ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2121】 楽観(赤) (東京・立川) 赤珊瑚


 年明けから新しくスタートするプロジェクト。年明けから真のスタートを切るために、この年末から実スタートを切るというこれまでのやったことないことをやってます。周りからは、いろいろ揶揄されてますが、雑音と切り捨てることといたしましょう。今まで見たことのないゴールに向けて、一足早く初夢。しかし重〜い初夢。


 ・・・などと考えながら、独特な雰囲気のスープが気になって仕方がなかったので、心身ボロボロになりながら、立川までやって来てしまいましたよ。あの「楽観」が、もうひとつ店を立ち上げたとのことですから。全く同じ店名なので、その看板の色合いとコンセプトから、「楽観(赤)」と呼称している様です。それにしても、目立つからすぐに場所がわかったわ。実はオープン日に突撃したものの、午前の部閉店3分後に到着。何とかネゴれば食えるかと思ったけどダメだった………。へそ曲げてしまいそうになりましたが、「赤珊瑚」と銘された一杯が、異様に気になって気になって仕方がなかった次第。








 店箱は、廊下部分をうまくカウンター席に作り変えたかの様な作り。実は奥が長くテーブル席もそこそこある様子。この日は聖夜だから、お客もポツポツ。しかしその後から、学生と思しき若者がドヤドヤっとやって来て、彼女いない連合会の会合始まり出すか?の雰囲気へと一気に変わりそう。人生長いんだから、そんなこともそりゃあるよー。友情を深めてください。いつか笑い話になりますから………、と心の中でエールを送る私です。オレもモテなかった・・・・。


   











【甘っぽいベースにジットリした辛香味油!ドバッと魚粉で無国籍】


 カウンターの高台がかなりの高さなので、厨房の様子が見えず。いきなりの配膳となります。配膳のお姉さん笑顔が印象的。聖夜だからラーメン・マリア様。祈る様な気分で麺顔を拝すると、そこには茶色の様な、小豆色の様な、深紅のスープが広がります。見るからに複雑です。一見、辛味噌ラーメンの様な色合いなのに、レンゲを差し込むと表層がささーっと切れて、緩いベージュ色のスープが広がります。そしてカーテンの幕が一気に閉じる様に、また深紅の色合いへと逆戻り。一体何味か・・・事前情報あったけど、本当にイメージつかない。


   






 堪らずレンゲですすりあげると、和魂洋才のしっとり感でもあり、無国籍なジャンキーさもあり、実に不可思議な味わい。チリ味が染み込んだオリーブオイルが、スパッと響き渡るけど、それは辣油よりもはるかにしなやかな辛さ。そこに一味が補強しているかの様な味わいが実に辛美味いではありませんか!この時点では、単にホットな一杯かと感じるのみ。







 しかしこれだけでは終わらず、後半になってとても味わいが落ち着く感じ。ベースのスープがとても優しいのに気づきます。魚介でもない甘さは豚鶏に加えて野菜の甘みか?見た目と味わいがよりも、はるかに軽やかな味わいが全体を平和に包み込みますなー。







 さらに、その後にじわじわ・・・・ドバーーーーっと盛り返してくるのは魚粉の甘み。トッピングにあった粉。これだけでも香ばしく甘いのだけど、他に滲んだ和風の味わいの呼び水となるのか、和の味わうがじわじわと勢力を拡大してきます。この時点で無国籍感がバージョンアップ。丼の内壁に張り付く魚粉の量だけでも、その投入量の凄さを物語っております。いろいろ主張と対立がある様でLOVE & PEACE
なまとめ上げ。うう・・・今夜だけは、嫌なこと忘れられそう。













【身の詰まった感じがする平麺がしっかりスープを受け止める】


 これだけ個性的なスープを受け止めるのは、実にしっかりして、流麗なる中太ストレート麺です。やや平たい麺でして、表面がとてもきめ細かくて、コーティングした様な滑らかさ。スリムなリングイネの様なスタイル。これが実に風味良く、麺の密度感がとても高くて、食べ応えを感じます。







 汁の吸い込み度は低く、絡みついたスープをしっかりと受け止め炭水化物のでんぷん質と化合させながら旨しと感じさせてくれます。前歯ではヌツヌツっと切れ込み、奥歯では束になってクニクニっとテンピュールにも似た反発感で楽しませてくれる。これなら、つけ麺にしてもイケそうな気がするのは私だけだろうか?すでに、赤珊瑚つけ麺へ想いを馳せる。












【肉らしい香ばしさたっぷり!香味油に染まる】


 実はメンマが少し、スープ感覚とはミスマッチな感じがするが、いえいえこれはこれで良い出来です。材木カットで、とても大きめであるのに繊維質が細かくて柔らかい。味わいとしては、伝統的な深い醤油あじに少し似ていて、日本酒とセットで味わいたいくらい。おすすめな味わい。








 そしてチャーシューは、さすが楽観。いつものいい肉で、単に柔らかいだけでなく、しっかりとした歯ごたえと肉のジューシーさ。そして醤油だれの香ばしさと炙りの芳ばしさが、ほんのりと薫る感覚がたまりません。これなら瓶ビールでクイッと味わいたい気分。呑みことばかり考えてしまうな……。












 総じまして、「有りそうで、何にも似ていないようなピリ辛ラーメン」と言う感覚かしらん!? 赤珊瑚・・・という名称とのイメージ感は、個人的には不明だけど、この雰囲気なら、落ち着いた頃に限定などもかなり期待ができそう。立川エリアの競争ぶりもすごいけど、楽観同士で競合しない様な戦略に期待です。ともあれ聖夜だ。この後近くで一杯だけ引っ掛けて、素直に帰ることになりました。なので詠います!



    ああ無情
    期末追込み
    ひとりきり



    聖夜静かに
    麺の啜り音



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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