ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5402】珍々亭(東京・武蔵境)油そば なると盛 ネギ盛 生玉子 + 半ライス + キリンラガービール 〜やっぱ元祖!発祥!で食らう達成感と確実なる旨さはハンパなし!素朴さを楽しもう!和みの境地の油そば!

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三月弥生の一杯目は長閑で素朴な油そば!発祥の店!

 
 武蔵野市が誇る食文化は「武蔵野うどん」。地粉うどんって言う方もおられるようでとても愛されてます。例えばこの界隈ではお彼岸となると親族が集まって宴会した後に、うどんを食う風習あったりするほど。汁うどんじゃなくて、つけうどん。最寄りの三鷹駅の立ち食いもメインは武蔵野うどんなほどです。でもね・・・もう一つ挙げるのがあり、それが「油そば」。元祖油そば「珍々亭」ですよ。まぁ元祖は諸説あるのは承知してるんですが、地元なので俄然応援です。
 

 
 そう!急にこれが食いたくなる。ようやく三月弥生となって晴れたとある金曜日。休暇消化で仕事忘れて訪問させてもらいました。油そばと言えば当然ビールでしょ!。そんな目的なのでわざわざ武蔵境駅から歩いて来たよ。ちょっとした陸の孤島ですが、近くに亜細亜大学があって学生さんにも人気です。
 

 
 
 
<キリンラガー> 堂々たる嬉しい大瓶サイズ!安定極まる定番の苦味!昭和の雰囲気伝える偉大なるラベル!

 
 寒さも抜けたような明るい陽射しでしたから麦酒日和ともうせましょう。否応なく取った有休だから当然のごとく飲ませてもらいます。
 

 
 大瓶!これが痛快!やっぱ昭和の昔は麦酒と言えば大瓶って感じしませんか?。子供の頃、今は亡き親父が仕事終わって旨そうに飲んでたのを覚えています。当時はビールの流通とか保管のレベルが今ほどではないので、時々当たってしまう古いビールはまずいとよく親父は言ってたっけ。
 

 
 小ぶりのグラスとともにあっという間に配膳完了!。へへへ・・・まだ熱処理だった頃から馴染んだブランド。なんだかんだで一番安寧を覚える味わいかもしれません。昔はズシリと感じた苦味ですが、微妙に少しだけ軽やかにも感じてしまう?。コク深さは相変わらずしっかりしてる感覚でしょう。ゴクゴク飲み干せる味わいが痛快!やっぱ休みの昼ビールは最高!。
 

 
 
 
<全体> 素朴さ極まる油そばに大胆なネギ盛!サイケでポップなナルト飾り!生玉子の艶かしさ!

 
 
 この店には、大中小で「中」という概念が抜けている?。例えば麦酒にしても、小瓶と大瓶の設定しかありません。フツー中瓶だけ置くでしょって突っ込みたくもなる。そんな感じで油そばも、並と大、そして特大という設定で、中が抜けております。だったら「大が実質的に中でしょ?」と思って大を食うとしっかり大の圧倒感で、以前遭難しかけた記憶です。
 

 
 ここを訪問する度に「なると盛」のオーダーをよく耳にします。確かに増えました。油そばって素朴で地味な麺顔イメージありますが、なると盛にするとこれが一転!。インスタ映えするのもあるのでしょうかね。そんな感じで対峙しますが・・・あゝ素晴らしきミスマッチ感!トラディショナルな王道油そば感にナルトが花畑のように重なり並びます。これには思わず笑ってしまう!。遊び心満載でどこかポップさをありありと感じてしまうほどのアピール感です!。この麺顔ゲットできただけでもありがたい!。更にネギ盛り上がりと、生玉子インの艶かしさも感じます。
 

 
 
 
<なると> 地味さに華やかな明るさ放つ花弁的ナルト!油そばにタレや麺にも相性合いまくり!

 
 なるとって蒲鉾より庶民的。魚肉の練り物でも、魚肉とつなぎ(炭水化物)の配合比が明らかに違うらしい。だからその張り具合は蒲鉾と比べれば弱めで、その分しっとりとした感覚があって好きです。どこで食っても同じ味わいなのだが・・・。
 

 
 汁そばなら出汁を吸うところですが、油そばだからそれがない。タレに絡んだなると本来の味わいを楽しみましょう。これがかなりイケますぜ。麦酒のアテとしてもナイス。だから油そばは好きなのかもしれません。
 

 
 
 
<ネギ> フレッシュさを演出する仄かな甘味と清涼苦味!ザクザク歯応えが楽しからず哉!

 
 関東の葱!アタクシ関西オリジンだから、未だに葱は青いって概念を捨てきれません。でも元来葱好き!葱星人だから、葱なら何でも好きです。就職で上京して先輩に連れてもらった焼き鳥屋のネギマで、白い葱の旨さにハマったクチです。
 

 
 まぁ・・・そんな前置きは別として、青葱では感じでない、葱の身?とも感じる内側の仄かな甘味がたまらん!。噛み締める度にザクザクと感じる歯応えも実に秀逸!。そして噛み締めた後の仄かな甘味と清涼感が、醤油ダレと麺に絡むと最高に旨し!。油そばに葱増し必須ですな!。
 

 

 
 
<麺> 多加水の中太ストレート!ヌツヌツモチモチとした明るい弾力感!ヌルッと重めなスベリ!

