ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1332】 あたりや食堂 (東京・秋葉原) 雷々麺


 とある休日出勤の日、さすがに疲れてヘロヘロでしてしっかりとしたものを食いたい。しかもラーメンで(アホです)。でも何だか・・・普通の中華そばって雰囲気でもなく、ちょっとパンチ効かせようかと、神田の辛い一杯を目指しますが・・・・中途半端な時間を狙ってみたものの、行列がすごい・・・・。まだ人気をキープしてたのねとあきらめて退散いたします。しかたないので、どこかほかの店へと逃れるものの、営業時間との兼ね合いで決めかねる・・・・。そんな感じでスマホアプリでラーメン検索をしてみると、面白い屋号を発見。それが「あたりや食堂」さん。なんだか今年は運も悪いと思えるので、ゲンカツギをかねて訪問いたしました。カウンターメインでテーブル席が一つ。がらんとした店内に先客1名。看板メニューを頼むしかないでしょう!









【つゆ・味付け:いわゆる餡掛け・・・ちょい辛タイプでニンニクが食欲を増進させる】


 いややは・・・麺顔を拝するに、実に家庭的で裏メニュー的な風貌ですが、これ看板メニューなのですよね!表の提灯に「宮崎発」とありますが、南九州の家庭料理なのでしょうか。実に「雷々」という名称が頭に残っていて、相当ビリビリと辛いのかと気構えます。この色合いからすると、奈良の天理ラーメンを連想してしまったもので・・・。そんな感じでまずは餡のみをペロリと味見をいたします。すると・・・じわじわと来る辛さ・・・の後にふわっとニンニクの香ばしさが響き、あっという間に辛さのピークアウトを迎えます。ちょっと刺激を与えるだけの引き際の良さ、そんな辛さであります。その後は、辛さの合間に具材の甘さが交互に押し寄せて来て、咀嚼する度に違った具材の甘さを実感いたします。これは、なかなかヤミツキになる旨さ系。絶対ライスに合うはずでして、「雷々飯」というメニューがそれを物語っております。この辛味にオムレツをトッピングさせると非常にマイルドになるとの注意書きが・・・・。ただし、「雷々飯にどうぞ」とありますので・・・麺には向かないのか? 次回試してみたいと思います。



 さて、食べ進めると段々辛さに慣れてきます。というか辛さ耐性がそれほど無い方でもいけると思われます。後半に、ちょこっと辣油をひと回しして辛さの引き締めにあたりますが、これまたいいですね〜。麺の水分が後半少し放出されますので、餡のとろみが和らぎます。そこにぴちーーっと辣油で引き締めるという感覚で、ニンニクと辣油のコンビネーションを味わえます。辣油フェチでもありますので、後半のトライアルもなかなかオリジナル同等に好きです。









【具:挽肉の柔らかきことこの上なし!さつま揚げのやさしさ!玉ねぎの甘さ!辛さとバランス!】


 具材としては、やはり挽肉が非常に魅力的。これが作り立てのように少し赤みが残っていて、歯ごたえも泡のように優しい。まだ旨味を内部留保している感覚で、噛み締めても味わいがあるかのよう・・・。ふわっふわの挽肉が、餡のとろみと一体感があって楽しい感覚。肉汁が甘く感じる。その味わいが辛味とマッチして、甘辛いと感じる。まずこれが最初の「甘辛感」がこれです。


 そしてさつま揚げのスライス。これも実に考えられたというか・・・庶民の味わいですごくマッチしていると思える。台所にある具材でぱぱっと料理された・・・という家庭感覚が和みます。さつま揚げ自体の甘みが、辛味とすごく対比的にマッチしていて、甘辛いという一体感があります。つまり二番目の「甘辛感」がこれにあたる。


 次に玉ねぎであります。このざく切り感が楽しい。熱により半透明になっている玉ねぎが適度なシャクリとした歯ごたえと共に中に蓄えられた甘みが一気に放出される。玉ねぎの甘さというのは実に自然な感覚があり、食欲を増進させる甘さでありますな。この噛むたびに与えられる柔らかく・・・野菜しか出せない甘みがたらまなくいい感じ!。そう、これが三番目の「甘辛感」にあたります。








【麺:いわゆるちゃんぽんのスパスパ系な麺・・・このライト感が餡と一体化!】


 最後にやってくれたな!って感覚です。麺と餡との相性が非常によい!鹿児島の揚げ物に、長崎の麺、そして宮崎風にアレンジされた九州の家庭料理???かどうかは不明。なれど、この柔麺がいい!


 太めで丸い切り口であり、麺の密度感・潰し込み感が少ないタイプ。それが茹で上げられて芯とかアルデンテとか一切皆無な感覚が、餡のとろみとベストマッチであります。いやはや・・・神田と秋葉原の間で、実に地方色豊かな家庭料理に出会えたもんだと、訪問した甲斐があり、己の鼻の穴が一回り広がるのを覚えるのです。前歯の千切りはスパスパと軽やかながら、トロミが後追いでヌメリ挽肉を引き連れて、奥歯へと運ぶ。そしてすり潰しに至り肉の潰れと麺の潰れが相まって、クチリ!と短いタップでおりし潰されて、あとは喉の奥へと落とし込むばかりだわ・・・・。なんどでも食いたいと思える、ホームメイド感溢れる一杯!これはまた来て食うだろうな・・・・。山手線のすぐそばに、まだ見落としていた面白い麺があったとは、実に愉快であります。









 総じまして、屋号同様に「当たり!」な味わい。食堂といいながらも、雷々系メニューを絞った潔さがいいね!接客も気持ちよいし、なんだか気持ちが安らぐ。実にゆっくりとしてゆきたい気分でありました。さて、後にのこった餡を処理するためにライスを頼もうか。いやサワーかビールでまったり過ごそうか。ちょっと迷ったが事情があって、残念ながら、このまま退散いたしました。なのえ詠います!



   曇り空
   ひと雨くるか
   気もそぞろ


   あたるか否か
   天気の予報



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした。



  


  





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