そんなんどーでもええ！のですけど、東京で見たラーメン本に、たまたま京都ラーメン特集があって（かなり前）、京都出身の有名人がお気に入りのラーメンを語る特集がありました。その中で杉本彩だけが、チェーン店舗のここを推挙していまして・・・・こいつは相当の好き者か！？さすがエロいだけあってやるなぁ〜と・・・・他とは違うその視点に、心を奪われ奴隷状態にされてしまいました。まさに、阪神地区にあって「横綱砂漠」。実に３年以上は食っていないその京都の味が久しぶりに梅田で味わえるとあって、早速に突撃いたしました。当然、杉本彩はおらんのやけど（別にタイプでもないけどな！）、客と同じくらいのスタフの数に・・・・大丈夫かいなと少し心配もします。ま、ええわ。みんな一生懸命やし・・・・。当然最初やから「ラーメン・並」ね！目の前の葱ポットの凄まじい量に、葱星人なアタクシにとっては、まるで「キャンディーポット」の様に目に映ります。
【京都人のDNAが・・・呼び覚まされましたわ！】
これも京都ラーメン！思い出したこの味わいに・・・・DNAが恋をしているのが分かります。京都ラーメンと言ってもいろいろ深いので詳しくは、wikipediaでもご参照ください。ま・・・・簡単にいうと、豚骨と鶏の動物系が半々くらいににじみ出ている醤油系ラーメン。大体・・・第一旭がスタンダードです。これに鶏方向へエキスリームに走ったのが、天下一品。醤油方向なら、新福菜館。また、背脂ちゃっちゃ系に傾いたのも多数です。で・・・・横綱はというと、個人的には豚骨系にやや傾斜か？というポートフォリオでして、まぎれも無く京都系豚骨醤油ラーメンなのであります。
さてそのスープですが、さすがにセンターキッチンで製造されたそれと分かる品質ですが、もとから好きなものでして（生まれが京都）、思い出したその味に胸が締め付けられますわ・・・。さらさらときめ細かい・・・ややトロみの豚骨ですが、マットな感じすらする味のまとめ方が印象的です。そして醤油のコクが十分に行き渡り、カエシが主張することもなく、豚骨と一体化しています。頼りなくてニンニク投入など思いつかない、クリーミーなまったり感が広がります。
味の輪郭としては、ライト系豚骨に、多少鶏もみじのニュアンスもあるかないか程度・・・。そこに仲人ような醤油が広がって裏方にわきまえていますという感じ。だから、酢とかニンニクとか、生姜とか・・・必要ないくらいのバランス感がいい！というチェーン店ラーメンです。
【ネギが無ければ始まらない！ネギ星人万歳！】
どうせあんたネギをメチャメチャいれるんやろ？と言わんばかりの・・・控えめなネギ量な麺顔・・。ご期待通りに、駆けつけ３杯ネギ投入なのが、添付写真。写真とってから、また更に３杯ネギ投入を果たし、もう思う存分な気分でございますわ。しかし、見た目以上に辛く苦くないし、ざくざく歯ごたえとスープとの相性がええわ・・・。
【ぺろぺろなチャーシューを見るたびに、京都やなぁ・・・とにんまりする】
アタクシが、チャーシューで麺をくるんで食する癖は、小さいときからこの手のチャーシューを食い続けているからなのです。ぺろぺろの薄いチャーシューがミルフィーユ状態に積み重なったチャーシュー麺は絶賛です。この脂分少なめのようで、しっかり周りは脂がのっててしこたま旨いわ！ ビールのアテにもならない薄い肉ですが、この豚骨醤油に浸せば最高に麺とかご飯とか、炭水化物に合うのです！
【背伸びしない麺が気楽に食せる】
本当に普通に・・・中加水でストレート。やや黄色で、太さも標準やや細？。芯が無さそうな茹で上げですが、噛みクチを見るとわずかに見て取れた！ 神戸の住民として、もっこすと比較すると、割と人気高い店の麺と比べると、量販的なその品質。しかし、それがいいのだ！梅田だからそうはいかないけど、本当は気軽にジャージとサンダルで行って食いたいのだよ、この麺を。ジャージとサンダルで行ける範囲の高品質な麺ということで！
総じまして、梅田の阪急三番街がこれほど麺で充実してくるとは・・・思いもよらんな！ 梅田とくれば、学生のころは、茶屋町でお茶しながら仲間と話したり、コンパがあったり、デートがあったりと・・・・割と気張った土地やったんです。そこに、「ラーメン横綱」ですからね・・・・。とは言え、横綱も大分に洗練されてきましたよ、ここ梅田の店では（笑）。ま、関西エリアの私立大学出身やから、懐かしみもあるわな・・・このエリア。大阪もおもろくなってきたな、と思いながら・・・・少し気分も複雑。ということで、合掌！今日も本当にごちそうさまでした。
PS. 杉本彩は、・・・・どのくらい横綱がすきなんやろ。あの姐さんが好きと言っても、さげすみまじりのような気がして素直に喜べない・・・。