 
 フォルムとしては、少し肉厚でグラマス。薄い黄色めがちな多加水麺です。ほぼストレート。茹でて膨らんで丸みが強調された断面か?とても口当たりがよいです。湯切りは超完璧みたいで、タレを薄めたりする印象もありません。タレを完全に吸い込みまとわりつかせます。そのタレは、ラード系のさらっとしたオイルにじっとりとした醤油が溶けてとても香ばしい。そしてアミノ酸的旨みが溶けるような塩気がナイスで、少し出汁感がオイルと混じって甘味を感じさせます。
 

 
 味わうと密度感は低めで、序盤の熱々なタイミングでは非常にヌツヌツっとした貼りつくような明るい弾力が面白い!。常温に近づくにつれモチモチとより明確な弾みと感じますし、プツプツと前歯で千切るのが快感高まってくるイメージです。
 

 
 あゝ・・・実に生玉子との絡みが良いではないか。スーッと延びるように漆黒なタレが地肌に広がってゆくかと思うと、貼りつくように浸透してペタペタと舌に絡みつく感覚。そこに卵白の滑りが覆いかぶさり、割れた卵黄が全体に広がり、麺の地肌に絡みつく・・・そこがうまい!実に醤油ダレの味わいと潰した麺の甘味で食が進む味わいへと一気に昇華です。
 

 
 
 
<タレ> どこでも味わえそうな甘辛いライトなラードが溶ける醤油ベース!特筆するとこない所が特筆的!

 
 いわゆる町中華のイメージしやすい醤油ダレ。なのでコメントしずらい(汗)。カエシが立ち気味なれど妙にマイルドで尖りがありません。でも崇高なってな感じはしなくて、穿った言い方をあえてすればどこでも味わえそうな気がします。でもね・・・それが油そばかと。
 

 
 だいたい差別化しにくジャンルだし、王道スタイルとなれば尚のこそ。ただここが発祥の店かと思うとありがたくも感じるし、また納得のいく味わいだと感じます。ただ思いつくのは「これでいいのだ」というバカボンパパの言葉。
 

 

 
 
<チャーシュー> 脂の抜けた豚ロース肉!馴染みと安寧な旨さ!甘辛醤油ダレが周囲を包む!

 
 
 チャーシュー油そばにしようか迷ったんだが、色々トッピングを重ねると麺顔に盛りきらないかもというのでー。それにしてもやっぱりノスタルジックな肉。脂身が薄っすらと端に残るが、全体的に脂の抜けきった煮豚。これも実にオーソドックスで安心感与える肉ですね。ロース肉と思われるのが一切れ中央に鎮座。これが実はとってもに厚さがあるので、しっかりした歯応えと共に満足感も与えます。
 

 
 汁系だと出汁を少し吸い取って多少柔らかくなったりするのでしょうが、そして肉の味がシンプルでダイレクトに感じる旨さ!。これは少々意識的に噛み潰すイメージ。周囲の深く染みこんだタレ味だけで全体を美味しくいただけます!
 

 
 
 
<メンマ> 優しい味わいのフニャックチっとした歯応え!これでいいのだと感じる馴染んだ味わい!

 
 
 オーソドックスってことでしょうが、丁寧な作り込みと、なかなか酒を進ませる味わいです。辣油の味変でもまた一段と美味さを発揮します。ふにゃりとしてクチっと千切れる・・・優しい味わいのフニャックチめんま!。これもまた麦酒を進ませますな。
 

 
 
 
<味変> やっぱり定番王道の味変!辣油とお酢が定番!ビシッと武蔵野系油そばの仕上げ!

 
 そのままデフォルトでも、もちろん十分過ぎるほど旨いですが、何というか場の雰囲気に乗せられた???。開店一巡目だったから、全員常連と思われ、配膳の瞬間に皆自分好みの味変化をしてますー。通い慣れてるから、最初から好きな味って感覚でしょうか?。

 
 
 
 
<半ライス> 飲み過ぎ!食い過ぎ!とは思うが歯止めがかからぬ!残ったタレと具材で〆る達成感!

 
 あゝだめだ・・・歯止めがかからん。最終盤に丼に残ったタレと少量の具材を眺めると白飯に垂らしたくなる。追加注文すると店員さんが少し驚いた感じです。おっさん・・・麦酒飲んで食った後にまだ食うんかい?と思ったか??。
 

 
 おすすめは、残ったタレを垂らした後に、胡椒を仕上げにふりませう。この一手間が爆うま!。半ライスとしたのが悔やまれたかも。ただ食った後の達成感の後は、腹パンではち切れそうだったけどな(爆)。帰り道の長い足取りで多少のカロリー消費につながったことを願うばかり。
 

 
 
 
総じまして「やっぱ元祖!発祥!で食らう達成感と確実なる旨さはハンパなし!素朴さを楽しもう!和みの境地の油そば!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。一度は油そば以外のも食わねばと毎回頭を過ぎるのですがやっぱり毎回この一品。実はそんな思いの常連さんも多いのでは?。つまり本当に飽きの来ない味わいが惹きつけます。地元のみならずファンにもささえられ味って感覚!。最寄駅から確かに歩くがその価値ありの旨さ!激しくおススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

 

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