ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン903】 宝龍 (東京・武蔵野市) 天津メン

【コレ食ったわけ:お引っ越し前夜の家族の晩餐!みんなヘトヘトで近場へなだれ込む・・・】

  以前、出前でお世話になったこちらですが、家族3人が引っ越し前夜にあってもうヘトヘトです。また出前でも取ろうというわけですが、翌日朝には引き払う家に、また丼を下げる用意をするなど考えるとこれも鬱陶しい・・・・。なので、食いに行こうという算段に成った次第です。豪雨の中、傘をさして3人家族があるいてもすぐのところですからね〜。助かる!

 入店すると、ご店主にこやかな笑顔。雨の降る中、静かにテレビの音声が流れ、店主が炒めるチャーハンの音・・・。実にまったりとしながら、アタクシは天津メン!嫁さんは、ワンタン!息子は、餃子とチャーハン。そして瓶ビール!を注文です。さて・・・・・注文が終われば、うちの息子は自分の見たいアニメ番組にチャンネルを変えたいと言い出す(困)。まったりとした雰囲気がいきなり、いつもの家庭的雰囲気になってしまい、周りのお客には大変申し訳ない!




【スープ:シンプル醤油清湯にかに玉風味がのっかるだけで、パワーアップ!】

 配膳の瞬間、「何コレ〜♪」と嫁はんのチョッカイが入ります。あんかけスープが彼女にとっては意外な展開だったらしく、ちょっと頂戴と強請られて、まースープくらいはええやろ・・・と少しシェアさせてやりますわ・・・・。で、仕切り直しで食うわけですが・・・その感想は、


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「シンプルな醤油の海に・・・かに玉エキスと、醤油餡のダブルパンチで美味しさ3倍でんがな!」


1)旨味:ベースのシンプル醤油清湯スープが・・・・玉子のコクとあんかけのまとわりで3階級特進!

  いやはや・・・舐めてたらあかんぜよ!・・・な、愛すべき大衆系ですがな! 玉子の処理が最高でして、焦げ目による苦みがなく、玉子から出るエキスが出汁と化して・・・シンプルな醤油清湯のコクが二倍にも三倍にも増しているのがわかります! しかも・・・・「あんかけ」がまたスープにとけ込み、微妙なとろみ加減を発揮いたします。 スープがまとわり着くというか・・・ゆるい片栗がまた独特の世界観です。 そもそも・・・・天津丼では醤油味基本なアタクシの体験!なのでとても自然に受け取れます(関東の天津丼は甘酢ケチャップ色?)。そういう多少の意識のギャップも感じながら、さりとてここのオヤジの幾重も年をかさねてつつも、営業してきたという自信に満ちあふれた一杯ですがな・・・・。

2)塩気:かに玉の塩気が玉子自体のコクと結びつき・・・・スープにたれ込む塩気なり!

  以前・・・・「出前」とは言え、定番のラーメンを食し、概ねベーススープの特徴を掴んだ気でおりますが、かに玉の塩気も混じり、ちょい複雑さがプラスされた丸みある塩気です。ここでも、旨味と塩気の区別がなかなかつきにくいのですが、あんかけがプラスされておりますので、餡の塩気とも感じられ、ベース+あんかけの2段構造のような塩気とも言えます・・・。


3)香り他:トロミが少しゆる目で・・・そこがまたええねん!オヤジの心をわしづかみ!

  あんかけが、スープと混じることを予測してか・・・・もともとは、少し強めなあんかけ粘度でございましょうか? それがスープと合体し、えも言われぬゆったりとしたトロミと化しております。このトロトロ加減がまた・・・・見ているだけで、食欲をそそるのです。熱と香りの封じ込め的な役割も果たしておりまして・・・、あんかけナイス! こちらのお店では今度は、広東麺でも食してみたいという気分であります。




【麺:大衆系の王道みたいな質実系!標準の中に美味しさの基本がある・・みたいな安定感!】

 ひと通り味見が終わって・・・息子のチョッカイが入ります。麺をくれと・・・・・。麺だけ引きずり出して、チャーハンにセットされるスープの中に入れてやりました。旨い旨いと食い出すが、もっとくれ・・もっとくれ・・・とあいなりまして、どんどんアタクシのが取られてしまいますがな(泣)。最終的には、息子のラーメンを追加注文してやりましたがな(泣)。その分、チャーハンがあまり・・・アタクシが取られた麺の交換として食しましたが・・・。」


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「当たり前の話やけど・・・・出前もええけど、実店舗で食う方がええね〜!」


1)風貌:基本的にはストレート標準麺なのだが手もみ風が泣かせる!そんな標準麺!

