開店以来東京人気トップランクをひた走る若い店
開店以来、旨さゆえ人気持続で本当に行列店になってしまいましたねー。これまで行列がエグいゆえに今では「記帳方式」に変更されております。そして記帳開始の朝９時前にはそれを狙っての行列が発生してしまってる・・・。夏休みを利用して今回は未食の「醤油つけ麺」を狙ってみました。
そもそも開店当初から気持ち的にハマってメニュー制覇しようと誓うんだが、残りの醤油つけ麺にたどり着く前には超人気店になってしまってた：汗。それに元々は、軌道に乗ったら担々系などもっとメニュー展開がされるはずだったのだが、人気が出過ぎて塩と醤油で精一杯という感じですね。ま、うれしい悲鳴って状態でしょうか。今回は、特製対応＋麺大盛ということでじっくりと対峙させていただきませう！。
＜全体＞ もはやコース料理的な美しさと迫力！更に具材の質感高さ！一瞥で計り知れる旨さ！
おおお！既に知ってるとは言えやっぱり迫力感じますな。期待のハードルを超えてゆく感動！もはやコース料理といった雰囲気で、別皿の特製トッピングだけでも美しさと肉肉しさが素晴らし！そしてつけだれは深い醤油ブラウンだが、色合いに乾物系と鶏の溶け込みの深さが十分伺えます。また麺は素朴な色合いながらも美しく巻き気味に整っており、気品すら感じるプレゼンス。昆布水に浸った艶めきで煌びやかにも感じさせます。どこに視線を当てても隙なしと言った作り込みの高さで、そりゃ・・・黙ってても人気でるわなぁと見ただけで思う。
＜つけだれ＞ 醤油の微かな酸味と塩気！丸鶏の重厚円やかなエキス！乾物の深く溶込む甘味！
さて、つけだれ。まさに鶏醤油と言った分かりやすい展開。地鶏の丸鶏エキスが滲み、生揚げをはじめとするカエシ円やかさ！そして尖りのない醤油のニュアンスが見事です。醤油の輪郭には酸味を覚えた記憶ですが、意識すると周囲の旨味に隠れるような仄かさ。しかし、何といっても枯節をはじめとする魚介の深みがたまらなく良い！。まるで蕎麦つゆに匹敵しようかと思える香りと甘味がナイス過ぎます。節系も様々ブレンドを感じる風合いでして、例えば鰹以外に鯖の節風合いもある感覚。これが醤油と一体化するようで甘味甘味を高めるような展開が素晴らしきです。
＜昆布水＞ 麺を垂らすたびにつけだれに溶けゆく昆布水！出汁を含んで食らうほどに増して移ろう旨さ也！
昆布水つけ麺は、ここ１０年ですっかり定着化しましたね。慣れ親しんだ味わいのはずが、やっぱり今回もその旨さに感動！昆布水自体に味付けが微妙に施されているのでは？と邪推してしまいます。麺を持ち上げる度に、昆布水は空気と撹拌されて泡立ち、そして粘りが出そう。そして、つけだれに麺を浸す度に、つけだれに昆布水が足されてゆく展開です。じわじわとと、昆布の旨味グルタミン酸が増えてゆく・・・。食う度に旨さが増してゆく！。
＜麺１＞ 素朴な風合いで整然に整う多加水系平型ストレート麺！噛締めて仄かな甘味！昆布水の絡まる旨さ！
そんな昆布水にひたひた浸る麺がいいね。色合いは軽く全粒が打ち込まれ溶けているような滋味な色合い。素朴にも感じますが、噛み締めると小麦粉のナチュラルな甘味が染みるようです。多加水系で柔らかく品やかな腰つき。美しく揃って大きくローリングし、昆布水が隙間に絡み艶やかです。多 加水らしいモチモチした歯応えですが、弾け方はとても淡くてプツプツと歯切れるような感覚。また、昆布水やつけだれの影響も受けやすく、出汁の旨味とすぐ一体化してゆくようです。昆布水と麺に、少し薬味を添えるだけで、素地の旨さだけでも食えそうな気がするほどに・・・。
＜麺２＞ 酢橘で引き締まる風味！藻塩で生まれる甘味！すでに旨さ完成形！
