ここ数年、ユニクロでしか服を買わなくなってしまいました。いいのか悪いのか・・・。いい服を買っても数年経てば型遅れになるし、半年一年着倒して捨ててしまおうってな勢いで毎年買うのだけど、貧乏性もあってか捨てきれない。家のタンスはユニクロだらけになっているという顛末。とは言え、さすがにチノパンの膝が抜けそうなので、買いに行くことになりました。で、改めて思うのだけど・・・・毎年、進化・変化しているのね、ユニクロって。
1)細身なシルエットなのにキツくない・・・・延びる素材感
2)裾上げ不要な丁度いいサイズ感
3)価格抑えめ1900円代
特に2)については微妙なれど感心するのです。これまで裾上げなしでパンツを買ったことないので、「あれ・・・俺足が伸びた?」などと訝しんだりした(うそです)。裾上げ無料だとして、これまで相当な工数と人件費がかかっていたはず。それを「ちょうどよい股下寸法」ってところを割り出して、体調生産したとしたら、すごいコストと経費の削減に寄与することとなるはず。ユニクロ恐るべしなのかもしれません。また、素材感も伸び縮みするので、多少の股下過不足はカバーしてくれるのかもです。ということを、一人フィッティングルームの中で考えていたわけで、結局2本買ってしまった・・・。何も変化すべきところも見当たらないと思っていた定番のカジュアルパンツにも革新を見いだした次第。
・・・・などと考えていたら、買い物が終った安心感からか急激に腹が減る。新宿とくれば関西系の煮干しでまったり過ごすか・・・、関東なりのガッツリ煮干しで過ごすかのどちらかだ!とスマホ画面をにらんでいたのですが、いや・・・・西新宿の凪系で宿題店があったのを思い出しました。なので方向転換でそちらへGO!それが「炎のつけめん」さん。1階の店舗はかなり以前、関西の友人と一緒に突撃したような覚えありで、そのころは二階ってあったっけ??気分はニボニボだったので、1階と2階とまたここで迷ったのだけど、2階店の階段をみれたとたん吸い込まれました。この急な階段・・・・まるでゴールデン街店と同じやん。女性ご店主に暖かく迎えられ、やっぱり2階に上がってよかった〜と思え、気分もほがらか・・・。
【つけダレ:さっぱり和風醤油に・・・一味とガツン!黒麻婆でドカン!】
<酸味と塩気の強サッパリなつけダレ!ジリっとすつ一味唐辛子のジャブ!!>
「炎のつけめん」・・・ということでちょっとマゾな私にはそそられる部分があるのですが、意外に辛さ度合いはすこぶる調整の幅が広そうです。辛さ「マシ」は、一味がひとさじドババババーーーっとつけダレに振りかけられるのですが、マシマシはその3倍だとのこと。はじめにハードル低いところから入ってゆき、あとから辛さを追加することも可能との店主のご説明でした。ほぼ、マシでトライされる方が多そうで、あとから見極められれば追加しようと思えど、個人的には「マシ」程度でちょうど良かったという感じです。
さてそのベースとなっているつけダレは、意外にもやさしい感じで、個人的にはすこぶるフィットする味わい。熟成された酸味のある和風醤油味でして、丸長を濃くしたような感じのゆるやかなタイプ。一味が本格的に混じり出すまえの味わいだとそんな感じ。また一味が混じり合っても、醤油と一味が非常に合う!辛さと熟成酸味がいいコラボを果たしております。とんがっているようで、食べやすく丸い味わい・・・。凪と言えば煮干しというイメージがありましたが、こういう醤油系も結構いけるのですね・・・。納得いたしました。
<コールタールの如く・・・漆黒の黒麻婆の山椒が混じってグッド!>
たまたま座った位置の目の前が、調理スペースでしてコンロの上にある中華鍋にある黒い液体がとても気になる・・・。まるで魔女の調理場か実験室のような(失礼・・・冗談です)。あれがどのように展開されるのかと、いささか配膳されるまでは心配でありました。その正体がどうも黒麻婆らしい。
