ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5380】麺処 源玄(東京・阿佐ヶ谷)[限定]源玄4thまぜSOBA + サッポロ赤星 〜祝4周年!阿佐ヶ谷に唸ってしまうテクニシャン拉麺店!レギュラーも激しくおすすめ!これからもよろしく!

 

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祝!4周年!

 
 時の経つのは早いもの。と言うか、旧屋号時代から馴染みがあるので、本当はもっと長い付き合いのお店。源玄ブランドになって4周年とのことで、限定メニューをいただいて参りました。ちょっとピーク時間をずらした三連休の中日の昼下がり。少々店前行列あったものの、案外早くはけて難なく入店でございます。
 

 
 ところで私、並んでると不思議とよく通行人から声をかけられるんです。大体決まって「ここ美味しいの?」ってな感じですが、今回もかなりご高齢の方からそんな質問ぶつけられます。ええ!旨いですよ!と返すと、妙に話好きな方でしゃべっているうちに、じゃあオレもここで食うかと言う流れに。元々は焼肉食うつもりだったらしいが(昼間から!?)、話が弾んでこんな感じ。年金生活してても焼肉食えるって良いよねってしみじみ・・・。
 

 
 
 
<サッポロ赤星> 直後に広がるホップの香り!濃厚なれど後味スッキリ!これぞビールと言わんばかりの苦味!

 
 ズシリとした最初のインパクトが好きだな。これぞビールって感覚なんだけど、アルコール度数そんなに高くない。そしてインパクトはある。直後に漂うホップの香りもほどほどでいい感じ。
 

 
 プレモルなどはここから華やかな香りが立つので人気高いのもわかるが、赤星の場合は後味が意外とスッキリするから、最初のインパクトほど実は重くない。だから、2杯目3杯目も同じようにうまくて楽しめるよう・・・。私にとって、たくさん飲めるビールが赤星。
 

 
 
 
<全体> この店の名作「和え玉ブラック」の発展系!黒いイメージとは裏腹なカラフルな具材展開!

 
 いわゆるブラック系とは思えぬ明るい麺顔。ブラックを象徴するタレは底にたっぷりと潜んでおり、かき混ぜる前だからこうなります。また4周年を祝うかの如し華やかな具材。まずローストビーフがのるってところに4周年記念限定の心意気を感じますね。そして黄色いパプリカとキウィの鮮やかな彩りが気分を盛り上げる。挽肉も多めだし味玉付きとあって、いわゆる特製って感じ。
 

 
 何と言っても麺が違う。手打ち中太縮れ麺。この店では珍しい?。しかも全粒配合とのことで麺好きとしては新井辛い。そしていつか「和え玉」じゃないブラック系汁なし系をガッツリ食らいたいと思ってたので、今回で念願成就でございます。
 

 
 
 
<タレ> マー油香味のインパクトとトリュフの奥深さ!ポルチーニの分厚い旨味のマリアージュ!

 
 ブラック系と言えば、濃口醤油系のカエシがイメージですが、ここのブラックタレはユニークです。香りがとても強く、しかも複雑に重なり合うイメージ。代表格としてまず。マー油の香ばしさが嫌味なく生き生きとしており、食欲をそそりまくる味わい!。そこに濃口醤油の輪郭が貼り付くようで、食欲を刺激する展開です。食えば食うほど、マー油意外の味わいがとっても深みがある!厚みがあるのに気づきます。
 

 
 そして洋風にも感じる展開もあります。それはポルチーニかと。そのオイルの旨味が染み渡っております。キノコ類の滋味がしっかり効いているので、奥深さがハンパない旨さかと。更にそれだけではない・・・トリュフオイルも滲んでる様子です。まさにカオスな旨さ!。それが、マー油と喧嘩するどころか、見事に一体化しております。かなりユニークな展開なので、ブラック好きならハマるかと。
 

 

 
 
<麺> 全粒配合の手打ち中太縮れ麺!タレに濡れて褐色!プリプリぬつぬつと口の中で弾け噛締めて旨し!

 
 いつもは細麺なのだけど、今回は珍しく手打ち中太ちぢれ麺です。店主と話していたら、最初は海老塩の汁なし系を考えていたそうだが、ブラックの方が面白いと感じたそうです。確かにそうだね。そこに溜まった漆黒のタレをゆっくり天地返しするように全体に絡めると、褐色に染まって艶めく中太縮れ麺のフォルムが妖艶ではないか。
 

 
 一通り混ぜて食うと、これまた楽しい食感。ニュルっと口元をすり抜けた後で前歯でちぎり奥歯へ運んで潰すと、プリプリと感じる食感!。そして咀嚼を重ねるとぬつぬつと変化し、ゆっくり素地の旨みを感じさせます。やがてブラックタレと十分に一体化し、マー油・ポルチーニ・トリュフの旨みと重なる・・・。至福の瞬間ですな。
 

 
 いつもなら具材と徹底的に絡めて楽しむところですが、肉と絡めたところで、麺とタレの絡み合いを素直に楽しむことに専念してしまいました。また途中でブラックペッパーなどで味変化させても面白いかと。
 

 
 
 
<ローストビーフ> 赤身の旨さをダイレクト楽しむならこれ!ブラックたれをソースのように絡めて食う!

