ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン783】 永楽 (東京・大井町) ラーメン

【三日連続で・・・・大井町に行ってみたりする・・・】

 二夜連続で大井町に訪問してみましたが、三日目も訪問したりするのです。今度は昼間ですが・・・・。で、どうだったかというと、「昼間でも東口北側は・・・・真っ暗」なのであります。横町の入口はカラフルなのに、このギャップが哀愁を感じます。しかし、路地裏を少し入るともうそこは、「永楽」の前なわけで、少しばかりの行列が見受けられるのです。こちら、二階フロアもあるこの店なので、その人気ぶりと地元密着ぶりがうかがえますね。一方、常連さんは・・・・店先でタバコでもふかしながら、お姉さんが順番呼びに来るのを待つという余裕ぶり。新参者のアタクシは、一人訪問が幸いして、前のグループを飛び越して1階のカウンター座席・・・・通称「1番脇」と呼ばれるところに、すんなりと誘導されることができました。生意気にも、前客のオーダーを真似して・・・「そばひとつ」と常連を気取り注文を通しまして・・・・・。関西では、こういう行為は「いちびり」と申しますわ(笑)。



【漆黒の焦がし葱ブラウンの海に酔う・・・・】

 分かっていたとは言え、実物を見るとやはり迫力が違いますね!真っ黒なスープにオイリーな表面。そして雑多に浮かぶ焦げた葱の欠片が、まだら模様のようです・・・・。まるで、原油見みたいなスープでんなと、呟きたくなります。備え付けのレンゲで、スープを救うと、焦げた葱がまた強調され芳ばしさを放ちます・・・。

 「旨いがな!(*゚0゚)ハッ 」
 「濃いとか塩っぱいとか思ってたら、その真逆でんがな!すっきりオイリーに葱脂の甘みが広がる清湯がナイス!」

 焦がし葱の見栄えから漆黒に見えるのですが、実はレンゲですくうとボディーはオーディナリーな範囲の醤油清湯スープです。しかもそのお味はというと、「まろやか!」というのが実感でして、醤油カエシが濃くて辛いとかそんな感じは一切ありません。葱油の甘みがダイレクトにつたわりまんがな・・・・。葱の甘みがもはや出汁でっせ。清湯スープも非常に淡泊なほどジンワリとしたキャラクターです。具のモヤシの影響も受けてか・・・さらにあっさりと感じられます。

 醤油カエシのニュアンスも色合いに反して控えめです。カエシの塩味系も葱油甘さの下支えに徹してまして、醤油の余韻とも思えるあの酸味すら感じることがないほどです。表面が強面なオッサンが、実は気が優しかったというような感覚と同じ。中々、いいんじゃないでしょうか!

 ※味のグラデーション:葱油の甘み>清湯系のコク>醤油のまろやかさ>葱油の芳ばしさ>野菜等甘み??



【柔な平打ち風な麺が・・・ちゅるちゅると旨い!】

 意外と・・・平打ち麺なのです。無骨な風貌に反している最初のポイントが「見栄え」ですが、やや細めのきしめんのごとく、切り口長方形でストレート。スープの漆黒とコントラストを構成して色白にすら見える。

 二番目の意外さは「柔さ」です。この麺にまた柔さが合うのでして、常連さんの中には、「くたくたの柔!」とまで個別アレンジをリクエストする方までおられます。熱ダレでだらしないところが一切なく、ちゅるちゅるとしたスベリが最高に旨い!

 「あーーー、こういうのも好き!(*′ω`)b゛ок!!」
 ・・・と思わず漏れます。その他をまとめると、
 ※加水が中からやや多めで、麺の潰しこみが、ゆるいモチモチ感を醸し出してエエ感じ! 
 ※麺の「つる・ちゅぴっ」感覚が、モヤシの「シャキシャキ」と対照的で更に映える!
 ※焦がし葱の残骸が、平打ちの面に張り付くところが・・・・また庶民的な風流さがあってナイス!

 もともと「中華屋」かと思いますので、やはりこういうところの柔麺は仕上がりがええですね!



【もはや燻製玉子みたいな色合いでんな・・・・、独特な味玉がトレードマークですね】

 渋谷の喜楽を彷彿とさせるのがこの味玉ですね。完全ハードボイルドな味玉に深く色づけられた白身!塩気が効いて旨そう!と思えど、またまたまた・・・・ここでも軽い裏切りを感じます。実におとなしい塩味加減なんですな、ここでも。サイズ的には小さく、スーパーで売っている「M玉」サイズの半分です。女性でも一口でパクリなサイズ感です。

 モヤシは、実にシャキシャキでまさに真髄!と思えます。これは・・・・「もやしそば」に期待が寄せられますな。太めなモヤシが熱々&シャキシャキで旨味すら感じる歯ごたえ感覚です。

 最後に、チャーシューですが、これも深い色合いに反して、薄味。軽い醤油カエシの風合いをタレに感じますが、肉質のしっかりした歯ごたえと味わいを感じます。腕肉??適度なしっとり感と、ぱさぱさ感が・・・・年輪を感じますね。

 ※具のおさらい:チャーシュー、もやし(多め)、味玉(小さめ、1/2)、焦がし葱が浮く・・・




 総じまして、庶民派の王道のような中華食堂のラーメン、万歳!ってな感じですね。一家総出でランチタイムのサラリーマンの胃袋を満たすために、元気よくサービスされてます!まるで、「鬼渡」に出てきた「中華 幸楽」を連想します(名前も似とるし・・・)。肩肘はらない気楽な店ですし、駅から1分で、回転もよく、大きな箱。これは超便利だと思いますので、ちょくちょくと寄らせていただきます・・・・。なので詠います!

 路地裏で 
 永く構えて
 楽します


 暗い辺りに
 明るくサービス

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




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