ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1491】 ラーメン大至 (東京・お茶の水) ラーメン+マルエフ・中ジョッキ

 なんだかんだで忙しいこの頃ですが、誰かがやらなきゃ誰がやる?・・・ということで、これでも前向きに取り組んでおります。随分、3年前、関西にまだいるときとは見違える業務内容です。厳しい事業を担当して、今年で3年目。ある程度結論を出さねばならないので、みな必死であります。しかし、正直言ってどこかしらまだメンバーも「達成目標感」に実感がわかないようすなのが伝わります。まずは、これを解消するには、現実的な出来ること、突拍子もないないが可能性があること、を次々と実行してゆくまでです。





  




 そんな見えない航海のようなことをスタートするまでも、いろいろあって疲れてしまった。先日の徹夜疲れがずーっと残っておるのが自分でも分かりまして、この日だけは、早めに退社をさせていただき、決意を新たにせんと、「大至」さんへと向かいました。なんだかんだ言って、私にとって大至の一杯は、どこか特別なもの。いろいろ仕事であったとき、決意やご褒美のタイミングでちょくちょく食っている次第です。






 今回は、定番のラーメンと、マルエフ・ジョッキで一人景気付け!スーパードライ全盛期前の業務用アサヒ生ビールを「マルエフ」というらしい。今となってはクラシカルさもありますが、反面、一周回って新しさも感じたりします。そいつを軽くゴクゴクとやりつつ、あと一口残すというところで、配膳が完了!ううう・・・・相変わらず、和む麺顔、存在自体がオーラ垂れ流しぶりであります。それはまさに、一幅の絵の様・・・。私は、やはり心の中で叫ぶしかないわな!



 これ食ってりゃ間違いないさ!東京で一番好きな一杯かもしれない!今日はまたいつもより一段と旨し!












【スープ:何回食っても発見がある気分にさせる・・・手が届く崇高な醤油スープ】


<艶を感じる鶏豚コクの旨味!醤油ダレの円やかさ!>


 一言で言うなら「個人的には醤油ラーメンの基準」となる一杯。私の中では、なんだかんだ言って、東京で一番好きな一杯かもしれません。この品質で650円というのは、そんなにないぜ〜。毎回、これを食っては何かを発見したような気分になって、あとで調べて前も同じことを感じた事実を知って笑うばかりだけどもね。


 非常に定番な醤油スープなのに、日常系な中華そばスープなのに、そこには「艶」を感じてしまうのです。まず麺顔全体が光ってみるかのごときの整然とした存在感を感じます。そして味わいが華やかでして、例えば出汁のコク加減で言えば、「鶏>豚」なコク旨さがクリスタルの様にピカピカしていて、なおかつじっとりとスープ全体を覆います。塩気を塩気というより旨味と感じるバランス感覚は、よく使う表現だけど、そんな感じをこの一杯から脳裏に刻み込まれたのかもしれません。


 また、使ってる醤油の輪郭がすばらしいと思えます。発酵由来の酸味ある後味はあまり引かないけれど、出汁の甘みと凄く結びついてキッパリとした風味を感じます。そうか・・・、旨味を艶っぽく感じるのは、醤油と鶏コクの結びつきかもしれない。







<生姜の仄かな風味と微かな節系魚介感!深みます旨味>


 生姜のニュアンスがいい!でも生姜醤油ラーメンではない。味わいというより、下味付け以下の「香り付け」程度なのがいい。こいつの味わいとか風味が、豚コクのしっとりさと程よく結びついているようにも思えます。この生姜の隠し味感は、最初のひと啜りのタイミングが感じ取れるMAXでして、3口目以上ですっかり慣れてしまい、単独で感じ取るのは難しくなるかもです。個人的には、舌の慣れというより、麺も風合いや、魚介の風味にも反応したりして拡散したりするからだろうと思っていますが。


 さてその魚介感ですが、主体は節系で続いて昆布?か小魚系かと。これらの旨味が投入されてこそ、日本人には落ち着きを与える旨さではないでしょうか。そんなことを食いながら、頭の中ではめまぐるしく感じたりしています。










