【コレ食ったわけ:雨降り続きでめげますわ・・・って、やさしさ求めた一杯!】
くどいようですがGW中は引っ越し一色です。そして・・・豪雨の中の引っ越し準備は、やはりきつい・・・。引っ越し代節約したため、中小荷物は自分で梱包&搬入という形態。例えば、今夜寝る布団&マットレスを豪雨の中、搬出搬入するだけでもてんやわやなんですよ・・・。雨だけにはさらしたく無い家具類ってほかにもありますもんね。ほんと疲れる・・・・。昼飯もどうでもええから、この仕事を片付けたいと思う一心で集中し一仕事を終え、超遅めの昼飯!嫁はんはコンビニのおにぎりでええっちゅーもんですから、コンビニへアタクシが買い出しにでかけます。この・・・・プチ自由時間に、つけめんを食うという不埒な行動に出るのです。すまん!ゆるせ!嫁はん! 疲れ果てた不真面目なアタクシは、地元で質実で真面目なお店「あすなろ食堂」を目指すのです。
【つけだれ:やさしい濃厚!というスタイルは、この店のアイデンティティだと思うのだ!】
あまりメディアに露出していないのだけど、そこそこ、地元ファンを獲得して安定しているなと思うこのごろ。この中途半端な午後2時の豪雨の中、満席ですぜ(アタクシも入れてね)! 最近、近くの「一圓」レビが続いたので、訪問に少し気が引けたのですが、もうしわけついでにこちらの定番メニューをコメントを!と思い、「濃厚つけめん」をチョイスです。最近、あつもりサービスもできたのね・・・・。TETSUのようにスープに浸ったあつもりも捨て難かったのだけど、「太麺・細麺・そして全粒粉のどれになさいますか?」との問いかけに、「全粒粉いつから加わったんや!」との驚きで、ひやあつ&全粒粉でいくしかないと思うのです。で・・・・注文してから10分後、こいつが到着!まずはつけだれを恭しくいただくのです。その感想は・・・、
「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「どくとくの濃厚のようで、よくある濃厚? アタクシは・・・ナチュラルな濃厚と呼びたい!」
1)旨味:単なる濃厚・・・というより「サッパリ濃厚!」「やさしさ濃厚!」・・・ユニークさを買います!
「濃厚つけめん」なる名称から、よくあるあの豚魚フレーバーを予測いたしますが、魚介のフレーバー感については確かに当たりです。芳ばしい系の魚介と節が、東京の人好みな味付けがナイス! さりとて、動物系については、「濃厚」とは多少裏腹な感じがいたします。決して「薄いのではない」のですが、軽やかさが漂う動物系。「軽やか濃厚!」「サッパリ濃厚!」「やさしさ濃厚!」とすら覚えるこの感覚は独特ですな・・・・。表面の細かい泡立ちの感覚など、他メニュー(とまとつけめん、カレーつけめん等 )にも見られる特徴ですし、なんとなく・・・・なぜか大阪・天満の天四郎を思い出してしまった・・・・。魚介の使い方が違うけど、動物系の出し方など・・・・。つまり「鶏系魚介」の感覚。豚排除とまで言い切る自信はなくとも、豚骨ゲンコツの炊き出しではないだろうとの予想です。しかし、鶏系だとしたら・・・・モミジにもう少し頼ってもいいようなものだけど、あまりそれに偏りすぎない・・・・。そういうところも、サッパリと感じ取るところでして、サッパリ仕上げたものの、「エキスは濃厚」という仕組みでしょう。これは、こちらのお店の世界観がよく出ている一品だと思いますね〜。
2)塩気:塩パンチというより、魚介と結びついたやさしい塩味? ゆえに芳ばしさとも受け取ったりする・・・・
やさしい濃厚・・・という全体感ゆえに、塩気のパンチは皆無といえましょう。むしろ塩気は、表には一切出てこない?というのはオーバーか。濃厚な魚介エキスと結びつき、魚介の味にエッジングを効かせ、芳ばしさをより強調するといった役割に徹しております。飲み干しても、後で喉が渇くという印象のない食後感でして、控えめなところがgood!と言えましょう。
3)香り他:フルーツ酢が良い仕事をするのだ! 後半試していただきたい!
個人的におすすめなのは、テーブルセットにある「フルーツ酢」です。お手製の自信作のようですが、こいつがまた軽やかで非常にまるっこいお酢なのです。正直申して最初は、優しい濃厚フレーバーをぶちこわすのか?と思っていましたが、優しい酸を投入すれば、やさしいコク甘さが返って来ます。味のクリッピングポイントとも成りますし、旨味もややコンプレックスモードになり、後半もグイグイと食わせてくれます。
【麺:新スペック、全粒粉!されどやはり「あすなろ麺」の風合い強く!】
一方の麺ですが、全粒粉と言えば、素朴さや多少なザラツキを連想してしまうんですが、ちょいと肩すかしを食らい、やはりあすなろ風な個性を感じ取る次第です。
「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「圧の効いたみずみずしい全粒粉! 歯ごたえはどこか他のバージョン麺と同じDNAをやはり感じる!」
1)風貌:圧の効いた全粒粉!押しつぶされて一体化したやや褐色!こんなにハリのある全粒粉って意外でナイス!
