ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1330】 濃厚鶏白湯らーめん 一楽 (東京・飯田橋) 味玉鶏白湯らーめん


 とある休日出勤で帰りも遅くなった夜にふらっと立ち寄ったお店です。前からこの前と通り過ぎるたびに、気にはなっていたお店でして随分と訪問を後回しにしてしまったものです。こうも仕事でつぶされると・・・少しでもあっさりした醤油系を食いたいと思うか、その真逆でこってりとしたものを補給したいと思うのかどちらかです。なので、しっとりと鶏白湯を食うかという発想にはならなかったものでして・・・・。 それはそうと、お茶の水、水道橋、飯田橋ってあたりはとても好きな土地。東京での大学生活にあこがれを持っていた私なので、いくつになってもこの当たりの大学を車窓から眺めるたびに、学生時代をすこし思い出してほろ苦い思いもするのです。今回は、ほろ苦いというより、さっぱりと濃ゆい上質な味わいに堪能させていただきましたわ。









【スープ:良い鶏白湯である!と見ただけで分かる質実さ、あっさりの中に余裕のある・・・こってりニュアンス!】


<あっさり表示であっても、そこそこ濃ゆい鶏白湯!丁度良い濃度感!>


 あっさり鶏白湯とのことですのでマットな白濁をした薄味を想像して配膳を待ちますが、いやいや〜これはなかなか、味わい深い麺顔をしておりますがな!ちょっと白濁、ちょっとクリアーといった中間のニュアンス。レンゲで透かして見れば、まさに鶏コクといった脂感覚を感じます。それでいて少し泡立ちもあったりして・・・。清湯系の鶏ソバと対比すれば、こってり派に十分に分類されるといった具合ですよ。それでもって撮影をさささーーーっと終えて、いざ実食ですが、程よく、そこそこ濃ゆいのが・・・・染み入るね〜。ストレスとタバコの吸い過ぎの胃袋でもすいすいと染み入るようでして、確実にこの日の中で一番いいものを食ったという実感がわきます。


 実に丁寧な鶏の煮出しを感じます。そこそこな濃さならモミジ投入でなんとなくそれなりに感じるもんですが、口のまわりのコテコテさも少なく、モミジ度薄くてもこってりとした感覚が「あっさり」とも受け取れるという妙なバランス感。それでいて骨髄っぽいエグ味が一切ないのが嬉しい。丸鶏のコラーゲンが凝縮されたような感覚。いやはや・・・これは、新橋の鶏白湯の名店の系譜か?と思える味わいですが、なかなかこのバランス感なら私はこれも好きですよ。





<雑味がまるでなしで、ゆったり感ある塩味>


 骨髄のエグ味の無いのは分かるが、それにしてもその他の雑味がないのがいい・・・。魚介がないのもたまにはスッキリしていいねと感じます。甘みが動物系のそれだけで占められているというのがすっきりしていい。そして塩気が非常にマイルドなのがとてもいい。鶏とくれば塩を効かせて鶏塩!という具合に多少パンチを出してくるのも嫌いではないが、全体的にゆったりとして落ち着きがあるスープ感のため、パンチは似つかわしくない。まろやかな塩気という感覚でして、塩のエッジングが鶏油のまろみでコーティングされているように丸い。スープ自体もコラーゲンでゆったりしているなら、塩味もゆったりとしている感覚がありいい感じであります。


 そんなゆったり感ある塩味に、少しばかりの糸とうがらしのチリっとした辛味がところどころ響き渡る。そして、好みにもよるが、黒七味をちょっぴり投入するのも面白い。鶏白湯にはブラックペッパーがとても合うのだけど、和風に黒七味で味わうというのも、この系列の特徴だったような、勘違いのような・・・・。








【麺:実にしなやかな多加水細麺、柔らかさの中に凛とした大人しい雰囲気ある麺】


<上質感ある細麺多加水ストレート!やや角っぽいエッジがきれい>


 麺が実にしなやかであります。細麺で多少角張っているものの、芯を感じさせることない多加水系。全体でクチリっと歯ごたえよい反発を返してくれます。密度感とか潰し込みが高いわけではないのだけれど、実にしっかりとした質実さもありますし、崇高な味わいかと思われます。自家製麺のような店のスペース感はありませんので、どこぞの有名製麺所製でしょうか。スパッとした切れ味い奥歯での潰れがクチリと短いタップで潰れる余韻がシャープ。角麺っぽいうところが箸ですくいあげたところで奇麗なラインを強調し、実に旨そうな見栄えが嬉しい。





<シルキーなスベりと本質的なしなやかさ>


 全体的にしなやかな腰つきであり、地肌もきめ細かく、少しばかり艶っぽい雰囲気もありますので、つるつると滑る。スープのオイリーなところも多少貢献していてのスベリの良さか。スープの持ち上げも程よいのも一因かと。角っぽいエッジングものど越しのシルエットを強調しているようで気持ちよい。全体的に汁の吸い込みも少ない感覚なので、最初から最後までいつまでも一定の歯ごたえとしなやかさが続く・・・。







【具:玉子は塩味と、鶏コラーゲンで食うのが一番旨い食べ方かもと思い知る】 


<味玉の醤油度が少なく、ナチュラルな玉子の風味が広がる>


 味玉がうまい。全体的に醤油ダレ?のような染み込み度が抑え気味だと個人的には感じるが、やはり玉子は塩味で食うのが一番旨い食べ方ではないかと思えてならない。スープの塩味が実に味玉にマッチする。特に黄身と入り交じると玉子自体の風合いが増すようで、玉子自体が出汁の元であるとすら思えるぐらいだわ。カスカスっぽい固ゆでの部分が薄らあって、ゲル状、ジェル状のような部分も段階的に味わえる。そこを多少強引にでもスープに一旦沈めてから食うのがオススメの食べ方かもしれません。




<非常にあっさりと上品な鶏肉チャーシューですね>


 徹頭徹尾、鶏の旨さで完成させるのでありまして、チャーシューも当然ながら鶏肉。どこの部位だろう・・・・モモかな? 非常に柔らかく、美しく整形された一品でして、焼酎のアテにもなるかもしれません。淡麗で上質な鶏肉チャーシューであります。またメンマが穂先でありましてこれも上品さを醸し出すパーツですね。歯ごたえが柔らか系で裂けるような上品なクニャリ感。そして、淡ーーーーーく発酵系の酸味が仄かに感じる。それが糸唐辛子の辛味と結びついてちょっと面白い味わいに変化する。









 総じまして、なかなか鶏だけで、この狭いカウンター席だけで一本勝負というのはしんどいかもしれませんが、思わず応援したくなるお店であります。注意すべきは、おトイレは店内にないことぐらいかな。狭くとも妙に落ち着く雰囲気も気に入っている。ぜひとも頑張っていただきたいです。さて・・・・多忙すぎて感覚と体調が麻痺しているけど、いつか仕事にキリがついて、何の心の負担ない時節になれば、またふらっと訪ねたいものだわ・・・。なので詠います!



   ゆったりと
   歩み緩めて
   月仰ぐ


   疲れも癒す
   ゆったりなつゆ



お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした。





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