【深夜残業帰りにちょいと一杯が・・・・なかなか難しい】
この日は、晩飯食する時間もなく帰宅が深夜となってしまいました。腹が減って眠れなさそうなくらい空腹でしたので、駅から近いところでサクッとラーを頂こうと考えます。しかし、呑んだあとの〆の一杯を求める客が多く、結構どこの店にはいってもごった返すものですよね、夜11時前後というのは・・・。駅近といえば、JR天満駅の「お前さんも悪だね・・・」の黄色い看板を思い出します。しかし、突撃したところ「満席」とあいなり、線路沿いに西に信号渡った付近のこの店なら空いているかと早々に決着です。ここ店の名前からしてトッピングメインで麺&スープ軽視か?と直感が響き、行動テリトリーではあったんですが、これまで一度も訪問していなかったんですよ・・・。それに、あの看板が逆に引っかかる・・・・「天満で一番うまいラーメン店」なる文字が逆効果かと・・・。
【定番の叉焼タップリの一杯を敢えて外す】
叉焼にもいろいろ種類があって、黒豚でも、厚切り、炙り、ロース、バラなどでバリエーション豊かです。大体800円から900円がメインなのですが、深夜にガッツリ過ぎる一杯も体に毒かなと、普通のラーメンを一生懸命さがしたところ、隅っこにこの一杯を見つけてオーダーです。620円。ひときわリーズナブル価格なので、正直言ってあまり期待はしていませんでした。
また麺顔は、極めて一般的。叉焼は申し訳程度に2キレですが、葱、キクラゲ、メンマ、大判の海苔・・・というキャスティング。敢えて特徴を述べると、モヤシが辛味つきで別ポットで供されます。お好きなだけどうぞというスタイルで好印象なんですが、冷蔵庫から出してくるもんだから、もやしが少し冷たい・・・(泣)。この時点でもあんまりテンションが上がらない・・・。
【何気に背油いい仕事してて・・・イメージ一転!】
でスープをすするのですが、一見シャバそうに見える肌色スープですが、適度にまったりしていて「普通に旨いやん!」と予測を一転させます。キッチリとだしを取り合わせた・・・という手作り感あるものではないのですが、背油が適当に混じってて8割がた溶け込んでいるようなコッテリ感が、スープ自体にボディー感を一段引き上げているようです。和歌山系みたいな・・・・「ガッツリ豚骨+しっかり醤油」な感じまでは行きませんが、「醤油味付けのコク旨豚骨」くらいにはなっていますね・・・。だから、「豚骨しょうゆ」ではなく「醤油とんこつらーめん」という考えた名称なのですね。残業お疲れ気味な夜のお腹には、ちょうど良かったこってり感でした。
後半に、例のもやしを投入すると、薄く淡くラー油味が加わって少しスープが赤み増し、味が変わって二度楽しめますので、こういう点も、何気に良かったなと・・・。
【過不足ない麺の仕上がりで、これも普通に旨かった】
お店独特の特注品・・・という感じはなく、製麺所の標準型番品的で、特段スペシャリティーを感じることない麺。しかし、一定の評価は外したくない普通の旨さでした。太さ・色・風味ともどこでも食べれそうなストレート麺ですが、芯ない湯で加減で麺全体でクッチリとした感触が楽しめました。「普通に旨い」は、なかなかの褒め言葉であることは、ご理解いただきたいですね〜。
総じまして、やはり「天満で一番うまいラーメン」という言葉がなかったらと残念に思う。なかなか620円なりに旨かったわーと気分良く外に出てみても、その言葉を思い出させるので、こちらも「もっと旨いラーメン知ってるワイ!」と言いたくなるじゃない・・・。だからそういの勿体無いと残念に思うのです。これに似た類は、環状線の下半分あたりに「せこいラーメン喰ってんじゃねー」というコピーがありますが、そこまで言うか・・・・と日頃の自分に残念な気持ちにさせる・・。やはり、客商売というのはコシが低くないとね・・・。
と・・・逆に説教みたいなこと言ってすみません。ちょっと見直しましたので、いずれ定番のラーメンを食べに行きますよ。ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
- ジャンル:ラーメン
- 住所: 大阪市北区浪花町1-23
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- (写真提供:から揚げ弁当)
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