにつながり、スープと麺の一体感を高める味わいになりますね。一通り味わいを記憶に留めたら、あとは無心でスープを啜り上げるのみでした。













【麺:クツクツ極細ストレート麺!もはやトレードマークなる存在感がいいね!】


<やや低加水の粉感フレーバーが生きますね〜>


 先客4人家族連れさんたちの直後だったんで、麺の茹で上げロットが一番最後になったみたい・・・・。これって一番前と最後では茹で上げタイムラヴが生じるので、気になるポイントだったんですが、いらぬ心配でした。実にクツクツとした歯応え感はキープされておりまして、低加水ならではの粉感覚が楽しめました。極細ストレート麺は、こちらの店でもトレードマークのような堂々たる存在感。全体的に流麗に麺顔の中を泳ぐようでして、それだけで来て食った甲斐があったものだとほくそ笑む私。もはや変態ですね。








<前半はクツクツと感じさせて、後半はしなやかな物腰を楽しむ>


 前半はクツクツとした前歯のリズミカルな歯応えで楽しむのですが、後半はさすがに汁をすいだして物腰が柔らかくなるもんです。しかし、これくらいのしなやかさが、私には丁度あっているのかも。気になるどころかスベリの変化がむしろ嬉しくなってくる(・・・好きな系統だと、どうしても褒める度合いが高くなる)。スープの持ち上げがどうこうというより、もはやスープと一緒に食っている感覚。ときどき、青菜が引っかかって面白い歯応えが入り交じり、清涼感がプラスされるところもまた旨い。歯応えや、しなり方は。一辺倒でないほうが面白いのかもしれません。


  











【具:シンプルな味わいがキマるチャーシュー!円やか濃厚さがキマる味玉!!】


<塩味でシンプルな旨さ、そして微かな炙りの香ばしさは一品>


 麺顔の三分の一を占める肩ロースのスライス肉。これがまた塩味でシンプルさがキマっている。スープとの一体感が高まるし、肉の汁とスープの塩気が丁度まとまるといったアンサンブルな味わいがナイスです。しかも、さらっと炙りが効いているのが嬉しい。肉は香ばしいのが一番だと思える瞬間ですね・・・・。醤油ダレの染み渡ったタイプや、角煮タイプも好きだけど、この手のシンプルな味わいは塩ラーならではの相性を感じます。白飯にも合うし、焼酎にも合うような仕上がり感。たまりませんね〜。








<濃厚な黄身のコクと塩気が加わり・・・むしろ甘みを感じる仕上がり>


 味玉追加してもよいと思ったのだけど、デフォルトで半玉あるのを知っていましたので、あえて半玉で辛抱。しかし、半玉でも十分「味玉食った!」という食べ応えを与えますね〜。トロミも抜群な状態。ジェルのような・・・ゲルのような・・・なんとも言えないジェリー感覚で、その上濃厚なるオレンジ色が旨さを決定づけます。そして塩味が滲んでちょうどいい塩梅。ピントが合い過ぎて・・・・なぜだか甘みを感じてしまう。むう・・・・旨し。


 一点だけ難を言えば・・・・海苔を一枚でも良いから追加して欲しかったのだが。ま、人それぞれということで。(昔、関西にいたころは、ラーメンに海苔なんて余計だと感じてたもんだが、変われば変わるもんだね・・・)













 総じまして、「夏の澄み切った青空のような透明感!そして夏の活気も感じる質感!」が決まった一杯ですね。嗚呼・・・夏の休日!非常に開放感と満足感を与えてくれました。海老名駅前・・・家族連れが大勢行き交い、買い物やら映画やら。はたまたお年寄りは、大型商業施設の木陰の休憩所でぬるい風にあたりながら気持ち良さそうに話し合っている。私には、この程度が丁度背丈にあった休日の過ごし方なのです。なので詠います!



   休日の
   開放感を
   写しつつ



   澄んだ青空
   クリアー塩ダレ



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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