さてこの上に、黒麻婆が食べ進めるたびに味がのっかってきます。麺に黒麻婆がかかっておるので自然と食べ進めると混じり合う・・・。さてこの黒麻婆ですが、期待通りの中国系の山椒でして、食うと鼻に抜ける感覚が気持ちよい。そして独特痺れを与えるのですが、そんなにパンチを効かせることなく、豆腐の甘さもあって痺れは常識の範囲に止まります。されど独特な黒い色合いが、まるでコールタールの如しでして、見た目は一瞬コシが引けますな・・・・。でも食うと旨い!食が進むというやつで、これなら白飯にかけてもバクバクと食えるであろうという香ばしさ!見栄え独特でも、個人的にはクセになりそう。
【麺:色白のブリブリっとした多加水ハード麺、まぜそばにもマッチしそう】
<しっかりと歯応えある多加水、ハードでブリブリとした感覚で食べ応えあり>
黒麻婆の色合いとの対比もあってか、とても白い麺でして上品なくねりを感じます。基本的に加水は高めでして、さりとてモチモチ度はあまりなく、クッシリと食わせるタイプ。麺の密度感を感じる、潰し込みを感じるいい麺ですね。少しよじれと平打ちっぽいフォルムが相まって、歯ごたえとしても中々クニクニとしていい感触です。いや少し反発が固く強めなので、ブリブリとした感覚と言い直そうか・・・。
のど越しとしては、この黒麻婆があってヌメルすべり感覚とのど越しなのですが、つけダレがさらっとしている分、旨く絡み合いまして、のどにつっかえるといった不具合は一切感じられません。むしろのど越しがくっきりとしたシルエットを感じてこれ好き!
<すこし味を足せば、まぜそばとして成立しそう・・・一見、ジャージャー麺?>
どっかで見たような感覚だな・・・と思っていたら、ジャージャー麺に似ているとは思いませんかね。新人時代に部長に怒られながらよく食った中華屋が懐かしく思い出されますが、毎日のように食ったジャージャー麺が懐かしい。この一品もつけダレなくとも、もう少し味に何かをプラスすれば、それだけでまぜそばとして完成してしまうと思われるほど、成立感を感じます。こちらのお店は汁なしそばも人気なようで、これまた期待ができそうです。また白飯プラスしてもよく合いそう。ごはん50円という価格設定も良心的ですね。
【具:さっぱりした肉の味わいが醤油ダレにすごくマッチ!】
<鶏肉???みたいなで軽い箸休め的なチャーシューが和む>
さっぱりしているつけダレには、軽めのチャーシューがよく似合います。というか・・・・実は、黒麻婆に気を取られ過ぎて・・・・チャーシューの味わいの記憶が完璧に薄れている。しっかりした歯ごたえと、サッパリした肉の味わいだけが印象に残っているので鶏肉タイプか?という感想なのだが、あしからず。もう一回食いにいくからそのとき確認いたします。
<ポットで供せられるタイプ:割スープ>
お椀をだしだしたら、ポットを渡された(笑)。こちらは、味の薄い濃い、辛い甘いなどは、個人であとからチューニング対応してくれるのがどうも基本らしい。ポット渡されでご自由の濃さで調整してくださいと言われて、当たり前のようなことだけど、冒頭の辛さの対応説明といい、自主性を重んじられる気楽さがあっていいね・・・。
総じまして、「また来る!次回は汁なしで勝負!!」と思えた次第。
やはり新宿で800円切って400g腹一杯!というのは嬉しい限りですしね!辛さの調整があっても値段変わらずってのも嬉しい限りですし、冬に向かうにあたりホットなメニューは外せんでしょ!メニューがホットなだけでなく、ご店主の接客も暖かいし引き続き心のブックマークに記録しておきます。それにしても、西新宿の北側も競争が激烈だな・・・・。もし新宿にオフィスがあったら、10日間10店舗ローテーションしても飽き足らない感覚。なので詠います!
天高く
蒼さ涼しく
秋深み
自販機目立つ
HOTな赤文字
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!!
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