ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン992】 新福菜館 河原町店 (京都・河原町) 新福ラーメン・並

【コレ食ったわけ:実家(京都)に帰って飲んで、歌って・・・・〆のラーメンですわ】

  少し早めの夏休みを取得いたしまして、実家に帰省です。当然家族連れですから・・・・以前のように自由行動もままなりません。なのですが、平日夜にもかかわらず、麺友(関東らー友)が飲み会を企画しれまして、感謝です。いや〜、お財布にエコな感じで、ええ感じでお店をチョイスしてくれましたわ!その流れで、歌いながらベロベロになるまで酔い・・・・、〆のラーメンをヤツと食ったという流れ。実に鉄板な計画! それにしても、当初は・・・金久右衛門・京都西院店で〆るはずだった・・。 それがどうしてこのお店だったかというと、酔い過ぎて近場で食うしか無い!しかもブラックな醤油スープ系ならここでええやん・・・という妥協の流れでありました。とは言え、申し訳ないほどに、〆ラーメンとしては、旨かった!




【スープ:見た目ほど辛く無い・・・というありふれた表現以上の「旨味」が滲みますぜ!】

  それにしても、相当酔っていた二人(らー友とオレ)。やつは、「肉多め」を注文しつつも、「こんなに肉たくさんあっても食えへんわ」とアタクシの丼へと肉を移す・・・。だったら肉マシ注文するなよというのだが、こういうことは、ヤツと付き合っているとたびたびあったなと回想します(笑:用心棒本号、とみ田、その他数々)。されど・・・・、アタクシのスープセンサーは、酒の酔いによってよりエキセントリックな感じで分析いたしますわ(笑)。


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「醤油の濃さも旨いのやけど・・・今宵は肉汁感を余計に感じますやん!(あ・・・肉ましの影響か・・・)」


1)旨味:じっとり醤油の酸味とコク・・・それに豚コクがサッパリ滲んで意外とゴクゴク系

  「あの黒い醤油スープがたまらん!」という方も分からんでもないんです。されど、個人的には、「醤油に染まった肉汁が吸いたい!」と感じてしまうのが本音! この「肉汁感」のエッセンスの濃さが、数ある新福菜館系列の中でも、通う、通わないの差ではないかと思うのですわ・・・。いやはや、支店よりも、やっぱり本店のが旨い!という単純発想は排除して、これは単なる好みの問題でしょう。ということもあって、後から喉が渇く度合いがやや少ないと思われるサッパリ感が、意外であり、驚きのスープであります。そして、意外なことを思いつくのです。それは・・・

  いっそのこと、京都ラーメンを「豚骨醤油」と分類してしまおう!

  今や関東在住の身。そして・・・関東に家を構えて骨を埋めると決めてから、食って来た数々の麺。豚骨醤油系と言えば、家系をはじめ、個性は揃いの麺麺なのですが、敢えてアタクシは、京都ラーメンは醤油ではなく「豚骨醤油」と断言したい! なぜ・・・・関西には透き通った醤油スープがないのか?と思われる関東麺フェチな方々に、ダイレクトに答えるならば、それは「魚介排除な豚骨一本」だからですという感じでしょうか・・・。

2)塩気・香り他:醤油一辺倒な塩味!されど・・・奥行き感じる塩気がそそる!

  塩気は、醤油由来のカエシ・・・それが主体なのです。それが脂と結びつくと・・・ぶわーっと奥ゆきある塩味と感じてしまうから・・摩訶不思議!京都系は店に寄っては背脂をごっつう投入しよるさかい、その当たりで脂と塩の結びつき方が随分と左右されることでしょうな! ぶん回された塩気は・・・・・やがて、九条ネギの柔らかい甘みと苦みに受け止められ、さらに複雑な塩気へと昇華して、京都のラーヲタをまた魅了することでしょう!




【麺:見た目でまずメロメロやな・・・、リフトした瞬間に醤油ブラウンを感じます】

  麺もそこそこ、ストレート系で好きな系譜です。個人的には信頼の証なのですが、やはりいつも思うのは・・・・リフトした瞬間のその色合いでっせ!


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「この色合い!なんだか「本能的に」旨いと思う色合いでっせ!」


1)風貌:もはや・・・・飴色です!細麺が醤油に染まりアメージングパワー炸裂!

  箸でそこから麺をリフトすると・・・・もう心はメロメロ〜・・・。見事なまでに、醤油による影響をうけて「飴色」か「トパーズ」のように褐色めいて・・・卑怯なまでに旨そうでんがな! この仕打ちは・・・ズルいと申せましょう! さらにやや細めなストレート麺が、滑らかに流れて・・・・ラインがまた美しい! これは魅了され通しですわな・・。


2)歯ごたえ他:前歯のちょっぴりクツリ感!奥歯のクシっと感覚柔らかく・・・

  さらに悔しいほどに魅了されるところは、歯ごたえ!芯があるわけでもなく、クツクツと前歯で処理する感覚のこれまた気持ちのよいこと!スパスパ!っとしたのもまたええのですが、程よい抵抗感とか圧があるとこれまた新鮮な感覚を覚えます。そして、奥歯にクシリ!とした感覚も、前歯でうけた感動と同様です。麺に密度が高いとまでは言えなくとも・・・・やはりクシリとした抵抗感・・・・一般的にはコシというものの完成度で、印象は違って来ますね!




【具:このチャーシューを堪能してこそ・・・京都に帰って来たと感じる!】

1)チャーシュー:薄切りシャーシューテンコ盛りは京都のシンボル!

  もはやモモやらロースやら・・・どこの肉だか分からないのですが、この薄切りで赤身のカスったところを逆にスープが吸い込まれている・・・・、そんなところが大好きなのです。この肉・・・・薄切りチャーシューが京都ラーメンの醍醐味と言えまして、はたまた、その分量の多さにたじろぎます。これまで、幾度と泣く使って来た表現をまたここで使い回すと・・・・「デフォルトがチャーシューメン!」とも思えるのですから! これらのチャーシューをミルフィーユ的に重ねて食うのもよし!また、のり巻き状に麺を巻いて食うのも良しでして・・・薄味なのがまた功を奏しておりますわ!

2)九条ネギ:ネギでケチケチしないのが関西流!

  「しつこい」を通り越して「ひつこい」と言われるのも時間の問題か・・・。青ネギにケチケチしないのが京都流なのです。そんな京都で「ネギラーメン」と銘打ってスペシャル価格を設定しようもんなら、かなりのハードル上げだと申せましょう! ホンマに朝取りのネギか、白髪葱風縦細切りてんこもりか、ネギと熱した油で・・・瞬間的ネギ油製造演出くらいしか思いつかない・・・。 ともあれ、九条界隈という極めてニッチなエリアをわざわざ名前に冠するあたりは、さすが京都ブランド! ほんまに九条という土地を見に行くと・・・みなさんはどう思うのだろうかと・・・・少し心配。




  総じまして、まさに京都のソウルフード!・・・・の一つであるパワーを感じましたわ! これは・・・・、ますます、京都を離れる際には、もう一度食っておきたい衝動にかられますがな・・・・。どのようにして実行に移すか・・・、イーサン・ハントな気分で計画を練りますわ(笑)。それにしても、語り尽くせぬ京都ラーメンではありますが、もう少し時間があれば、大阪・神戸にも足を延ばしたいところ・・・。今回は、京都のみで多少残念!なので詠います!


 酔いつぶれ
 されど欲しがる
 醤油味


 贅肉対策
 今日だけおあずけ


 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
 



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