ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1349】 中華ソバ 伊吹 (東京・大泉学園) 中華ソバ+味玉 〜原価率を顧みない濃厚煮干し!? 濃厚なのにクセになるニボニボ苦みと香ばしさ


 この日は・・・・滅多に無い午前中の空き時間でして、満を持して濃厚なる煮干しを会得すべく、「伊吹」に向かうのでありました。史上再濃厚とも言える限定狙いで!開店30分前に行けば安パイだろうと考えていた自分が甘かった・・・・。そこには、スーツ姿の先客と女性が店先でたむろしておられるではないか。そして、彼らにまさかの関西弁!ああ・・・・関西転勤族だった私としては、懐かしい人たちでありましたが・・・・・、まさか、関西からの刺客たちに、限定を奪われるとは思いも寄りませんでした。限定4杯、私5人目ということであえなく撃沈!





【スープ:これほどまでに・・・重厚な煮干しパンチはそうもお目にかかれませんよ!】


<原価率を顧みない濃厚煮干し!? 濃厚なのにクセになるニボニボ苦みと香ばしさ>


 それにしてもだ・・・・関西からきておられるとの集団には頭が下がります。有名ブロガーさん・レビュアーさん達にもお目にかかれたのですが、とても自己紹介できるような雰囲気ではございませんで、静かに息を潜めて開店をただ待つのみです。この間・・・煮干しのオーラーが店内から垂れ流されておりまして、まさしく行列一同うっとりという気分で過ごします。待つ間の会話もとても勉強になります。


 という感じで忍び込むように、最初の1週目に潜り込みまして、レギュラーの中華ソバを待つのですが、意外に早いオペレーションであっという間の配膳です。むう・・・このスープカラー・・・見事に煮干し感が凝縮されております。濃厚さは十分伝わりますし、表面の銀粉感も凄い!しかもきめ細かいやんけと唸るのみ。レンゲを差し込むと、更に濃度が確認できますな。泡立ちは意外と細かくて、純度を感じます。


 さて味わいはというと、十二分に煮干し感を愉しませてくれまして、最近どこかしら煮干し欠乏症であったところにガツンと打ち付けるパワーを感じます。啜って納得!と思える濃厚さ。そして、スムースでして、エグミなどは感じられません。そこがすばらしく、粗野なイメージある濃厚煮干しなれど、すごい丁寧な仕事ぶりが伺えるよう・・。苦みがガツンときてマッタリ・・・・、塩気は煮干しのそれと区別つかないくらいで、濃いのだけどナチュラルにも感じられる。苦みと旨味、苦みと塩気が表裏一体に感じます。まさしく、見事な煮干しなり・・・。




<豚骨感はまったく陰を潜めますが・・・スムースさもありなむか・・・>


 ・・・という感覚なので、煮干しに圧倒されてしまい、ベースのスープを味わう余裕がないというのが本音。でもこのスムースに食わせるところは、ベースの豚骨スープもさらっと上質な仕上げと感じられ、胃袋に収まったときの満足感は、動物系の脂ならではのしっくりとした感じも残すのであります。豚骨がここでは陰の支えになっている。個人的には実に珍しい感覚であり、我ながら今回の冒険的濃厚煮干し体験を満足させる部分であります。





【麺:やはりクッシリストレート細麺!そして加水低めというのが・・・濃厚ニボには鉄則か!?】


<中細クッシリストレートが馴染む!濃厚ニボニボには多少粉感あるほうがいいね>


 やはり濃厚煮干しには、加水低めなパツパツ麺でストレート!というのが似合う!伊藤系にも通じるものあるけれど、この組み合わせはテッパンといえましょう!潰し込みあり、低加水ながらも熟成を感じる粉の風合いが、煮干しの苦みとであうと、それぞれで旨味が凝縮するかのよう。そして咀嚼で徐々に一体化してあとは嚥下が待つのみ。 前歯のクニっとした反発感のあと、プツリ!という短いタップで千切れる。奥歯に送りこんでからは、クシクシクシっとした強い圧がたまりません。濃厚煮干しを潜った地肌もまたいつもよりも緑っぽい色合いが違うようにも感じる(全くの気のせいだけど)。




<まるでざらツキを覚えるようなれど・・・この抵抗感が煮干しには合うかも>


 スベリに抵抗感をやや覚える。この抵抗感がまたアピールしているかのようにも感じる。煮干しの感覚が最後まで麺に貼り付いたまま、口内でかき回される。そしてスベリのいつもよりちょっとだけ強い抵抗に、食った!という制覇感も感じさせてくれますしね・・・。やはり、濃厚煮干しには、抵抗感あるスベリで、しかも細麺がよく似合う。太麺もよいのだけど、濃厚パンチなら細麺だね!しかも粉密度が高い感じでの打ち込みタイプ。





【具:スープのニボ濃厚から一転して・・・すっきり甘みのある味付けが対照的で旨し】


<解けるほど柔らかいバラ肉!意外にスッキリした醤油ダレ感覚でバクバク食える>


 ニボニボ感を存分に愉しんだあとは、口休め的にチャーシューをほおばるのだが、意外にも優しい味わい。醤油ダレのスッキリとした感じでして、苦みを一切感じず、どちらかというと甘みすら覚えるタイプ。大きさは小ぶりな3枚の肉なのだけど、そのバラ肉達はとても肉厚で、しかも解けるように柔らかい。味付け的には白い飯と合うタイプ。和え麺という別メニューにはこれがクラッシュ?されたのがのっかるらしいのだが、どうせなら、細かくほぐれたチャーシューも味わってみたかった・・。




<ニボ感とは一転して・・・甘く芳醇なネットリ感ある黄身が絶妙>


 チャーシュー同様、とても甘みを感じるすっきり感があるタイプです。味玉の白身の色合いには深い味の染み込みが感じらる。その醤油ダレはチャーシューと共通の甘さがありまして、黄身と混じったところが旨甘くて時によい。全体的には、安保柿のような色合いと感触。甘く芳醇さを感じさせる黄身はトロトロというより、全体的にネットリとしていまして、前歯で潰しながら食いすすめるのが実に楽しかったりします。スープに溶け込むこともなく、そういう部分も扱いやすく、美味しい味玉でした。





 総じまして、「すぐにでも行きたいが再移転後、必ず!」という感想ですな。次回は練馬?でお会いしましょう!


 それにしても、本当のラーメンブロガーたち、またはラーメン業界人達の意気込みというか、探究心には打ちのめされた思いです。ラーオタと言えども意気込みが違い過ぎます、いい意味で。私などは・・・・・ラーメンブロガー/レビュアー界の・・・つぶやきシローでしか過ぎないと思いしらされた一杯。逃した限定・・・は大きかった!なので詠います!



   ニボニボの
   濃厚パンチに
   ほだされる


   ガッツリ行こうぜ
   どうせやるなら



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!!






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のぼり旗「煮干しラーメン」 1枚

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