ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン634】 麺家 静 心斎橋店 (大阪・長堀橋) 味噌そば

<大阪で味噌ラーメンを求める一週間〜その5>
【腕前確かな店に・・・こっそりある味噌ラーメン、いや「味噌そば」】

 確かあったよな・・・・・、麺家 静に・・・・味噌が・・・・。ネットで調べたら、本店限定品だったり、一夜限りとか悲しい文言が並びます。しかし、ここ心斎橋店で前回訪問したとき、確かに見たような記憶。こうなったら味噌を連続連夜食いたいという・・・・「一つのテーマに賭ける!」いつもの病気が発生いたしましてですね・・・困ったもんです。空振りしたら北新地の桜蘭で味噌をすすろうかと意を決しての訪問なんです。で、やはりすぐには、味噌のPOPを見つけられずに、改めてメニュー表もらって探したりして。そしたら、「スープカレー麺」の下にテプラが張ってあるやん「味噌そば」って!内心ガッツポーズなんですけど、しらこく・・・・「あ、やっぱり味噌ね」などとうそぶくのです。

 ところで、夜の部大丈夫かいなと少し心配するんですが、いつも客入りが少なくて・・・・。などと思いながら大型テレビを眺めて時間を潰してたら、9分程度で配膳完了です。配膳時、店主かスタフの方が・・・「はい!味噌・・・煮干しそばです」とおっしゃる。なるほど、煮干しそばの味噌アレンジだったのか!単なる味噌ラーメンとは違うと言いたいわけやね!





【これは!煮干しと味噌の・・・味のワンダーランドやぁ〜!】

 オレは彦麻呂か!と自分でも思うけど、この味噌スープの迫力はちょっと違いますね・・・・他の関西地区味噌部門とは。ベースはしっかりと、関東風の煮干しの風格でして、煮干し独特の香ばしさと、その苦みを利かせていて「苦みがうまし!」と感じさせる風格あります。表面の煮干しの粉が漂う感覚も関東でみたものと同じ。そんなベースに味噌がとけ込んでいるという構成なんですね〜。まいりました。店主が自慢したがるわけや・・・。

 それに味噌ですが、普通の合わせ味噌っぽいけど、シャープに感じる何かがある・・・・。あ!一味やね!とまずは納得します。しかし・・・いつもの味噌に、煮干し苦みと一味辛さが加わるだけで、これほど立体的な味わいになるか??と悩んでまうがな・・・。これ、スープカレー麺と同じ値段するんやけど、それのスパイスか何かを流用してへんか?とちょっと疑りたくなりますね・・・。何か共通するエッセンスを感じます。香草??・・・・いや、わからん。

 ※味のグラデーション:味噌≧煮干し(苦味)≧煮干し(香ばしさ)>一味>何か・・・
  味噌煮干しが・・・・かすかにエスニックに感じるとは言い過ぎなんだが・・・・(悩)。





【久しぶりに合いたかったよ・・・・ここのやや平打ち麺】

 もう少し太ければ、個人的にはミドル平打ちと呼びたいが、まぁ一般的なラーメンの平打ち麺なスタイル。しかし自家製麺(ですよね?)ならではの落ち着き感があり、自然な色合いがより旨そうです。表面はざらつきあるため、煮干しの粉欠片を適度に吸い寄せます。加水は中程度で、クッチリと噛みちぎれる感覚が、他の具材とコントラスト的で旨く感じさせます。はい、これ名作スープカレー麺と共通麺でして、煮干しに入ってもとても合うなぁ〜と思える高品質です。

 ※麺の感覚:加水中、ストレートの自家製を感じさせる落ち着き。色合いが自然!
 ※麺の形状:教科書的なラーメン平打ち麺。中心部やや感じる程度の茹で上げ。
  奇麗に感じるし、まとまりも美しい・・・。




【具材もフォワードやね!前へ前へとアピールしてくるんです】

 みたまま。ゆでキャベツがたくさんあってこれはうれしい!家系かってつっこみたくなります。シャキシャキ感のこした上手な茹で上げ。濃い味付けのスープには、こういうあっさり具材がとても合うのです!それもすぐに無くなったりしない豊かな分量ですもんね。あと、キャベツの下には小松菜も風味失わない程度に控えています。ほうれん草より小松菜の方が、その苦みが煮干しとよくあってよいね!

 またざく切りネギがまた多い。写真で見ているよりも多いですよ。これがざくざくといつまでも楽しませてくれて実にうれしい。さらには、くわいがここでも大活躍!歯ごたえのシャクリ!とした感覚がいい!メンマも細めでコリコリと楽しませてくれる。これらの具材が、味噌煮干しの海によく合う!

 最後にチャーシューですが、深く味付けされているようで、実は肉本来の味わいも残しているので旨し。ロースの部分をじっくり煮たりローストした感じがあって、ほどけ感もいいです。

 ※具材:キャベツ(たっぷり)、小松菜、ざく切りネギ(たっぷり)、くわい、
     メンマ、チャーシュー(2枚)




 総じまして、ちょっとお高いだけあって、エンタテイメント性あふれる一杯であり、また本格的煮干しテクニックが光るといった変わった味噌らーです。ちょっと、そういえば・・・・と軽い気持ちで食ったけど、大物にあたったかのごときな痛快さすら覚えます。これも実にユニークな味噌なので、機会があればお試しいただきたいな・・・・。大阪で味噌とか煮干しとか専門に追い求める人ってそんなにいないと思うけど、玉ちゃん(玉五郎)とはちがった煮干しの使い方もあるのよと、大阪の人にも知ってほしいな・・・。ということで、宣伝もおわりましたので、合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
(PS.左端のキャベツが・・・・もっと撮影対象に気を配らねば・・・)






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