ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1275】 中華料理 天華 (東京・田町) 塩ラーメン

 社内のちょいとしたイベントが終わり一息つきたいところだけど、もっと大きいイベントがありまして気が抜けません。メンバーは遅めの夏休みをとってもらうこととして、私は居残ることとしました。そんな気分のお昼前。まだ歯の治療中でして・・・プチ外出をいたします。歯も痛いが出費も痛いのであります。帰り道にどういうわけかぶらつく芝浦辺り。この辺りのビルに一時期職場がありまして、あのころは場違いな人事異動により辛い思いをしておりましたわ・・・。近くのドトールで出勤前の一息などついておったなと前を通るとコンビニに姿を変えていた。ちょっと淋しいなと辺りを見渡し近くの中華屋へと目をやるとここだけは元気にまだ営業しているようだ。その名も「中華料理 天華」。麻婆や肉野菜炒め系が旨くて通っていたけど、そういえばラーメン系って食ったことなかったな・・・。

 
 ・・・・などと考えているうちに、久しぶりに食ってみるかという事にしました。ここは出前があるので、おじさんたちは昼前後にはバイク配送で大忙しですな。入店後、後から後から人が来るわ来るわで・・・妙に繁盛しておるではないか。大衆中華万歳であります。









【スープ:毎日通える中華屋のラーメンという感覚!優しい塩味がいいね】


<いかにも大衆中華っぽい親近感ある優しい濁り!そして淡い塩気!>


 配膳の瞬間は、おお!堂々たるスープ量やんけと一瞬たじろぐ。洗面器級とは言い過ぎだけど、そこそこ大き目な器になみなみとスープの海が張られているという感覚。その色合いは一見地味な透明感ですが、よくよく見てみると大衆系な優しさと受け止めます。メンマとホウレンソウがドバっと中央付近に配置されながらも、薬味のネギはプカプカと浮かんでは散らばっているという図柄。気の置けない大衆系な麺顔というやつです。


 さてレンゲを静かに沈めてみる。実に淡い琥珀色が印象的でして、これはタンメンにも相当な期待が持てそう。鶏ガラアッサリ目で豚肉メインの出汁!そして中華系の味わい。高級感はないもののマイルドな塩気を感じます。貝柱などがしっかり効いた?という感じでもなく、肉と野菜でスッキリと仕上げた中華出汁という感覚。塩気が全くとがらないし引っかかりがない。素材の旨みをバックアップする程度の穏やかな塩味。ゴクゴクいけるというやつでして、胃袋に染み入るというフィーリングが実にいい。呑みの後の〆一杯でも良さそう。量が多いけど・・・。





<安っぽさとアッサリさとの境界線を感じますね〜、染み入る旨さ>


 淡麗!というスッキリさとはまた違うかも・・・。馴染みある毎日でも食える定食系のアッサリさ。なので基本的にはワンコインラーメンでして、そこからスペシャルな技や具が入るたびに50円〜100円プライスアップする。ほかの中華メニューの味ベースともなっておるのでしょう。なので塩気的にはマイルド。白いキャンバス状態なのかも・・・。ということで、この味わいをチープと感じるかは好みの問題だと思います。私自身はこの味わいはとても好きでして、妙に調味料をビンビンと効かせて味を成立させているのより、断然好きと申せましょう!これは他の麺メニューも食ってみたいと思う次第。などと考えてメニューを改めて眺めると・・・・実に器用なラインナップであることか。酢辣湯麺までラインナップされとるがな(汗)。これだけあれば、一か月間ランチだけ通っても飽きないね〜。








【麺:スベリも楽しいしグルテンの感覚も程よい!素朴さあふれる縮れ麺】


<ハンドメイド感覚があり茹で上げ絶妙!クシクシとした感覚>


 実は予想外に麺が旨かったのであります!見れば見るほどハンドメイド感覚が溢れるナチュラルな縮れがいいね。微妙に幅が不揃いで平打ちでもないのにところどころ潰れている部分がある。そして麺の密度もなかなか高くて、茹で上げた状態で程よいグルテンを感じる歯応えがいい。奥歯でクシクシとした低反発感覚。決して芯があるように感じさせないのですが、しっかりとした麺の食べごたえを感じさせる。前歯での千切りもサクり!と切れ込み中々上品にも感じる。スープとはまた違った上質感がいいです。





<ほんの少しだけ・・・外固めなハード感覚ですべる>


 縮れタイプで、スープは粘り気ないタイプなので、啜り上げは程よく楽しめます。気のせいか・・・外側が固いようなハードな地肌感覚。それゆえに、一気にズボボボボボボボボッーーーーっという強引な啜り上げにて、内頬に感じる当りとのど越しの刺激感が非常にたまらん!レンゲですくって食うのも途中から邪魔くさくなり、丼にクチを極端に近づけて麺とスープを啜り上げると・・・これまた最高にスープとの一体感がよくて旨しです。汁の吸いこみは若干ある程度で、バクバクと吸い込むタイプでもなさそう。伸びにくい麺かと推察いたします。







【具:昭和の感覚がする大衆チャーシュー!この歯応えが普通だったね】


 具の方は、なかなか長年見慣れた感覚であります。チャーシューも昔ながらの繊維質感で、この一杯の中で一番塩気を感じる部位。歯ごたえある方で、噛むと肉味がしみ出すという昔ながらの味付け。醤油ダレの風味をふわっと感じる。一枚だけというのがまた渋いね。最近贅沢になって、デフォルトでも結構大きな肉片やら、二種類入っていたりするけど、昔むかしのラーメンは、みなこういう部位肉が一枚だけペロンと乗っかっているだけだった。妙に懐かしさを覚えるのであります。一方、ホウレンソウがこの一杯の特徴だが、これは茹ですぎだね(笑)。家系でもなし・・・ちょっとヘナヘナだったかな。またメンマは小ぶりで細め。コリコリっとした感覚与えて薄味であったのが全体に合っていた。ナルトは、分厚めでスープが染みこんでいて最近になく妙に旨く感じたのは意外だったかな・・・。








 総じまして、忘れたけた中華屋の味わいは初体験であるはずなのに懐かしくもあったという話。特にオジサン系な人にはたまらんだろうな・・・この感覚。決して小奇麗ではないのだけど、ガテン系な男たちや、外回りなリーマンやら、学生さんたちやら、散歩のジイサンたちやら、なんでも受け入れてくれるのがいい感じです。テレビ番組を見ながら久々に和んでランチを食いましたわ。なので詠います!


   大衆の
   古ぼけなつかし
   中華屋で


   まったり気分で
   しっかりと食う



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




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