ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1233】 らーめん太陽 高円寺店 (東京・高円寺) らーめん


 とある真夏の3連休で連続出勤するとは思わなんだ・・・・と何回も何回もつぶやきますが、それも早朝6時過ぎから夜の11時近くまで、働くとは思いもよりませんでした。その間・・・・憂さ晴らしにラーメン食うのですが、チェーン展開に一杯、野菜や冷たいヘルシー系の一杯しか・・・見つけることが出来ず。また、体も受け付けずですよ・・・。もう何も食わずに布団に入ろうと帰りますが、さすがに今回は毒を吐きそうになったわ・・・・。飲み込みましたのでご安心を。




 ・・・・・などと考えていたら、中央線の中野を過ぎたあたりから、体が震えだした(汗)。やばい・・・と思って、休日の各駅停車だったから次の高円寺で降り立ちます。実は私、食事がろくにとれないとき、ときどき気持ち悪くなる体質でして、要するに空腹サイン。ちょっと変わっています。慌ててあたりのファーストフード店を探しますが、地図検索のなかで深夜営業の店を近くに発見してしまったから・・・・もう行くしかないでしょう!気持ち的には這いずりながら訪問したのが、「太陽」さん。まぶしいぜ・・。

  








【スープ:久々の淡く大衆系の味わいがする定番醤油スープですね】


<素朴な醤油系の中でも中々の淡麗系です>


 それにしても・・・「優しい」ラーメンというのは数あれど、こういう淡麗系もあるようでない。見た目は普通のラーメン・中華そばでして、醤油系のあっさり味というのは、関東一円ではとてもありふれた存在感であります。されど、何かが私を惹き付けるとしたなら、それは「あっさりの中のあっさり」というやつでしょうか。なにせ、とてもあっさりなので、薬味のネギの味わいがスープにそのままの姿で移っているのではないかと思えるほどの淡麗系なのであります。


 何が?というと、ひとえに「塩気」ですな。ヘルシー志向と言えばそれまでなのですが、こいつはカエシの淡さがすばらしい。決して水っぽいとか、薄いと切り捨てたくない気持ちだな・・・・。とにかく、醤油色がそれなりにあるのだけど、醤油の存在感というのはあまりなく、出汁の補足としての存在感かな。醤油が控えめに徹している。スパイスでも効かせれば一気に蔓延してしまうという感じでして、それでいて清湯系の極地かと思えばそうでもない。適度な濁りなどあります。これは、まさに酔いさましの一杯か〆の一杯には、胃袋がやさしかろう。そして、超長期労働でお疲れモードな私には、優しく染み渡る旨さかもしれません。





<鶏ガラ煮出しと昆布系のあっさりさが極限です>


 出汁としては鶏ガラメイン。チャーシューの煮出しも反映されとるはずでして、その若干の濁りに存在感を感じる。また、単なる淡麗にしても、それなりに食って満足感あるのは、動物系ならではの旨味成分ではなかろうか。あっさり過ぎて、昆布の味わいも感じたかもしれない。しかもそれなりに熱々だから、旨味のバランスを壊していないな。


 ともかく、酔っぱらいの〆にしてももってこいだし、こちらの名物ジャンボ餃子を食って、ラーメン啜るという場合のコラボレーション的にはもってこいのあっさりであることは、間違いない。セットメニュー・ラーメンのお手本かもしれませんよ。








【麺:これまた定番のストレート麺!つべこべ言わずとも安心感ある味わい】


<馴染み深い中高加水の標準ストレート>


 非常によく見る麺のお姿かもしれません。量販チェーン店やショッピングモール出店的な、大量生産を如実に感じるタイプとは一線を画します。地肌的にはきめ細かいやや黄色い色合い。されど粉感もありまして、中から多程度の加水を感じます。茹で上げは、奥歯で芯を感じさせない全体でつぶれていくタイプ。前歯でスパスパと小気味よく切れ込むタイプでして、ある意味リズミカルな咀嚼を演出する系統。練り水の特製もあまりなく、ごくごく自然で日常的な高品質といった質実さがありあります。





<すべると言うよりヌケるようなスルスル感覚>


 ともあれスープのあっさり加減と、麺の地肌つるつる加減もあって、滑りがいいというより、もはや「抜ける」といった感覚ですぜ。いやはや・・・決して悪くはないのです。むしろ個性としては絶妙と感じます。ワンコイン以下の480円でこの感覚というのが実に興味深い点であります。CPの観点から言って問題なしな一品。特徴ないようで、むしろ日常の安心感以上の期待を持たせるかもです。







【具:どこをとらまえても・・・定番なのでいいね!】


<意外に塩気と歯応えある懐古系チャーシュー>


 これは・・・スープに対してよく煮出し貢献をいたしましたなと・・・・ほめてやりたいようなチャーシューですね。筋肉質の部分に小さな穴が一斉に開いていまして、肉旨味をさぞかしスープに解放したであろうことが伺えます。味わい的には「塩系」。スープよりも俄然味の濃さが生きる。歯ごたえとしては、カタメで・・・噛みてしっかりとその肉味の旨味を伝えんというようなチャーシューですな。





<定番柔らか短冊なメンマ>


 これは誠に・・・・日頃ラーメン店を訪ねれば必ず出会うだろうクラシカルな柔々メンマですよ!短冊サイズお計ったような統一感あるし、くなりとしなる風貌がどれもクローンを思わせるほど均一的であります。でも・・・・わりと好きかもしれません。高級なメンマはそれ自体旨いのだけど、どこか気が気でならんところがありますし・・・。身の丈にあったメンマということでしょうな・・・。







 総じまして、早朝から深夜まで・・・きわめてぶっ通しで集中して働いて・・・意識がどうにかなりそうな夜に、染み渡る一杯でありました。深夜でこような一杯を高円寺で提供してくれるのは、非常いありがたい!食したあと、終電3本前の電車に飛び乗り帰宅いたしました。深夜の優しいラーメンならこちらへ!なので詠います!



   夜遅く
   休日出勤
   帰途付きて



   微妙な胃袋
   神経使いて



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!






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