【麺:しなやかなようで、筋が通ったような凛々しさあるストレート細麺】


<しなやかさ感じる柔らかさがありつつ、一方で引き締まりを感じるクチリとした抵抗>


 この麺も秀逸です!この麺との出会いは、実はつけ麺でした。細つけ麺が個人的に馴染んでいなかったときに食って衝撃を受けたのです。このとき、東京で一番好きな細麺だとか感じた述べたかもしれません。細麺の真骨頂は、しなやかさと流麗さ。それが過ぎると単なる柔麺になるか、モチモチ強調型に行き着きそうですが、芯がない茹で上げにもかかかわらず、どことなくしっかりとした潰し込みも一方で感じたりするのです。


 つまりは、しなやかなれど、引き締まり感もあわせもつというバランスでして、そこが不思議なところでもあり、私を強く惹き付ける要因なのです。この要因は、つけ麺の方が遥かに分かりやすいと思います。







<ほぐれ易いというか、一本毎に際立つ見栄えとすべる感覚>


 面白いことに、絡み合うところが少ない。浜田山の名店を連想してしまうが、それとも少し違うのは、「ほぐれ易い」と言ったろころかもしれません。何か特別なことをしているとも思えないのですが・・・。


 リフトしたときに、キレイに揃い易い。そして表面がきめ細かくて滑らか。されど少し抵抗感あるクチリとしたテンピュール感覚。奥歯ではクッチリと感じて、啜り上げる動作ではズボボボっとなめらな刺激を内頬に覚えます。一本一本のスベリが舌から殿の奥にかかる部分で小気味良く感じて楽しい。







【具:崇高な半レアなチャーシューと、日常的な3兄弟トッピングの二面性】


<レアっぽく崇高なる豚チャーシュー>


 大衆系だけど大衆系っぽくない艶を感じるのは、見栄えでアピールしてくるレアっぽいチャーシューのせいかもしれません。この肉で生ビールをグビッとやるだけに来店しても良さげだが、きっと今回みたいに、きっちりと一杯食うと思うけど。醤油ダレの浸透は低く、ベースはとても淡い塩味系で、肉本来の味わいを最大限に食える。そこが半レアなチャーシューの一番のポイントです。そして、なぜか崇高な味わいと思わせるポイントです。


 後でゆっくりと食おうと思たら、スープ熱で仕上がってしまいますので、早めに食するか、いっそのこと海苔を座布団にして浮かばせてみましょうか(笑)。兎に角旨い。わさびか柚子塩で食ってもさぞ旨そうです。





<玉子・メンマ ・ナルトの見飽きた3兄弟も凛々しく?>


 浅め味付けな味玉ハーフ。タレの染み込みというより、玉子本来の味わいがほとんどで、黄身は芋ようかんのような熱の通り加減で、スープに少しだけ浸して食うとまたエキスが染み込んで旨い。またメンマはそこそこだけど、残念さは皆無。メンマは醤油ダレのニュアンスをこの一杯の中では一番感じる部分かもしれません。海苔とメンマは、ここだけは名店の中では一般的に映りますが、海苔は風味もそこそこ良くて、サイズ感を考慮して麺と一緒に、一気に食っても旨い。









 総じまして、この一杯のを例えるなら・・・「クルマならVWゴルフ(わけわからんか)」。特別な仕様ではなさそうで、走りはやはりしっかりとしている。そして、スタイルは一般的でありつつ、さらに頑丈で質実さを感じる。一方、プレミアムなカローラのような感覚。一般的なのになぜかハマる。そんな羨ましさを覚える一杯であります。


 さて・・・・、この一杯は私の中では特別なモノでして、何かの大きなイベントやキきっかけで区入りつけたいときに食うことにしています。今回は、何もなかったけど、何かを変えないといけないなと思っていたら、自然とこれ食いたくなってやって来た次第です。なので詠います!



   区切りつけ
   新たな目標
   設定し


   大至でいただき
   大志を抱く



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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