 
 肉味の楽しさって、脂身と赤身の旨さの絡み合い。豚は脂身のイメージあるが、モモなど赤身の淡白な旨さも素敵。鶏も同様ですが、基本的にササミ以外は鶏油が少なからず絡まる旨さかと。それに対して牛はやっぱり赤身が主役って個人的には思ってます。ステーキやすき焼きの牛脂の旨さも素敵なんだが。肉味って感じるのは、牛の赤身の右に出るものはないと思ってます。そんなタイプの方なら、ローストビーフって好きなんじゃないかな?。
 

 
 肉自体は淡白で薄味。じっくり味わうタイプの肉。ソースを絡めて食らうものだが、このブラックたれの存在がこの役割を果たします。ローストビーフ食ってるだけで気分はディナー。途中でサッポロ赤星を追加しようかなとも思ったんだが・・・ビールの空瓶を並べる雰囲気の店じゃないので流石に自重です。
 

 
 
 
<他具材> 挽肉はタレを吸い全体に旨さを散りばめる!キウィは優しい酸味とフレッシュな甘味を広げる!

 
 挽肉が多めで良いね。ローストビーフを麺に絡めて味わってはみたが、やっぱりそのまま味わうことに徹する。その代わり挽肉がタレを吸い込んで全体に散らばり絡まる旨さの展開です。合挽?かは駄舌なのであしからず。豚挽肉の旨みを勝手に妄想して楽しんでました。
 

 
 またイエローパプリカとキウィは単に彩りだけではなし。こちらのご店主のセンスを感じる部分で、夏の冷やし系でもそんな記憶。素材の甘味とフレッシュさを華を添えるように陰ながら広げるような味わいを演出しますよ。特に甘味のあるようで・・・錯覚のようにも思えるような・・・そんな奥ゆかしい酸味は、ここから来るのかと思ってます。
 

 
 
 
<味玉> しっかりした味わいが深くて旨さ濃密!とろとろ卵黄はまるで濃厚ソースの如し!潰して絡める!

 
 しっかりした味付けと濃厚ソースを思わせるような卵黄のトロトロ加減!。しかも温度感が良い!。そう・・・ここの味玉は提供時に必ず温度丁寧なのです。出汁に染まり切っている上にトロットロな状態が非常によろしい!。その蕩ける卵黄はまるで飴色を超えたガーネット色!。その味わいがとてもしっかりとしており、熟成を思わせる濃密な旨さなのです!。
 

 
 そうさ!濃密トロトロ旨みなのだ!そうなれば潰して全体に絡めよう!。あゝ・・・そういう発想が、庶民の中の庶民なのだよな。卵かけご飯の発想で、レンゲであえて潰してぐちゃぐちゃにして全体に絡めてみました。だってまぜそばだから。潰して全体に絡めるなら後半がおすすめです。後半だと全体の絡み具合が濃ゆくなるので。
 

 
 
 
<追い飯> これぞ心配りってもんだね!あるだけで嬉しくなる!

 
 タレが美味すぎて!絡んだ麺が旨すぎて!ほぼ丼に残りが無くなったのに気づきヤバい・・・追い飯ができないと気づきましたが微量。それでも当然の如く追い飯コール。
 

 
 あるだけで嬉しいのよ。刻み海苔の演出がまた嬉しい。飯で〆ると達成感あるのは、やっぱりオレも日本人ですな。
 

 
 
 
総じまして「祝4周年!阿佐ヶ谷に唸ってしまうテクニシャン拉麺店!レギュラーも激しくおすすめ!これからもよろしく!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。思わず来年の5周年を期待してしまいます。ワンオペでここまでバリエーションと工夫を発揮する店は都内でも滅多にないかと!。レギュラーも高品質でどこかハートフルです。和え玉のラインナップが素晴らしい店でもあり、個人的にブラック系にハマる店。客と一対一で誠実に向き合う店のように感じまして会話が進みます。そんなところも好きなんだよなと再認識。ほんと良い店です。感謝の気持ちを伝えつつも激しくオススメ!旨しなので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 


 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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