ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン430】 珍遊 (兵庫・芦屋) ネギラーメン

【以前から妙にそそる店構えが気になっていました】

 シリーズ化したろかと思うこのテーマ。以前は、大阪・福島でそういう店を訪問しましたが、国道2号線芦屋付近の同様な店が、こちら「ちんゆう」さんです。情報によれば、かつての「芦屋ラーメン戦争」にあって・・・永世中立を貫いたその姿勢には、妙に頭がさがる思いですな。さて、休日のお昼前の訪問で先客ゼロ、その後2名の常連さんがご来店で、非常にまったりとした雰囲気です。老夫婦のマイペースな時間の流れ方がなんとも言えず、低姿勢過ぎない「いらっしゃい」「ありがとお」がとても自然体で、こっちも好き勝手に店で過ごせそうで気が楽です。今回は、少しひねって「ネギラーメン」のあっさりスープでお願いします。




【スープは、こってりぃ?あっさりぃ?】

 次からは、「・・・(間を置いて)、こってりの大」とだけ、常連を気取って渋くオーダーを通そう。ラーメンを注文するときは、きまってこの確認があるようなので、どっちがデフォとか関係ないようです。で、配膳されたその一杯をすすると、なるほど京都生まれの神戸育ちな、醤油系すっきりスープが伺えます。醤油ダレに沸騰させず煮出した豚骨と鶏スープを合わせたような・・・・トラディショナルな風貌ですね。味は、酸味はわずかに感じるかどうかくらい。あとは予想通りな醤油由来の塩味と、胃にやさしそうな動物系の澄んだ油のコク。それが滲み出す旨味が一体化しますね・・。この手のスープは、表面に脂のコッテリ層が浮き上がり、二重層になっていることが多いのですが、余分な脂を排除した旨味部分だけな感じを受けます。



【どこにでもある。そしてここにしかない。】

 麺にしても、どこにでもありそうな麺。標準太さのストレート麺で、自家製ちっくな雰囲気の欠片もない、製麺所の標準型番製品・・・な麺。茹で加減も丁度良く、芯ない全体で均一な歯ごたえ反発ながら、クッチリと最後に歯ごたえああり、一定の評価をしたいような・・・・。本当に、どこにでもあるのですが、その普通さがなぜか「ここにしかない普通さやわ」と思わずにいられない。



【ネギ十分すぎますが・・・】

 100円アップののスペシャリティ分は、十分あります。最後までネギのザクザク感が楽しめますし、苦味少ない旨いネギでしたよ。それにチャーシューも塩味勝ち目な薄切りでやや大判で、3枚あったかな。この点も少し料金アップ分のスペシャリティ感じます。その代わりメンマないけど、これだったら必要ないかな・・・。いつものごとく、ネギと麺をチャーシューではさむ攻撃で一気に胃袋に吸い込んでいきました。




 総じて、マンガ本やテレビ見て暇つぶしながら食べたいお店とその一品です。ラーメン店の原風景といいたい店構え。しかし壁はコンクリの打ちっぱなしなのね・・・・そこは意外。震災で立て直し・・・・ですね。いずれにしても、もはや老夫婦が健康保持のために、マイペースで営業しているその雰囲気を、愛せずにはおれないかも。僕も老後でも引退なんてしたくねーと切望いたしました。というわけで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。

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