ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン896】 宝華 (東京・東小金井) ラーメン

【コレ食ったわけ:引っ越し準備で食いそびれた昼飯・・・通し営業はありがたい!】

  GWくらいは、ラーメン遠征したいものだけど・・・・、今年は、GW中は自宅の引っ越し、GW明けはオフィスの引っ越しという引っ越しだらけの年なのです。とは言え・・・アタクシの場合、今の家から数百メータ先への引っ越しなので、大きな荷物以外は自分でやっちまおうという腹です。だからこそ、まとまりがつかず、ダラダラとしてしまうのだな(笑)。遅い昼飯は、妻子はコンビニでパンを・・・・アタクシはちょいとした手続きがあり駅方向へお出かけ。そのついでに、2駅だけ寄り道して、駅近くのこちら「宝華」さんに突撃です。おやつの時間に昼飯でラーメンといえば、ココくらいしか思いつかんのです。

  訪問時、午後3時過ぎ。まったりとした空気感とは言え、やはり客足が絶えないのが「宝華」。空席率6割程度で、一番気兼ねなくラーメンに集中できる空気感ですわ。恐らくこれから通い続ける店なので、先日は看板メニュー食ったので、もう一つの定番とも言えるラーメンを頼みます。




【スープ:ベースの鶏清湯の実力が一番素直に味わえる一品ですね!クリアなコクがとても素敵!】

  いろんな中華系の麺があるのだけど、麺以外のメニューも豊富なため、どんな料理にも対応できるような「ベーススープ」が存在する。それは当たり前な話なのだけど、裏を返せば、そのベースが駄目だとみんなそれなりにしかならないわけで、大切な代物なのです。とくに、ラーメンという単純なメニュー故に、ごまかしが利き難い・・・・。そんな薄っぺらな知識からくる危惧も、食ってみればこっちが恥ずかしくなるのです。こっちの邪推が恥ずかしくなるほどの、クリアー系!


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「クリアーな旨さが染み渡る〜・・・・大衆系中華のやさしい懐の深さを感じますがなぁぁああ」


1)旨味:鶏清湯ベースのクリア旨さがピッチリと決まり、醤油ダレのコクも生きますね

  この旨さは・・・中華料理の元となるスープの質の高さを感じます。いろんな料理にも流用する「清湯」を・・・ただ一番シンプルな麺料理に転化させたのがラーメン!そういうシンプルさがダイレクトに伝わります。とにかく、大衆系でもこれだけあっさりとクリアーなスープは見ていて気持ちよいほどキレイです。濁りのないぶんだけ、鶏の旨味がよく伝わりますし、第一に旨さがわかりやすいです。また、醤油らしいコクも少し感じますし、中華系に完全にぶれていない立ち位置には、節系の存在すら微かに感じ取ります。しかし、結論としては、立派な大衆系!中華食堂系醤油ラーメンの旨味を懐かしく感じるのです(子供のころはこんなのあまり食べたことないけど)。

2)塩気:見た目よりは醤油カエシの塩気より、動物系旨味と直接結びついた塩味の方が手前にある感じ

  塩気は確実に感じるのですが、個人的には、見た目と感じ方が逆転した感じ・・・。薬味のネギが一面に散りばめられているので、クリアな醤油系と解釈してしまい、どうしても先にそれに由来する「カエシ」の存在を求めてしまう・・・。しかし、最初に出て来たのは、鶏のコクに直接結びついた塩味の存在であります。この塩気は見た目より醤油の塩気をあまり感じず、目を閉じて食すれば、醤油も塩もわからない。という具合で、自然な鶏コク塩味と申し上げておきましょう。


3)香り他:まるっきり中華系の鶏風味でもなく、どこかしら落ち着いた節系感も感じ取るのだが錯覚か・・・

  店の見た目からして大衆中華なのですが、ワカメを海苔に置き換えてみると、中華そばと感じ取ってもおかしくない・・・・その「香り方」なのです。動物系主体の醤油と割り切りたいところですが、和的な情緒を感じ取るので、それは節のニュアンスが微妙にあると申し上げます。貝柱などの貝系が混じれば消し飛んでしまうようなほど淡い節のニュアンスを感じますが・・・勝手な解釈をお許しいただきたい。




【麺:特徴あるようで実はクセが無い?モッチリ感とクッシリ感を足して2で割るいつもの味って感じ】

  麺場でキッチンタイマーの音がするのって捉え方次第で好き嫌いがでると思いませんか? 秒単位できっちりと作業してくれてるという安心感ありますよね?一方こちらの麺場担当の方は、「感」と「手先の感触」です。適当な時間に一本だけたぐり寄せ、指先で千切る感覚で、ここぞと思ったタイミングでザザーッと一気に仕上げます。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「結構個性的な風貌なんやけど、いつもの味!って感じるほどの安定感ありまんがな!」


1)風貌:所謂中華麺とは一線を画し、白めな中加水感あるきらめき!ゆるやかな手もみ風なウェーブ麺!

