ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4052】 世田谷 磯野 (東京・梅ヶ丘) 醤油味たま支那そば 〜毎日でも食える柔らかい淡麗さ!支那と言うより・・・実に優雅な和風的あっさり感!

満を待して・・・磯野復活!神田から世田谷・梅ヶ丘へ
 

https://youtu.be/M9Cpeg29svI

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 そのニュースはいきなり目に飛び込んできた!「世田谷 磯野」開店!。磯野と言えば「神田 磯野」。まだ地方転勤から東京に戻って日が浅い頃に食って以来の磯野。当時は磯野へ行くのになぜか少し緊張を覚えたものでして、無骨なイメージしか残ってない。しかし、自分の過去レビューに目を通すと(恥ずかし!)、すごく淡麗で好印象だったことが分かる。一旦お店を畳んでから、いろいろあったのでしょうね・・・乗り越えて、今度は世田谷・梅ヶ丘で再開となり、昼休み&半日休暇を利用して行ってまいりました。
 

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 着いてびっくり!2軒隣は「麺屋こころ」。殴り込み状態??ラーメンでも系統がかなり違うので奪い合う事はなさそうだが、ある種度胸と意気込みを感じますね。今度は根付いて欲しいと切に願う次第です。
 
 

 

 
 
<全体> 記憶の中より・・どこかしら柔らかな表情!?支那そば風に垢抜けてきた!

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 新規開店したばかりで、まだメニューは絞っているご様子。まだ醤油支那そば一本で、ご飯もの・アルコール類は未提供(どうせこれから仕事なので酒飲めないんだけど)。席は奥の方に案内されて、妙に暖房が効きすぎており、まだ肌寒さが残るのにコートと上着を脱いでシャツ一枚で待ち受けておりました。それがこんな麺顔!。
 

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 おおお!磯を感じさせる岩海苔トッピング!相変わらずだな・・・と思いきや、とてもすっきり上品に整っておる!。以前の淡麗さから、柔らかさが加わったような、どこか大人びた支那そば感じゃありませんか。これをどこか垢抜けたと言って良いのだろうか。
 

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<スープ> 和風出汁のように円やか・・・生揚げ醤油の柔らかさがイキイキ!上澄みのような鶏ガラエキスのすっきりさ!

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 スープが実にあっさり!こんなに飲みやすかったっけ?とちょっと驚く。名古屋コーチンをベースにいろんな鶏をブレンドした、いわゆる鶏醤油麺。その鶏由来の動物感覚が、驚くほどすっきりとしている!。決して淡いのではなく、鶏の旨味の上澄みを集めたのかと思えるほどのサラサラな旨味がナイス!。
 

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 そして今回のもう一つのこだわりは醤油。生揚げ醤油を使用とのこと。つまり「火入れ」も「濾過」もしていない天然醸造の醤油と言うことで、発酵微生物が仕上げ寸前まで生きていたと言う。いわゆるカエシと言う感覚も円やか且つすっきりとしているのが肯けます。
 

 

 
 鶏のあっさり感、醤油の円やかさ・・・それらで頭が一杯になっていたところで、なとなく感じたのが「和風」って言うイメージ。支那が和風というのも妙な話だが、他にも昆布・節系等乾物の旨味も溶けていると思われ、後味のマイルドさからも和風ってな捉え方をしてしまいました。
 
 

 

 
 
<岩海苔> 一気に磯の風味へと傾ける乱暴さがなくてナイス!じわじわと出汁に溶ける旨さ

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 神田時代は、何かしら藻類がトッピングされてた記憶。その系譜という感じで岩海苔ですが、最初見た時、この磯風味で一気に味の方向性を決めてしまいそうだと直感。しかし、そんな一気に、暴力的に磯風味に染めないのが個人的にはナイスでした。鶏出汁・醤油風味とすごくバランス取れてます。ほのかに海苔の風味もそこはかとないところが良いね。
 
 

 

 
 
<麺> 神田時代とは趣向をを変えたストレート麺!?しなやかさ重視の多加水細麺!

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 大きくスタイルを変えたところは「支那そば」という点。ストレート細麺の中でも、極細系に寄せて、加水は多めでしなやかに食わせるタイプ。これが実にあっさり円やかスープに合ってます!。冒頭から漠漠とスープを吸い込みそうである一方、きれいに纏まって汁の持ち上げが抜群。まさにズボボボボボーーーっと啜りあげる!
 

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 また支那そば系は歯切れが良いのも特徴。スパスパとリズミカル!小気味よく千切れて、奥歯では束になったそれをプツプツクチクチと潰してゆくのが快感。そして汁を含んだ炭水化物の甘味を味わうといった感じ。あまりにも品やかで軽やかに滑るから、味わっているうちにスルッと無意識で飲み込んでしまうのだが、これによって一気に食い終わってしまったではないか・・・。ウンチクによると、麺に打ち込んだ玉子は名古屋コーチンのものだとか。旨いわけである・・・。
 

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<チャーシュー> まるで絶品ローストポークのような半レアピンクが見事に鮮やか!出汁に馴染んだ肉味旨し!

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 穏やかな醤油だれがじっくりと染み込んだ低温調理の半レアチャーシュー。部位は脂の差しの多さから肩ロースと察しますが、これがまた完璧。あっさり出汁と同じ程度の塩分で、肉の旨味、脂の甘味がじっくりと味わえるというもの。繊維質がシルキーと思えるほど柔らかい。
 

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 こういう崇高な感覚ある肉は、麺に絡めたりせず単独で味わいたい!また小分けにするより大胆に味わって肉幸福に浸りたい。大きな方を三つ折りにして、一気に口に運び入れ味わいましたが・・・嗚呼、顎の力入れずとも千切れてゆくでは無いか・・・。出汁に馴染んだ肉味を堪能し尽くしました!。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> こだわりの名古屋コーチン半熟玉子!出汁の融合と本来の味わいが濃密なり

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 相当気合が入った味玉で、1つ170円という強気。確かに分からぬでも無いね!。出汁に染まりきらないところが気に入った!。ねっとりした卵黄の仕上がりもベストで、オレンジ色も濃ゆくて味も濃厚。出汁と一体化して熟したような甘みもあるが・・・少し塩気で感じる玉子本来の旨味もしっかり残っており、どちらかというと玉子味の方が濃ゆいか?。白身もフルフルと震える柔らかさであることから旨さを余計に感じます。これで熱々だったら悶絶していたことでしょう。やはり猛烈に味玉にハズレはない!旨し!
 

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総じまして「毎日でも食える柔らかい淡麗さ!支那と言うより・・・実に優雅な和風的あっさり感!」
 
 ・・・と言う感想。世田谷セレブには確かにあっさり系の旨いのが好まれると思う。またこれからちょい飲みメニューも展開されるようだからこれも期待。是非とも世田谷・梅ヶ丘で長く続いて欲しいと願う次第です。次回訪問ではもちろんビールとおつまみも合わせさせていただきます。小田急利用者には激しくオススメ!今後の発展と応援!・・・なので、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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