  前回は、「手打ち風」な麺でありましたが、今回はこの店のデフォルト麺!中華屋の良くある細麺ストレートでイエローヌードルっぽいものとは違いますね〜。標準的な細麺ですが、ゆったりとした手もみ風の曲線をたたえます。ところどころ、ウェーブ加減が不規則さが強く、そういうところも旨そうには感じる麺ですな・・・。


2)感覚:極めて標準のストレート&やや手もみ風!なれど・・・大衆系の王道を感じる「質実」さがあるねん!

  出前には出前の良さがあるのですが、やはり、店で食べる方が、茹で上げたての一番旨い瞬間を逃さないので、実際は旨い!のであります。で、今回思いますに・・・・なかなかしっかりとしたクチリ!とした短いタップで押しつぶれる歯ごたえを感じることができてナイス!と感じます。心なしか・・・麺の風味も感じたような感じもしますし・・・・。。前歯処理も、スパスパと小気味好く切れますし、ウチの息子も好きだということで、少し麺をよこせと強請られる始末!(笑)仕方ないので、別でラーメンを追加いたしましたわ・・・(それにしても良く食うな(汗))。


3)香り他:やはり出前には出前の・・・店食では店食のええところがあるのやね!

  さて・・・・こちらは、出前がメインとちゃうか?と思えるほど、店内は客は少ないけれども、電話がよくかかり、ご店主も手持ちぶたさなく、せっせと調理に励んでおいでです。かく言うアタクシも、この店との出会いは出前だったし・・・・。ギョウザも、チャーハンも旨く、ご店主の鍋ふるいのテクもしっかりと感じます。このあたりは、天津メンの玉子焼きトッピングにも如実に現れます。




【具:かに玉がナイスすぎて・・・・】

 次に、また嫁はんのチョッカイが入り出します。「かに玉味見したぁ〜い!」だってさ・・・・。これがこの一杯の魂ですがな・・・。しかし、次々と取られて、約1/4強は取られてしもうたがな(号泣)。


1)かに玉(これはテクニックを感じます)
  
  少し上述しましたが・・・・、玉子の焦げ目が軽くつく程度感がgoodでして、焦げが過ぎて味に響くことはありません。そして、ふかふかの出来具合でして、箸で割るとその空気が入ったようなフカフカ感が楽しめます。そのフカフカの空間に、あんかけ混じりのスープがなだれ込み、包み込み、そして泡のようにとけ込みます・・・・。ネギや人参など細かい野菜も感じられ、カニ風味とよくマッチングしておりますし、これは天津丼でもなかなか人気がでるだろうとの予測。中華鍋のテクニックをこういうところで感じます。これは・・・・炒め物も食してみたい!

2)グリンピース

  これは、好き嫌いが別れるところですが、アタクシはこれがないと、この一品は成立せんと思うくらい必然と思います。まー、缶詰だとは思いますが、許容範囲ということで!


3)あんかけ(醤油ベースでまろやかなり!)

 冒頭少し述べましたが、かに玉のあんかけについては、子供のころから、京都の餃子の王将等で醤油餡と相場が決まっておりました。それが、初上京の際、新橋あたりの中華屋で甘酢ケチャップ系が出て来て本当に驚いたもんです。今ではそれもまた良しなのですが、やはり醤油系のゆったりとした餡を食うと・・・・ストンと腑に落ちる感じがどうしてもいたしまする・・・・。

  




 総じまして、久しぶりにワイガヤと大衆中華に家族三人水入らずで食したな〜という感じです。いやはや・・・ラーメンも、餃子も、チャーハンも死ぬ程食った(笑)。大衆的な価格帯なはずが、食い過ぎて結構支払ってしまった(笑)。また来ます!少し遠くに引っ越しますが、決して徒歩では通えない距離ではありませんので。次回は、横取りされないように工夫した注文をいたしますわ(爆)。なので詠います。



  久方に
  親子三人
  外食は


  心あたたか
  大衆中華


お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
 





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