ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1054】 たけちゃんにぼしらーめん 調布店 (東京・調布) スペシャルらーめん

 ラーメンより好きなものをあげよ! アタクシなら、本音は「お酒」、特にハイボールか、赤ワインがお好きなのです。ハイボールなどと洒落たネーミングの前は、「ウイスキーソーダ割り」と呼ばれていました。ウイスキー派には邪道と罵られ、ビール派に甘ちゃんと舐められ、不遇の時節を乗り越え、今となってはサントリー角瓶復権しているのを見ると、しみじみ胸に来るものを感じます。オレは昔から好きなのだぞとね!

 その一方で、ラーメンの中で一番好きなのは?と言うと、軽い醤油系のラーメン!濃厚豚魚のつけ麺でラーメンにはまったくせに、えらい変化です。その軽い系の煮干し?な感覚があって、以前からこの店は気にかけていたのです。






【スープ:予測を裏切るにぼしスープと思えど・・・一周まわってやっぱり「にぼし」】

1)くっきりとした醤油エッジが印象的

配膳の瞬間、そのスープカラーから意外性が面白いのです。その店名からすっかりニボニボ気分一色でしたから、魚成分色濃いブラウンを期待していたからです。ところが、色艶すら感じるまさに醤油。しかも、鶏ガラ由来のゆったりとした油の輪っかも美しく表面に漂います。レンゲですくって味わうも・・・・正直もうして「にぼし」よりも醤油独特のエッジ感覚が先に感じます。しかもカエシの塩気というよりも、甘味と結びつく味わい・・・・。その甘さを感じた時に、ああ・・・・にぼしらーめんだったかと我に返り思うという感じ・・・。この演出がまた裏返しのにぼしテクニックと申せましょう。


2)さらりとした甘にぼしが豚コクとマッチ

  またそのにぼしのテクニックが悔しいほどに「さらっ」としているから、またいい意味でにくい!苦味排除なにぼしhは数々食ってきたけれど、魚介甘さのさっぱりさがメインで、しかも見た目が醤油系の濃い色合いなのが、奇想天外です。そのさらり感ゆえに・・・ベースの豚コクが生き生きとしているとすら覚えます。はたまた・・
具材からにじみ出る余韻が全体感を高めます。はっきり言って崇高系とは別物な感じですが、よくできた大衆系と崇高系のハイブリッドさが妙にアタクシにとっては魅力的に見えます。



   にぼしのさっぱり感とは妙技

      されど素朴なにぼしニュアンスもあり秀逸

         とはいえ・・・・崇高系と大衆系のハイブリッド感覚がええやん! 



  とにかくにぼしパンチを装わなくても、二番手なにぼしが逆に表看板として成立する特徴が「たけちゃん」たる所以ともうせましょう!




【麺:見た目以上にしっかりとした歯ごたえ・・・・そしてぬめるすべり】

1)カツカツというよりクシクシ

  しなやかそうに見えて、実はそこそこ麺の密度が高い性格と感じました。中加水、やや低めというニュアンスのその素質は、やや溶き水に卵黄を加えたかのような健康的な黄色みがかった感覚が鋭いです。なので「クツクツ」とか「カツカツ」などと言った前歯の千切り感覚よりは、やや沈み込む弾力的な感覚がありまして・・・・「クシクシ」といった素養というもの。奥歯に運んですり潰してもやわらかい系統の「クニリ」といった感覚を残して喉奥へと滑り落ちてゆきます。


2)ぬめるような滑らか

  茹で具合も適度なのか、表面にやや透明感のある層がありまして、それ以外の中心部分はいわゆるコシと言われる部分。その透明感ある層は、決してゆで切りが甘くぬめっているのではないのですが、ぬる〜〜〜っとした感覚がとても印象的です。しかし、時間が経つとその層も消え、中心部分といったいとなったしなやかさが生まれるのですがね・・・。



  適度に締まった麺で好印象

    以前食った適度な中加水&低めな感動を思い出し後遺症

      色合いとはっきりとした麺の流れを見て・・・食欲そそる



  細くてしっかりとした麺は、今のアタクシにとっては、極上太麺よりはとても気にかかる存在なのです。




【具:関西ではあまり見かけない形状・・・・チャーシューの話】

1)チャーシュー:ライスにピッタリ系
 
 チャーシューの肉は、それほど東西の違いはないと思うこともあるけど、実はそれなりに地方色ってあると思うのですよ・・・。こういう小ぶりながらも、しっかりとした肉厚さがあり、醤油タレの炙り香ばしさは、あまり関西ではなかったと記憶・・・。でも、これはこれで好きといえましょう! 香ばしさは白飯が進むというもの。確かに他客は、サイドメニューの注文率が高そう・・・。見た目に反して柔らかくほぐれる味わい。肉汁というより、ちょいと甘味を含んだ塩気で食わせる系ですね・・・。


2)味玉:見た目より淡く黄身のコクストレート

  深い色合いなので、じっとりと味付けがしみ込んでいると思っていたけど、こちらは、以外にさっぱりとした味わい。黄身自身の味わいがしっかりとダイレクトにコクとして味わえまして、印象的には良い仕上がりです。スープに余計に溶け出すこともないし、一定のうま味と感じ入ります。



   具も素朴で一体感をアップ!

      ガッツリと白飯もほしくなる甘コク香ばしさ

         子供も好きになるコクまろ味玉がええ感じやん! 



  やはり・・・・たまにしか来れない店なら、思い出作りに「スペシャル」とか「限定」とか注文したくなる・・・・・。結構平均単価が高い店やのにね・・・・・。




 総じまして、じっくり京王沿線をぶらり途中下車して、また食いたいと思える一杯。また、ほかにも開拓したいと思える調布エリア。また来ます。なので詠います!


    肌寒く
    しみじみにぼし
    味わえば


    季節駆け抜け
    はや秋深し


 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!




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