【今週のラーメン５１３１】つばさ家武蔵境店（東京・武蔵境）焦がしにんにくラーメン＋ネギ増し　〜これはひょっとして名作限定拉麺！？力強いマー油香ばしさと豚骨醤油のガッツリコラボ！一回食っとけ極上家系拉麺！

最近ハマりつつあるこの家系

　家系はブームなのかと思いきや、すっかりそのプレゼンスを高め拡大してると思えるこの頃です。近場の武蔵家・洞くつ家と、これまでベースにしてきたわけですが、最近は「つばさ家」もすごく気になってきてる？。２月からこの店定番の限定が提供ありと言うことなので、多忙な合間に休憩時間ずらしで「焦がしにんにくラーメン」をいただいてまいりましたー。

　いやはや・・・これは個人的にハマる味わい！。こんなことならもっと早くに食っとくべきであったと振り返ってしまうほど旨し！。

＜全体＞焦がし大蒜が全体に立ち込めて色濃い家系風合い！立ち昇る湯気に滲む香ばしさ！既に目と鼻で味わう！

　おいおい！焦がしにんにくが溶け込むサンプル画像は、券売機前にあるから知ってはいたが、実物を見るとやはり迫力が違うね。全体が色濃くてインパクトがある印象です。その一方でワイルドな麺顔に、家系らしい整いも感じるかも。肉！ほうれん草！キャベツ！三つ巴のバランス感覚がいつもながらナイスです。

　丼の内側に張り付く焦がし大蒜がまたそそる！。熱々モクモクと立ち昇る湯気の中に、焦がし大蒜の香ばしさが漂い鼻腔をくすぐります。そして当然ながら、家系豚骨醤油らしい鶏油の明るさもあり、豚骨煮出しの濃厚さが滲む・・・。

＜スープ＞ちょっとびっくり！家系豚骨醤油とマー油の相性がこれ程良いとは！豚骨＆鶏エキスの濃密さに滲むパワフルな焦がし大蒜香ばしさ！

　これは本当に驚いたわ！スープの一口目の初動から旨い！と感じる味の表現。家系豚骨醤油とマー油の相性がこれ程良いとは！。ベースは家系だから、豚骨の髄を感じる風合いに、鶏エキスの混じり合うのがスタンス。更に醤油ダレがまとまる！クチの周りに微かにポタポタと貼り付くような、動物系コラーゲ感が良いね。特に豚骨の野性的な動物コクが何とも図太いのがナイスです。

　その図太い家系出汁感に、負けず劣らず焦がし大蒜の香ばしさと、キレッキレな大蒜パンチが実に痛快！。焦がし大蒜・・・いわゆる「マー油」が重厚な豚骨醤油とかっぷり四つに組むような対峙です。

＜麺＞凛々しく図太い麺線！焦がし大蒜香味に塗れ吸込む旨味！ワイルドそうでナチュラル！

　当然カタメ指定。今回は中盛でいただきましょう。そのナチュラルな物腰感が見てとれる中太麺な感覚は、まさに家系ってな風貌で、捩れやすいところがいかにも家系らしくいいね。仄かに薄黄色いところに、焦がし大蒜の黒さが貼り付きまとわりつきます。そして定番の鶏油効果もあってか光り輝いてるではないか。

　カタメな割には、時間が経つほどにナチュラルな物腰し。芯を感じることのない、麺全体でクッシリと感じさせようとする感覚が好きです。噛応え・スベリ他、ややマイルド系な固さゆえに中加水の品の良さもナイス！前歯ではスパスパと千切れて行くようで、奥歯感覚は、クッチリ、ちょいワシッと潰れる感覚？。並盛・中盛・大盛同額！。量的にもガッツリ楽しめますぜ！。

＜海苔＞家系らしく肉厚な海苔！これだけでもオカズになる旨さ！出汁に濡れても風味高し！

　海苔の旨さを外して考えられんのが家系。肉厚さと熱ダレ少なさがとっても良いですな〜。風味がよいでわ！。今回も性懲りも無く、何度も何度も何度も何度も・・・麺に巻き付けて食らいますが、海苔単独で出汁で濡らして食らっても絶品！。白飯に合うのは必定ですが、ビールにも合いそうな旨さでしょうか。

＜ほうれん草＞クタクタ加減がナイス！塩気が効いた汁を吸い込み甘味を滲ませる！

　今回は思いっきり増してみたが、痛快でそこに出汁が沁みる旨さに泣ける。この絶妙なるクタクタブリが、なぜか家系の上でなら実に旨さが水を得た魚のようにイキイキ！。

＜ネギ＞濃ゆい味わいの対策として載せたフレッシュなネギ！焦がし大蒜とのコントラストが寧ろ旨そう！

　何か載せないと気が済まなくなるのが家系ってやつ。まんまと店側の戦略にハマっているように感じなくもないが、いやいやせっかくの機会だからスルーできません。濃ゆい味わいには、フレッシュな風合いが欲しくなる。本来なら、家系ならキャベツなのでしょうが、こちらのキャベツには辛味が入るので、代替的にネギ増しという顛末です。ところがこれがまた良いね！。焦がし大蒜の香ばしさを一気に吸収して中和するが如しな旨さ！。