さて本日のメインの目的の一つ「全粒粉」ですが、つぶつぶが表面に浮き出た風流さを予測しながらも肩すかしかも・・・・。健康的なパッツンパッツンした表情でして、そんなに全粒粉配合が高く無いとはいえ、潰し込みによりきめ細かく全体に広がり、やや褐色に見えるそれは、いつもの太麺とは少し違った旨そうにも感じます。やはり、一目見て・・・・「あすなろ食堂」らしい!という印象!みずみずしくハリが有り、ストレートが生きるラインがキレイですな〜。
2)感覚:しっかりとした中加水という印象!太麺定番のモチモチ度合いとクッシリ度合いも持ち合わせ、みずみずしい全粒粉!
感覚についても、やはり「あすなろ食堂」と感じるいつもの弾力をちょい感じます。見た目のキレイさと裏腹な、潰し込みの効いたクッシリ麺というのが太麺のイメージなのですが、ややそれに近いかと・・・・。少しニュアンスがプラスされたところは、ややモチモチ感もでているところでしょうか?そしてみずみずしさもある。全粒粉の最初のイメージは、食べている途中でまったくなくなります。
3)スベリ他:全粒粉という先入観をすてさるgoodなスベリ!ザラツキなし!それに・・・水切り完璧!
ということで、まったく全粒粉という先入観はなくなるのですが、風味は効いているのでそういうところはgood!ザラツキがなくハリのある全粒粉で、当然滑りも良いわけでスルスルと喉もとの奥に入って行きます。さて・・・・ここで申し上げたいのは、水切りの完璧さ! ザルによる底上げなどしなくても、水切りは完璧と申せましょう!そういうところ・・・・相変わらずナイス!個人的なチェックポイントなので、あしからずです。
【具:メンマに主役を譲る?と思えるチャーシューだったのですが・・・尻上がり!】
1)メンマ(プチ材木系2本・・・こっちがメインか?)
メインの具材は・・・メンマかと思ってしまう。材木状の極太がしっかりと2本投入されております。深く味付けされており、シャクリ!という感覚よりも、クニャリとした感覚の係数の方が大きいかも?と思える歯ごたえ感覚。前歯の千切り1回で奇麗に噛み切れます。2本というところがミソでして、1本食っても楽しみが残り、食しているあいだも目に飛び込んで来るので、材木メンマ食った!という感想が焼き付けられまするな(笑)。
2)チャーシュー(鶏肉!焼き鳥串サイズがゴロゴロ)
これに対して・・・・チャーシューは控えめです。あえてそうしているのか・・・・。鶏肉でして、しかも焼き鳥串を思わせる小さいサイズのコロコロしたものです。最初は、やはり一枚肉にしてくれよ・・・と思っていたのですが、コロコロしたヤツが適度にレンゲですくわれ、そして最後まで残るので、いつまでも、鶏肉感が残るという感じ・・・。これはこれで良いのではないでしょうか?
3)ナルト・薬味ネギ・水菜
ナルト・薬味ネギは、語るべくもなくですが、水菜はこちらのつけ麺にはどれも入っているので、「あ・・・あすなろに来た!」と思える定番トッピングですな〜。とくに麺がしっかりとしている上に、つけダレがマイルド系ですから、その橋渡し的にもなっているサッパリ苦みが非常に合うと思いますしね!
4)スープ割り(備え付けポット形式)
殆どお湯か?と思えるその透明度!そして味わいも薄味系ですんで、割りすぎると薄くなるとの注意書きもうなずけます。節系・魚介系というより、鶏のサッパリ旨味と言う感じでしょうか??レンゲ2杯程度でも結構な薄さになりますので、注意書きには素直にしたがうがよろし・・・・。
総じまして、なかなか質実としたと言うか、真面目さというか、やさしさというか・・・・相変わらずなので、引き続き応援したいと思うこのごろ。最近、こちらの営業時間には帰宅できないもんで、立ち寄れないため、訪問に間があいてしまいましたが、忙しくても寄りたいと思うのです。さて・・・・アタクシの引っ越しですが、同じ市内への引っ越しです。その結果・・・・少し、こちらのお店には近くなりましたかな・・・自宅が。なので、そのうち、家族でよせていただこうかと画策中です。土曜日のお昼過ぎにでも、いつかね・・・・。なので詠います!
雨強く
駆け込みしのぐ
雨宿り
やさしいつけ麺
食い雨あがり
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!