  いわゆる中華麺のなかでもイエローヌードル、または中華麺と言えば永福町系とは全く違う・・・オーディナリーな大衆系。されど手もみ風なウェーブが中々にも専門店にも負けない品質を感じますやん。白めな色合いもナイスですし、また表面の煌めきからも中加水の品質感も感じ取ります。太さも標準からやや皮一枚ほど太目な感覚ですし、幅がそろっていそうで層でないところが、ナチュラル感を感じます。


2)感覚:「モチモチ」と「クッシリ」の間を行きながらも・・・密度感はしっかりと感じる・・・。

  風貌から察するに「モッチリ」としたニュアンスを視覚的事前情報と経験から脳が処理しますが、いやいやどうして・・・アタクシの解析は見事に外れます。イーサン・ハントも映画の冒頭ではドジをするものなのです(だれがイーサンやねん!かすってるけど・・・)。モチモチ度は40%程度の抑えめ気味でして、どちらかと言えば密度感を感じるクッシリ感がやや支配的です。前歯処理もどちらかと言えばスパスパと切れまして、奥歯感覚が少しばかりクチリとする感覚で嚥下へと流れる一連作業が・・・飽きるようで飽きないのだよね〜♪ 


3)スベリ他:ライト系スープゆえに、高速なクチすすりの中に、ゴツゴツとしたプッシュ感がダイレクト!

  意外な密度感がまた良い影響をスベリの場面で見せてくれます。表面の感じから高速系のスベリを感じさせますが、反面やや固めな感触もあり、ウェーブがゴツゴツとのど元に抵抗を与える感覚が柔らかく、そして小刻みにしてリズミカルなのです。特に、ハシタナイが、ドンブリにデッドにクチを当てて、少し多めにすすり上げると、スープの持ち上げがMAXな上に飛び散りが少なく、滑り落ちてゆく感覚もMAXに味わえるので、たまにこういう食べ方良くやるのです。




【具:そりゃ・・・第一印象は「ネギ」でしょ!?】

1)チャーシュー(すぐホグれるくせに適度あ歯ごたえ!)

  これも、全体調和を考えたのか、他の料理との共通化を考えての事なのか、実に良い加減のアッサリ塩豚系バラロール肉ですな・・・。しかも意外にも分厚いのがまたニクイやないの!これはチャーシューメンにして期待外れはないと言えましょう。なかなか良さげですが、他にワンタンなどもあるから参るな・・・。ここは具もバリエーション豊かでおすすめです。

2)メンマ(薄味ゆえに素材を感じる)

  これ以上、何をか語らんや・・・というい感じの超定番な出来具合です。薄味系で大きさも手頃サイズよりやや大きめ。厚さは標準。繊維質を感じるタイプですが、サックリと千切れる歯ごたえはナイスですし、文句のつけようがありません。材木メンマのような驚きばかりが、メンマの見せ所ではないなと・・・・標準の偉大さを感じる出来具合〜♪


3)ワカメ・薬味ネギ

  ワカメ・・・数年前までは否定派だったのだけど、これもナイスコンビと言えるようになりました(笑)。特に柔らかい感じの食べやすいクセの無いタイプですね。海苔の方がメジャーですが、中華と捉えるとやはりワカメか・・・・。スープにワカメ!って鉄板の相性ですからね〜。また、この薬味ネギの散し様は、面白いし、また個性的ですね。まるで一面に花びらが舞い落ちたような広がりがとて印象的!第一印象としては、実は薬味ネギだったりする。




  総じまして、また・・・・マイ定番の店が出来てしまったようです。こちらは、いろいろと面白い麺が豊富なので、飽きさせません。順次、アップさせていただきますね。それにしても、アタクシは、この一年は「引っ越しの連続」でした。

  1)妻子だけの引っ越し
  2)後を追いアタクシだけの引っ越し
  3)それに伴う転勤という会社人間としての引っ越し
  4)この春には、異動というまた会社人間としての引っ越し
  5)その異動先がまた移転するという引っ越し
  6)リアルに、今の自宅から新しい場所への引っ越し

 これらを一年で駆け抜けて来ました。段ボールの梱包・開梱・廃棄の作業数ではラーメンレビューの数を軽くしのぎます(笑)。そして・・・・あいつ(麺友:関西らー友)も引っ越していったのだな・・・・。この年になって、新しい気持ちになれる機会をこれだけ与えてくれたのですから、生まれ変わらないとアホですね。なので詠います!



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  気持ちも住まいも
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  汗ばむ陽気
  明日も天気
  
  
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
 




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