柑橘系の薬味は、麺に垂らすのが私の流儀。それにしても端っこなので原形不明だが、大きさからかぼすだろうか。昆布水に支配されつつも、柑橘系の汁に、引き締められた素地の甘味は良く合います。そしてここに藻塩を少しばかり垂らす！。昆布水自体に少し味わい感じるため、もはやこの塩気だけでも麺全部食えそうです。藻塩って、塩なのにミネラルあって旨味さえ感じますね〜。
＜チャーシュー１＞ 軽く中華風スパイス香る地鶏胸肉旨し！
別皿の盛りですが、皿がお盆に乗り切らない〜。それほどご立派と言うことで。鶏豚３種のチャーシューですが、鶏はどこかの地鶏胸肉。最近このタイプだと低温調理が多いですが、炙りを軽く入れてからの低温調理？？。焼き目が入ってもしっとりした仕上がりでこれが実に旨い。下味が実にいい塩梅であるだけでなく、少し中華系のスパイス感が滲むようなイメージがいいね。それに全くもっと柔らかく、解れるように繊維質が千切れるのがナイスです。昆布水に絡むつけダレとの相性も抜群。
＜チャーシュー２＞ ガリシア栗豚？備長炭の遠赤と香りが染みるロースとばら肉！
店の蘊蓄書きには、ガリシア栗豚とありました。ググるとスペイン産の栗食わせた豚らしい。何と贅沢。この豚を２種の備長炭炙りで仕上げます。まずロースは、吊るし炙りのようなタイプで実に香ばしい旨さ！肉自体も少し飴色っぽく仕上がっており、嗚呼、ここに酒があったらなんて強く欲してしまいます。噛み締めるほど、豚の旨さに燻しの旨さが鼻腔を駆け巡る〜。
そしてばら肉がナイス！。脂が焦げて香ばしく、溶けた旨味は赤身に浸透。トロトロな仕上がりで口の中に入れた瞬間に甘味と香りが爆発的に広がり、脳天にまで広がるかの如し！。これだけは無限大に食えそうな気がする。酒にも合うが飯にも合いそうなオールマイティな旨さですわ！。やはりせっかく来たのなら、特製で肉増しは見逃せませんな。
＜ワンタン＞ 海老＆豚挽肉の２種雲呑！心地良い歯応えと滑らかな喉越し！
以前食した特製の【塩】では、つけダレが具沢山大たのですが、今回の特製【醤油】は、別皿具沢山でつけダレはシンプルに雲呑のみと言う構成に変わってました。しかし流石は人気店の豚＆海老２種雲呑。肉餡が大きく皮ヒレも肉厚で食べ応えあり。箸でもしっかり摘め、プリッとした餡の食感とつるん！とした滑らかが最高です。
豚挽肉餡のは、シンプル塩胡椒。粗さは少なく肉団子のような食感でを楽しませてくれます。肉餡を噛み潰すとき、出汁が染み込んだ皮の旨さが感じ取れる。また海老餡は、芝海老がしっかりプリっとした食感で楽しませてくれる。ふわっと皮が破れて歯が海老の剥き身を噛み潰すのが快感です。出汁をしっかり吸収し切った皮はツルツルトロトロ！喉奥へと落とし込んで愉悦に浸るばかり。
＜味玉にハズレなし！＞ 整った半熟仕上がりに深く染み入る出汁感！濃密なコク深さに甘味と塩気のハイバランス！
絵になるねぇ〜、単に割っただけなのに。少し小ぶりの味玉で、白身がやや少なめ薄めです。そこに深く出汁が浸透してますが、浸透のグラデーションが輪文様に見える。そして卵黄も同様で、薄く固茹でっぽい部分からハードジュレっぽい部分に広がり、そして中心部がトロトロで、核は生っぽい。綺麗ですね。味わうと出汁の深みあるマチュアな甘味が広がるが、塩気もいい塩梅。なかなか酒にも合いそうな仕上がりがナイス！。やはり味玉もハイスペック！。
総じまして「味わい豊かで完成度の高さピカイチ！そりゃ流行るわぁ〜・・・次なる高みに早や期待！」
・・・と言う感動の嵐！。もう暫くは、この超人気っぷりは続くでしょうが、行列回避の記帳予約制なので、休日利用でいかがでしょう？。カップルなど仲間内でも使い勝手良いはず。今東京で注目のハイパフォーマンスつけ麺！激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
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