ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1056】 らあめん 満来 (東京・新宿西口) らあめん

 昇進というものは、やはりモチベーションアップに繋がるもんです。しかし、そう毎年ばかすかと管理職を作れる程景気がいい会社はなしですよね。最近では昇進をのぞまない方もおられるとのことで、世代ギャップを感じるのです。アタクシはこの春の激動から、成るんじゃなかったと思うほど・・・一時期追い込まれてしまったもんね(泣)。だから、それに成らなくてもそれぞれで幸せじゃいいじゃん・・・なんて思ったりしてたんです。だが、そんなの幸せじゃないのだ!当たり前なのだ!(笑)。苦労がなければ成長がないし、成長したからこそ、いろんな事に感謝ができる。だから、これまでの自分の部下に全員には、上にあがる準備をしておけと言い続けてきたのです。だが、管理職になるということは、自由な時間は確実に奪われるわけで、そこのところは覚悟しておいた方がよい。この日も妙なことに巻き込まれて、管理職ならではの会議参加のために急遽外出です。 

 でも急な外出ってのは、アタクシにとっては逆にうれしいのですよ。だって道中に新しいラーメン探索ができるから(笑)。しかし、交通の便が非常に悪いところにお昼過ぎとか午前中に集合となると、ランチタイムがほぼぶっ飛ぶのが痛い・・・・。そういうとき、昼間の通し営業ってのが非常にありがたかったりいたします。なので最近、こういう時のために、頭の中でリストアップしておいたこの店に訪問です。 





【スープ:トラディショナルな中に明るさときらめき!】

<明るくやさしい透明感>

  厨房の配膳準備をしげしげと覗いていて、柄杓で救うベーススープの透明さに目が既にハート状態です。すでにやや色付き程度な鶏ガラ系の清油とやさしい霞がかった感じが、豚の程よい煮出しぶりが伺えます・・・。その色たるや、キラキラ透明系というより、明るくやさしい透明系という感じ。醤油ダレが加わったそれは、光線の加減によっては濃いクリスタルオレンジ色とも受け取れ、性格の良さを予想させます。味わってみてもクリアで軽やかな甘みが特徴的。醤油のカエシ感覚があまりなく、発酵由来の風味も影を潜めます。かといって薄い味でもない。塩気が控えめなため、具の影響を受け易いタイプと言えましょう。小松菜の苦みや、メンマの甘み、豚肉はもちろんのこと、麺のエキス自体も溶け込んでいるかの自然さが、渾然一体となった感じたして非常に旨いです。


<さっぱりと甘いコクが揺らめく>

  やはりもう一つの特徴としては、甘みでしょうか? 薄い味醂のような感覚ながら、その程度なら素材で醸し出せそうです。例えば節系と椎茸系、そして昆布の旨味感と、鶏ガラ動物感でジンワリと甘みを再現できそう(うそです)。何と言っても単に甘いのではなく、サッパリした油の甘みが薄っすらとしているので、サッパリスープなのに、ボディーの深さを感じるようなものです。これはいかにも最後までゴクゴクと飲み干しても、カラダには安心そうにも思える一品。






【麺:ほんとうにやさし〜いと声が漏れそうな細縮れ!】

<嬉しくなるほどやさしい細麺縮れ>

  近くの「ほりうち」との比較になると如実に違うのが麺でしょうな。こちらは、平打ち細縮れというスタイルでして、いかにも素朴そうで、食べ手へのアピール度が非常に高いと言えましょう。しかも・・・・見るからにボリュームがデフォルトでとっても多い!白めな麺の色合いがいかにも健康的で品質の高さを訴えかけますし、表面のテカり具合が多加水のモチモチぶりを想像させます。食しても大方予測は当たっておりまして、スベリとか、すすり上げるときの麺肌からつたわるゴツゴツ感は、いかにも優しく、やさしい麺だけにボリュームある麺量もあまり問題無さそうにするすると食えて行くことになります。密度が高いというより、しっくりさとライトさがバランス良い麺。前歯の最初の当たりもスパッと千切れ、モチモチさはあとからやってくるような感覚です。


<多加水だがややカタなモッチリ感>

 その後からやってくる感じのモチモチぶりというのは、多加水ならではの柔らかモチモチというより、ややカッツリとした感も見え隠れするといった感じでなかなかナイスです。後客で常連と思しき方は、気軽に「カタメ」とオプション注文をしておられたし、こういう感覚が好きなんやろなと勝手な想像をしたりします。それなりにスープと絡むし、奥歯のクニクニとしたすり潰しも楽しい。




【具:すべてがボリューミーなのが値ごろ感ありあり】

 まずは圧倒的なのはチャーシューですな・・・。脂排除なロース系赤身部分ですが、何といっても気前良く分厚目なのがありがたいです。はぐっと噛むとほろっと崩れる。程よく汁を吸い込んでいて、やさしい味わいで肉本来の味わいもジュワーっと一気にクチの中に広がる。これは・・・・チャーシューメンで思いっきり埋もれたい気分にもなりますわな。(しかし、チャーシューメンにすると一気に+550円で1400円だから・・・・これはひるむわな・・・・庶民には)

 そしてメンマも量が圧倒的です。味わいとしては、スープを真似したかのような甘みな味付けで、歯ごたえは柔らかい系統が80%であとの20%でコリコリといわせる感じ。標準一般的な歯ごたえと申せましょうが、これを定番の旨さと言わずして何をや語らんやですよ!

 






 総じまして、ほぼ昼間のみの営業という時間営業なので、アタクシにとっては、平日外出の機会しか挑戦の機会がないながら・・・・・やっぱり来て良かったとほのぼの感溢れる一品ですな。いつもランチタイムでは行列なお店なので、ちょいと時間はずした甲斐があったというもんです。昼飯食いそびれても、新宿なら駅からも近いここ!と一番に思いつくかもしれません。あの大阪の味の次にね・・・・・。なので詠います!
 


  西口で
  昼飯難民
  ふりしては


  わざとらしきか
  満持して来た



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!  
 



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